2017年10月6~8日に、第44回日本肩関節学会が東京で開催されました。
今回は中通総合病院の畠山雄二先生、秋田大学の木島泰明先生、市立横手病院の大内賢太郎先生の演題が採択されました。今年の学会はこれまでの2日間から3日間に会期が延長され、また第1回アジアパシフィック肩肘シンポジウムも同時開催となり海外からの講師も多く、規模の大きさと国際色を感じさせる学会でした。日ごとに腱板、不安定症、人工関節、スポーツ障害などテーマが分かれていたこともあり、テーマごとに勉強しやすい構成でした。不安定症では具体的な症例ごとにケースディスカッション形式でのシンポジウムも行われ、様々な意見が出て診療方針を決める際の参考になる内容でした。また鏡視下上方関節包再建術の講演では、関節窩へのアンカーはメタルでなく細いソフトアンカーを多く使用することや、腱板の前方および後方(残存する肩甲下筋、棘下筋)を可及的に修復してから筋膜固定することの重要性が述べられていました。
また、学会後は畠山先生セレクトの中華料理店を訪れ、皆で美味しい料理を頂きました。
新たな刺激を受け実りのある学会となりました。今後もさらに成長できるよう日々頑張りたいと思います。
最後に、学会中の業務を代行してくださいました先生方に感謝いたします。