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整形外科ハンズオンセミナー開催報告 

2022年5月28日(土)に、秋田大学6年生(CC2)の皆さんを対象とした整形外科ハンズオンセミナーを開催しました。

ボーンモデルを使用し、実際のプレート固定(ラグスクリュー+中和プレート)を体験いただきました。

皆さんとても手際よく、後半にはどんどん自分でドリリング、スクリューイングができていて、才能を感じました。

なかなか実習が出来ず、学生の皆さんには辛い時期ではありますが、このような機会を通じて整形外科の楽しさを実感していただけたかと思います。

今後は研修医の先生なども対象に、定期開催していきたいと思いますのでご興味のある方はぜひご参加ください。

第95回日本整形外科学会学術総会(佐藤貴洋)

 2022年5月19日~22日の期間で日整会が開催されました.3年振りの現地開催とのことで会場は多くの参加者で賑わっていました.私は日曜日に発表がありましたので土曜日に現地入りして会場を散策していました.私自身コロナ渦のため整形外科医となってから初めての学会参加でした.そのため,展示ブースや一般口演などが連れてきてもらっていた研修医時代よりも非常に刺激的な時間でした.機械展示コーナーではリハビリテーション関連の新しい機械をみたり,ウォーターベッドでくつろいだりしていました.研修医時代とは違い,気兼ねなく展示コーナーを楽しめました.また,一般口演では他大学でどういう研究をしているのか,どういう風に発表に持ってきているのかが分かり今後の研究のモチベーションに繋がりました.

 私の発表は22日の朝8時でした.そのためアイランド内の近くのホテルを予約しようと思っていたのですが.誤って六甲アイランドのホテルを予約していました.(アイランド違いで片道1時間弱かかりました)朝5時に起きて準備をして何とか8時に合わせて会場内に到着できました.久々の現地開催だと都会で道に迷ったりもして大変ですね….次回は気を付けます.ということで,長距離の電車,バス移動をしたのですが,街には活気が戻ってきていましたね.秋田と同じ国とは思えない….

 残念ながらまだ同門会は開催できませんでしたが,近い将来また医局のメンバーで気兼ねなく行くことができる日を心待ちにしています.スポーツ関連行事も再開したらすぐに参加できるよう心も身体も精進していきたいと思います.

第75回秋田県整形外科医会(小滝優平)

2022年5月7日、オンラインにて第75回秋田県整形外科医会が開かれました。

一般演題から4題、Young Doctors Sessionから11題の発表がありました。各発表に対して非常に白熱したdiscussionが交わされました。Young Doctors Session最優秀演題賞は、「脆弱性骨盤輪骨折(FFPs)のプロトコルに沿った治療戦略」について発表された、大曲厚生医療センター岩本陽輔先生が受賞されました。

その後、教育研修講演1として、順天堂大学大学院医学研究科 整形外科・運動器医学主任教授石島旨章先生より「早期変形性膝関節症―病態に則した治療の実現を目指した現状と展望―」と題しご講演いただきました。K/L分類0、1に分類される早期変形性膝関節症の病態プロセスについて最新の知見を交えて分かりやすくお示しいただき、その治療方針についてご教示いただきました。今後いかに活動性を保ちながら、膝関節への過剰な力学的ストレスを回避させていくかという事が課題なのだと感じました。

教育研修講演2として、信州大学医学部運動機能学教室教授髙橋淳先生より「信州から世界に発信した側弯症の新知見」と題しご講演いただきました。側弯症について、多彩なデータ・エビデンス用いて具体的にお示しいただきながらご説明いただきました。また信州大学より世界へ発信された「S-line, Modified S-line」についてもご教示いただきました。自分の娘に手術するなら、という考えのもと、より低侵襲・低被ばくな手術計画・手術方法を生み出した先生方の功績に非常に感銘を受けました。

一般演題・教育研修講演とも大変勉強になる発表・ご講演でありました。本日学んだことを明日からの診療に役立てて、精進していきたいと思います。

第51回日本脊椎脊髄病学会学術集会 (木村竜太)

2022年4月21日から23日まで、第51回日本脊椎脊髄病学会が、中村雅也先生(慶應義塾大学整形外科教授)のもと、パシフィコ横浜ノースで開催されました。

(パシフィコ横浜に新設された施設で、とてもきれいかつ、1施設におさまっており、移動の点でもとても使い勝手が良い会場でした)

今回のテーマは「Passion, Vision, Action」、脊椎外科医の熱い思いが各所で感じられました!

久しぶりの現地開催のみの学会ということで、秋田からも多くの先生が参加しました。

発表は、Akita Spine Groupから、9演題ありました。

オンラインでは得られないディスカッションがあり、新たな学びとともに、次の知的好奇心を掻き立てられる、『学会』はいい場所だと改めて感じた学会でした。

来年に向け、再度スタートします。