平成29年8月24日~25日に札幌で開催された第51回日本側弯症学会に参加して参りました。秋田からは本郷道生先生、三澤晶子先生、工藤大輔先生、私がポスターで採択され、飯田純平先生が口演で採択されました。本学会は、ポスター・発表スライドは英語で記載するように指定され(発表は日本語でok)、国際学会を意識してか、口演の発表形式は5~8人ずつ発表して、発表者は壇上にならび、最後にまとめて質問を受けるという、日本ではあまり見ないスタイルでした。口演の飯田先生は、普段と異なる雰囲気でさぞ緊張するかと思いきや、今春の日本脊椎脊髄病学会でのシンポジストの経験からか、緊張するそぶりもみせず、「3次元筋骨格モデルによる骨盤傾斜を伴う高齢女性の立位・歩行時の脊椎・骨盤・下肢矢状面アライメント評価」について堂々と発表していました。後輩ながらさすがです!!
学会では、思春期特発性側弯症の手術や評価方法を中心に、側弯症検診のための新たなスクリーニング法、早期発症側弯症の手術方法、成人脊柱変形の病態や疫学・手術法についての演題が多くみられました。思春期側弯症に関しては、自ら外来でfollowする機会がないため、知識がまだ浅く、発表内容も難しく感じましたが、これを機会にもっと勉強していければと感じました。