月別アーカイブ: 2024年7月

第22回 American Cadaver Training(佐藤貴洋)

2024年7月11日と12日の2日間,アメリカオレゴン州ポートランドにあるAcumed本社で,新鮮肢体を用いたCadaver Trainingに参加しました.この上肢のCadaver Trainingには,AculocやAcutrackを提供するエム・シー・メディカルからお招きいただき,伊藤博紀先生のおかげで秋田県から2枠も確保していただけました.この場を借りて伊藤先生に感謝申し上げます.

補欠枠も含めて秋田からは湯浅悠介先生,中西真奈美先生と私の3人で参加しました.

カダバーコースの第一関門は,無事にポートランドに到着することでした.僕は湯浅先生とリーズナブルな便で,中西先生は少し贅沢な便で移動しました.中西先生は初の海外1人旅でしたが,様々な困難を乗り越え無事ポートランドに到着しました.到着した中西先生はまた一つ成長していました.

コースでは1日目には橈骨遠位端骨折,TFCC損傷など手関節周囲の外傷,2日目には上腕遠位端骨折,橈骨頭骨折など肘関節周囲の外傷について学びました.講師は岡山済生会総合病院の今谷潤也先生と済生会下関総合病院の安部幸雄先生でした.実際の骨にプレートを当てたり,TFCCを修復したり,人工橈骨頭も経験しました.また講師の先生方のデモンストレーションがあり,日本を代表するトップナイフのメス捌きを間近に見ることができ貴重な経験でした.

Free timeもたっぷり設けられており,手術中に気になっていた解剖をとことん追求することができました.湯浅先生は皮弁を上げるなど先輩らしい時間の使い方をしていました.

夜には3回の会食が用意され,他の参加者とコミュニケーションを深めることができました.同期や年齢が近い方々が多く参加しており,大きな刺激を受けました.私はあまり積極的に話せるタイプではありませんが,湯浅先生や中西先生のおかげで多くの方と交流を深めることができました.

今回の経験は非常に貴重で,今後の臨床に活かしていきたいと思います.最後に,私を海外出張に送り出してくれた相澤先生,三田先生,阿部先生に深く感謝いたします.

第35回秋田県ボディビル選手権大会(浅香康人)

当講座の筋肉担当、浅香です。7月15日に男鹿市民文化会館で開催された第35回秋田県ボディビル選手権大会に出場しました。秋大整形が誇る巨匠、齊藤英知先生が腕を振るって横断幕を書いてくださり、気合十分で挑みました。結果は昨年、一昨年に続いて優勝。3年連続でミスター秋田の称号をいただくことができました。

最近私がボディビルをやっていることが浸透してきたのか、患者様に声をかけていただく機会が非常に多くなってきました。私が体作りを頑張ることで、患者様にもリハビリを頑張っていただけたり、前向きな気持ちになっていただけたりと良い影響を与えることができれば大変うれしく思います。

今回の結果を糧に、臨床・研究・鍛錬に一層打ち込んでいきたいと思います。こんな私を温かく支えてくださる医局の皆様には深く感謝申し上げます。

「整形外科縫合実習を開催しました」( 湯浅 悠介)

​2024年7月4日豚足を使った縫合実習を行いました。本会には多くの医学生、研修医、そして救急科の先生にご参加いただきました。まず初めに赤川学先生から特殊な縫合糸であるSTRATAFIXを用いた皮下縫合をデモンストレーションしていただきました。縫合時の気をつけるべきポイントも丁寧に解説していただき、私自身も非常に勉強になりました。その後、私が単結節による皮下縫合のデモンストレーションを行いました。

参加された先生方には、豚足に切開を加えていただき、STRATAFIXによる連続皮下縫合、単結節による皮下縫合を練習していただきました。ありがたいことに、縫合に関して多くのご質問をいただき、活気のある実習となりました。後半は、プレートを皮下に置き、テンションがかかった状態での皮下縫合、そして豚足内にある腱を用いた腱縫合の練習も行いました。

今後も整形外科ハンズオンを企画していきたいと考えておりますので、多数のご応募お待ちしております!

令和6年 書友展<特別部門> 優秀賞(中西真奈美)

令和6年 書友展<特別部門> 優秀賞(中西真奈美)

書友社が主催する令和6年度の書友展にて、福禄寿酒造協賛の特別部門にて優秀賞を頂きました。課題は福禄寿酒造の看板商品である「一白水成」です。白い米と水から成る一番旨い酒、という意味が込められたお酒だそうです。本部門の最優秀賞に輝くと、自らの作品が一白水成の限定ラベルとなり四合瓶で贈呈されるということで、当教室の書道部も奮って参加しました。

5月12日日曜日の朝から3時間1本勝負にて、宮腰教授をはじめ英知部長や河原木先生、遠く鷹巣の地から貴洋先生にも参加して頂き、思い思いの「一白水成」をしたためました。

先日7月3日に選考結果の発表があり、惜しくも当教室書道部は最優秀賞の四合瓶ラベルには届かなかったものの、私が優秀賞を頂くことができました。他にも優秀賞の方が沢山いらっしゃいましたが、全国津々浦々から応募があることに驚きでした。英知部長に選んで頂いた一枚での受賞、非常に嬉しく思います。

これからも整形外科書道部として、メスを握るように筆を思い思いに走らせ、素敵な作品をみんなで作っていけたらと思います。次回こそは目指せ四合瓶ラベル!ですね。