月別アーカイブ: 2025年8月

第11回 秋田県関節鏡・膝・スポーツ整形外科研究会(河原木剛)

2025年8月23日(土)、秋田市民交流プラザALVEにて 「第11回 秋田県関節鏡・膝・スポーツ整形外科研究会」 が開催されました。今年も多くの先生方にご参加いただき、活発な議論が交わされました。

研究会の前には、若手向けのハンズオンワークショップが行われました。多数の研修医や新進気鋭の若手整形外科医が参加し、「肩関節鏡手術」「膝関節鏡手術」「膝周囲骨切り術」「人工膝関節置換術」の4つのブースに分かれて手技を学びました。実際の手術器具を手に取りながら、解剖や適応、手技のコツをエキスパートの先生方から直接指導いただきました。若手の先生方は関節鏡や変性疾患の手術に触れる機会がまだ限られていると思いますが、このワークショップをきっかけに関節手術の面白さを知っていただけたら嬉しいです。そして、ぜひ膝関節外科・肩関節外科・スポーツ整形外科の道を目指してみませんか!?

ワークショップのあとは休憩を挟んで研究会が開催されました。前半は能代厚生医療センターの塚本泰朗先生から「内側半月板変性断裂の治療戦略」について、診断方法から痛みを伴う半月板損傷の特徴、さらにはバイオメカニクスのデータも交えてご講演いただきました。治療選択に迷うことが多いテーマだけに、大変実践的で学びの多い内容でした。

後半は秋田大学の赤川学先生から「Kinematic Alignment UKAの最前線」と題して、基礎的な解説から最先端の知見まで、さらにフランス・ボルドーでの留学経験も交えてお話しいただきました。「勇気を持って一歩踏み出す大切さ」というメッセージは、臨床だけでなくキャリアを考える上でも強く心に残りました。

特別講演では、兵庫医科大学の中山寛先生に「新時代のAKO ―Sagittal & Axial―」と題してご講演いただきました。膝周囲骨切り術(AKO)の第一人者である中山先生から、治療適応・手技・後療法まで幅広くご紹介いただきました。変形性膝関節症だけでなく、前十字靱帯再断裂や膝蓋骨脱臼に対する矯正手術についても解説いただき、まさに目から鱗の内容でした。

研究会後の懇親会では、焼肉を囲みながら深夜までAKO談義で盛り上がり、翌24日(日)の朝はなんと中山先生と一緒に秋田市内をランニング!秋田駅から大学、千秋公園、齊藤英知先生邸まで巡る約11kmのコースを走り切りました。私は久々のランニングで必死に食らいつき、翌朝は全身の痛みで起き上がるのが大変でした…。

学びあり、交流あり、そして体力勝負もありの2日間。中山先生には心から感謝申し上げます。秋田までお越しいただきありがとうございました!

今年も、研究会を通じて多くの学びと交流の機会をいただきました。ご参加いただいた先生方、共催いただいた皆様、大変ありがとうございました。
来年も一緒に、関節外科の勉強と交流と、ぜひ多くの若手の先生方にご参加いただければと思います!

2025年夏 甲子園帯同(石垣佑樹)

第107回全国高等学校野球選手権大会(@阪神甲子園球場)が開催され、今年の秋田県代表としては、昨年度に続き2年連続8回目の出場となる金足農業高等学校が出場されました。当院(秋田大学医学部附属病院整形外科)からは、サポート業務の一環として帯同ドクターを派遣し、本年度は森下・石垣の2名が参加いたしました。

大会期間中は、選手の練習やケアに同席し、選手のコンディションについてチームスタッフや、同じく帯同されていた理学療法士の方々と意見交換を行う貴重な機会をいただきました。普段は診察室で患者様を診ることが多い私たちにとって、現場でのコンディショニングの雰囲気を肌で感じることができ、大変勉強になりました。

また、金足農業高等学校―沖縄尚学高等学校(沖縄県代表)の試合も観戦させていただきました。試合は0−1で惜しくも敗れましたが、手に汗握る熱戦であり、選手の皆さんの全力のプレーに胸を打たれました。この経験を糧に、金足農業高等学校のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。

短い期間ではありましたが、帯同ドクターとして参加し、大変貴重な時間を過ごさせていただきました。今後も機会があれば、ぜひ再び参加させていただきたいと思います!

(下記に掲載した写真は金足農業高等学校に許可をいただいて使用しております)

開会式での金足農業の行進

ケア中の理学療法士の先生方

惜しくも敗れてしまいましたが、素晴らしい試合でした!!

宮腰教授と齊藤先生が令和7年 書友展で優秀賞に選出されました!

書友社が主催する令和7年度の書友展ですが、今回の特別部門のお題は福禄寿酒造の「桜名月」でした。当教室でも6月14日に書道会を開き、秋田大学整形外科として団体で応募しておりました。

8月8日に結果発表があり、宮腰教授と部長の齊藤先生が見事、優秀賞に選出されました!

今回のお題は一見簡単なようでいて、字体や全体のバランスなど非常に難しかったように感じましたが、お二方とも味のある桜名月をお書きになられました。昨年に引き続き、ラベルに印字される最優秀賞まであと一歩!というところでしたが、初の二名選出でもあり、秋田大学整形外科書道部が盛り上がってきているなと感じています。また、ご参加いただいた皆様も大変ありがとうございました。

優秀賞作品は、作品集へ掲載されます。

また、9月13日(土)~15日(月)の期間に秋田県立美術館で展覧会が開催予定で、こちらは応募した全作品が展示されます。ぜひ皆様、会場に足をお運びください(^_^)

宮腰教授、齊藤先生 この度は誠におめでとうございます!

竿燈まつりに参加しました!

2025年の秋田竿燈まつりは、8月3日~6日に開催されています。第3日目となる8月5日、秋田大学竿燈会に整形外科講座として宮腰教授と実験室助手の嘉藤あかねさんが参加いたしました!

嘉藤さんは今年から竿燈に初参加、とのことでしたが、この酷暑の中で練習にも連日参加し、本番もとても楽しんで参加できたとのことでした。宮腰教授も例年ご参加されていますが、今年もビシッと決まった法被姿で秋田大学竿燈会を盛り上げて頂きました。

来年以降も整形外科講座として竿燈会に参加できればと思います!お疲れ様でした。