大曲厚生医療センターで初期研修中の泉準先生が入局の挨拶にきてくれました
これからの泉先生のご活躍を楽しみにしております
大曲厚生医療センターで初期研修中の泉準先生が入局の挨拶にきてくれました
これからの泉先生のご活躍を楽しみにしております
2024年8月21~25日にシンガポールで開催されたAsia-Paciffic League of Associations for Rheumatology Congress (APLAR) 2024へ参加してきました。 メンバーは、柏倉剛先生、櫻場乾先生と私の3名です。AORAの海外学会参加は、2012年のヨーロッパリウマチ学会(EULAR)に始まり、アメリカリウマチ学会(ACR)やAPLARにも継続して参加していましたが、2019年を最後にコロナ禍となり参加が途絶えていました。最近はその影響も落ち着き、国内学会も現地開催に戻っておりますが、そろそろ海外学会活動も再開させようと考えて演題を出すことにしました。
今回AORAからはポスターで2演題が採択されました。私は学会3日目のポスターセッションで、膝の単関節炎から発症し、多関節炎に変化した症例のリスク因子を調べた内容の「Risk Factors of Transition from Monoarthritis to Polyarthritis of the Knee 」という演題を発表してきました。 会場にはアジアの様々な国からの参加者がおり、タイや中国からの参加者とも質問などコミュニケーションを取る機会もありとても刺激になりました。学会全体で感じたのは、乾癬性関節炎や強直性脊椎炎などの脊椎関節炎のセッションが、関節リウマチと同等もしくはそれよりも多いということでした。体軸性脊椎関節炎にはCRPが上昇していない症例もあり、そのようなケースでは治療効果が出るバイオ製剤が、CRPが高い症例とは異なってくるとのことでした。今後はその分野の勉強も必要と感じました。
今回の海外学会活動の再開をきっかけに、今後は若い先生たちと一緒にEULARなどに演題を出せるよう、研究、臨床を頑張りたいと思います。
最後に、学会不在中の診療の支援をして頂いた大学医局の先生方、各病院の先生方に深謝いたします。
令和6年8月31日ホテルマイステイズプレミア札幌パークにて第13回秋田・札幌整形外科合同セミナーが開催されました。今年は札幌での開催となりましたが、札幌医科大学の先生方には大変お世話になりました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
一般演題では、秋田大学からは、秋田厚生医療センターの原田俊太郎先生から「未治療糖尿病に発生した距舟関節感染にCLAPを併用した1例」を、秋田大学の村田昇平先生から「単純X線による内側半月板逸脱」をご講演いただきました。また、札幌医科大学からは、花香恵先生から「手指変形性関節症における機能評価とX線学的検討」を、岡田葉平先生から「Kinematic Alignment TKAの靭帯バランス」をご講演いただきました。どの先生の講演も日々の診療の知見を取り組んだ発表で、大変勉強になりました。
教育研修講演1では秋田大学の白幡毅士先生から「手外科医による重度四肢外傷治療」に関してご講演いただきました。現在の素晴らしい治療成績だけでなく、ご担当された初期の症例も提示いただき、今の先生の診療体制がどのように確立されていったか歴史を知ることができました。これからも先生の技術や患者さんに対する姿勢を学ばせていただき今後の診療に活かしていきたいと思います。
教育研修講演2では、札幌医科大学の森田智慶先生から「脊髄損傷に対する新たな治療選択―骨髄間葉系細胞治療法の現状と展望―」についてご講演をいただきました。スライド中に見せていただいた動画には大変感銘を受けました。今後、骨髄間葉系細胞治療法が普及することで、脊髄損傷の患者さんの希望が増えるのではないかと思いました。この分野が、これからさらに発展するといいですね。
会の終了後は、札幌医科大学の先生方に全体懇親会を開催していただきました。筆者は初めて参加させていただきましたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。札幌医科大学には筆者の母校出身の先生も多く在籍されており、青春時代を思い出して懐かしくなりました。ラ・サールファミリー最高です!これからもこのような素晴らしい交流を続けれるように、日々の臨床や研究を頑張ろうと思います。
来年は秋田での開催になります。秋田大学と札幌医科大学の交流がますます発展するような、素晴らしい会を開催しましょう!来年もよろしくお願いいたします。