第40回東日本手外科研究会(中西真奈美)

2026年2月11日、宮城県の仙台国際センターにて第40回東日本手外科研究会が開催されました。会長は仙台医療センターの鳥谷部荘八先生で、研究会のテーマは「体験する手外科~知と体験の架け橋~」です。千馬先生会長のもと秋田で開催した第37回研究会から3年ぶりに東北での開催となりました。

秋田からはAHGメンバーの先生方に加え、今回が学会発表初という専攻医の原田拓海先生にも参加して頂きました。第1中手骨骨折に対するICHI Fixatorの有用性に関する口演でしたが、初めてとは思えないほど堂々と発表されている姿が印象的で、質疑応答も的確に答えており、完璧でした!

シンポジウム「歴代会長のライフワークを体験してみる」では、千馬先生が「遅咲きの手外科医」と題して講演されました。新潟手の外科研究所で研鑽を重ねた日々と、秋田に戻られてから現在に至るまでの苦労、業績の数々…普段顔を合わせてもなかなかお聞きできない内容を新鮮な思いで聴くことが出来ました。

自分は今回、「手指スプリント短時間作製法」というハンズオンセミナーに参加致しました。常葉大学作業療法学科教授である奥村修也先生が講師を務められ、熱可塑性樹脂を用いた母指対立スプリントとマレット指スプリントの作製方法を学びました。デモンストレーションで奥村先生はササッと作ってみせるのですが、いざ自分で作るとピタッとフィットさせるように作製するのがなかなか難しく、作業療法士の先生方の日頃の苦労を体感致しました。医師自ら作製できるようになることも重要と感じました。

盛況の中研究会は無事に終了し、AHGの先生方も座長に口演にと各所でご活躍され、とても良い会であったと思います。 来年の第41回研究会は東京で開催予定となっています。現地の熱いディスカッションに参加できるよう、明日から再び研鑽を重ねていきたいと思います。