このたび、整佑会会員の遠藤博之先生が、令和6年5月1日付で、地方自治において顕著な功績を挙げられた方に贈られる「瑞宝双光章」を受章されましたことを、謹んでご報告申し上げます。
遠藤博之先生は、本県の障害児療育の基盤を築かれ、その後、長年にわたりご尽力されました。
遠藤博之先生のさらなるご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。
このたび、整佑会会員の遠藤博之先生が、令和6年5月1日付で、地方自治において顕著な功績を挙げられた方に贈られる「瑞宝双光章」を受章されましたことを、謹んでご報告申し上げます。
遠藤博之先生は、本県の障害児療育の基盤を築かれ、その後、長年にわたりご尽力されました。
遠藤博之先生のさらなるご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。
2024 年 10 月 19 日(土)あきた芸術劇場ミルハスにて、現地とzoomのハイブリッド開催で第80回秋田県整形外科医会が執り行われました。
今回は第80回の記念大会ということもあり、当講座の各グループより、過去5年間における業績や論文の紹介、アピールポイント、今後の展望について報告 がありました。
各グループの発表の後には全体討論が行われ、若手育成やリクルートの課題、論文執筆などに関して討論が交わされました。
教育研修講演Ⅰでは名古屋市立大学大学院医学研究科 整形外科学 主任教授 村上 英樹 先生より、「 脊椎転移に対する根治的手術の適応と進歩~骨粗鬆症性骨折と病的骨折の鑑別も含めて~ 」についてご講演頂きました。腫瘍脊椎骨全摘術:TESについてのについての症例を中心に、鑑別の難しい骨粗鬆性椎体骨折と病的骨折の鑑別のポイントなどについてもご講演頂き大変勉強になりました。
教育研修講演Ⅱでは山口大学大学院医学系研究科 整形外科学 教授 坂井 孝司 先生より、「 特発性大腿骨頭壊死症の疫学・診断・治療 」についてご講演頂きました。診断や鑑別が難しい特発性大腿骨壊死症について症例を交えながら疫学や診断基準のポイントなどについて分かりやすくご教授いただきました。
2024年10月11日〜13日に石川県金沢市(石川県立音楽堂、金沢市アートホール、金沢市文化ホール、北國新聞赤羽ホール、金沢駅もてなしドーム地下広場)で第26回日本骨粗鬆症学会(北陸大学 三浦雅一会長)が行われました。
学会では、宮腰教授のシンポジウム、ランチョンセミナーを始め、たくさんの秋田大学の先生方の発表があり、秋田大学の骨粗鬆症研究に対する勢いを感じました。教授のシンポジウムでは座席が埋まり、立ち見がたくさんいるほど大盛況でした。私は3日目のポスター発表でしたが、地元での開催とのこともあり、いつもの通学路であったもてなしドームでの発表はとても感慨深かったです。
初日の夜には同門会も行われ、宮腰教授や本郷先生、粕川先生をはじめとした大学の先生方、関連病院の先生方、看護師さん、薬剤師さんや理学療法士さんたくさんの方に参加いただき、交流を深めることができました。医師だけではない会食は日本骨粗鬆学会ならではであり、秋田での骨粗鬆症への取り組みの一体感を感じることができる会でした。
来年は千葉での開催となるようなので、より良い発表ができるように準備をしていきたいです。
2024年10月7日から11日にかけて、オーストラリアのブリスベンで開催されたISOLS 2024 (International Society of Limb Salvage) に参加してきました。この学会は、骨軟部腫瘍や四肢再建に関する最先端の研究や治療法を共有する場となっています。
今回、私にとっては初めての国際学会参加でした。大学院での基礎研究テーマについて発表する機会をいただき、世界各国の先生とともに、新しい知見を学ぶことができました。これまでに経験したことのない症例や最新の研究に触れることができ、大変充実した時間を過ごしました。
さらに、オーストラリア在住のフランス人と現地で友人となり、学会の合間には野生動物がみられるスポットに案内してもらいました。実際に間近で野生のコアラやカンガルー等の動物達をみることができ、貴重な経験をすることができました。
今回の経験を糧に臨床研究にも力を入れ、秋田での成果を国際的に発信していきたいと思います。
中通総合病院で初期研修中の山崎匠先生、山羽健士郎先生が入局の挨拶にきてくれました
山崎先生
山羽先生
これからの山崎先生、山羽先生のご活躍を楽しみにしております
2024年10月5日~6日に日整会親善サッカー大会東北予選が秋田で開催されました。秋田大学は、コロナ感染時期の活動中止などもあり、実に6年振りの参加となります。今年は6大学が参加し、トーナメント形式で2日間に分けて試合が行われました。
秋田大学は、組み合わせの結果2日目からの参戦となり、勝ち上がってきた弘前大学と試合です。
結果は・・・0-8の大敗でした・・・。戦力差を痛感しました。初参加の間杉先生、長岡先生がゴールの匂いをするプレーをみせてくれたので、今後に期待です。
大敗したものの、秋晴れの中、芝生の上でサッカーをやれたのは非常に楽しかったです。新戦力の加入を願いつつ、来年も頑張りましょう!!
第73回東日本整形災害外科学会参加報告(東條元旗)
令和6年9月27日、28日にザ・プリンス箱根芦ノ湖にて開催された東日本整形災害外科学会に初めて現地参加させていただきました。当教室からは宮腰教授、本郷教授、粕川准教授、野坂准教授をはじめ多くの先生が参加しておりました。東日本整形災害外科学会といえば駅伝大会と言うことで秋田大学も昨年に引き続きエントリーをしておりました。惜しくも優勝とはなりませんでしたが16チーム中6位と上位入賞となりました。ランナーの皆さん、早い時間から本当にお疲れ様でした!
各セッションは一般演題・アウォードセッション共に非常に盛り上がっておりましたが特に若手優秀演題アウォードセッションは表彰されると言うこともあり、演題内容・発表・質問がどれも気合の入った内容となっておりとても見応えのあるセッションだったなと感じました。今回は残念ながら当大学からの受賞はありませんでしたが、応募条件は「35歳以下の未専門医」とのことでしたので自分も含め若手の先生は受賞を1つの目標にして学会に参加するのもアリなのではないでしょうか?
そして教育研修講演会2では当教室の宮腰尚久教授が「整形外科の観点から臨床上の問題を解決するための骨組織学研究」という内容でご講演されました。私は自分の発表の時間と重なってしまい拝聴することは叶いませんでしたが、宮腰教授は講演の中で来る2026年第75回東日本整形外科学科(秋田開催)について触れ、秋田の魅力を存分にアピールされたと伺っております。2018年開催以来8年ぶりの秋田開催ということで秋田の魅力・秋田大学整形外科の魅力を伝えられると思うととても楽しみですね!
大曲厚生医療センターで初期研修中の泉準先生が入局の挨拶にきてくれました
これからの泉先生のご活躍を楽しみにしております
2024年8月21~25日にシンガポールで開催されたAsia-Paciffic League of Associations for Rheumatology Congress (APLAR) 2024へ参加してきました。 メンバーは、柏倉剛先生、櫻場乾先生と私の3名です。AORAの海外学会参加は、2012年のヨーロッパリウマチ学会(EULAR)に始まり、アメリカリウマチ学会(ACR)やAPLARにも継続して参加していましたが、2019年を最後にコロナ禍となり参加が途絶えていました。最近はその影響も落ち着き、国内学会も現地開催に戻っておりますが、そろそろ海外学会活動も再開させようと考えて演題を出すことにしました。
今回AORAからはポスターで2演題が採択されました。私は学会3日目のポスターセッションで、膝の単関節炎から発症し、多関節炎に変化した症例のリスク因子を調べた内容の「Risk Factors of Transition from Monoarthritis to Polyarthritis of the Knee 」という演題を発表してきました。 会場にはアジアの様々な国からの参加者がおり、タイや中国からの参加者とも質問などコミュニケーションを取る機会もありとても刺激になりました。学会全体で感じたのは、乾癬性関節炎や強直性脊椎炎などの脊椎関節炎のセッションが、関節リウマチと同等もしくはそれよりも多いということでした。体軸性脊椎関節炎にはCRPが上昇していない症例もあり、そのようなケースでは治療効果が出るバイオ製剤が、CRPが高い症例とは異なってくるとのことでした。今後はその分野の勉強も必要と感じました。
今回の海外学会活動の再開をきっかけに、今後は若い先生たちと一緒にEULARなどに演題を出せるよう、研究、臨床を頑張りたいと思います。
最後に、学会不在中の診療の支援をして頂いた大学医局の先生方、各病院の先生方に深謝いたします。
令和6年8月31日ホテルマイステイズプレミア札幌パークにて第13回秋田・札幌整形外科合同セミナーが開催されました。今年は札幌での開催となりましたが、札幌医科大学の先生方には大変お世話になりました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
一般演題では、秋田大学からは、秋田厚生医療センターの原田俊太郎先生から「未治療糖尿病に発生した距舟関節感染にCLAPを併用した1例」を、秋田大学の村田昇平先生から「単純X線による内側半月板逸脱」をご講演いただきました。また、札幌医科大学からは、花香恵先生から「手指変形性関節症における機能評価とX線学的検討」を、岡田葉平先生から「Kinematic Alignment TKAの靭帯バランス」をご講演いただきました。どの先生の講演も日々の診療の知見を取り組んだ発表で、大変勉強になりました。
教育研修講演1では秋田大学の白幡毅士先生から「手外科医による重度四肢外傷治療」に関してご講演いただきました。現在の素晴らしい治療成績だけでなく、ご担当された初期の症例も提示いただき、今の先生の診療体制がどのように確立されていったか歴史を知ることができました。これからも先生の技術や患者さんに対する姿勢を学ばせていただき今後の診療に活かしていきたいと思います。
教育研修講演2では、札幌医科大学の森田智慶先生から「脊髄損傷に対する新たな治療選択―骨髄間葉系細胞治療法の現状と展望―」についてご講演をいただきました。スライド中に見せていただいた動画には大変感銘を受けました。今後、骨髄間葉系細胞治療法が普及することで、脊髄損傷の患者さんの希望が増えるのではないかと思いました。この分野が、これからさらに発展するといいですね。
会の終了後は、札幌医科大学の先生方に全体懇親会を開催していただきました。筆者は初めて参加させていただきましたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。札幌医科大学には筆者の母校出身の先生も多く在籍されており、青春時代を思い出して懐かしくなりました。ラ・サールファミリー最高です!これからもこのような素晴らしい交流を続けれるように、日々の臨床や研究を頑張ろうと思います。
来年は秋田での開催になります。秋田大学と札幌医科大学の交流がますます発展するような、素晴らしい会を開催しましょう!来年もよろしくお願いいたします。