大曲厚生医療センターで研修されている西澤実柚(にしざわみゆ)先生が入局の挨拶に来てくれました!
(西澤先生:右から2人目)
これからの西澤先生のご活躍を楽しみにしております。
大曲厚生医療センターで研修されている西澤実柚(にしざわみゆ)先生が入局の挨拶に来てくれました!
(西澤先生:右から2人目)
これからの西澤先生のご活躍を楽しみにしております。
第61回日本リハビリテーション医学会が、東京都渋谷駅周辺で開催されました。
大きな学会としてはとても珍しい都心部開催で、会長の安保雅博教授(東京慈恵会医科大学リハビリテーション科)をはじめとした慈恵会医科大学リハビリテーション科の皆様のお力を感じました。
学会中は何度もスクランブル交差点を行き来し、ハチ公像にも何度も会いました。
今回の学会では、リハビリテーション学会のnext generationの先生方が多くご講演されていました。
秋田大学からは工藤大輔先生が、粕川雄司先生の座長で、教育講演をされました。
脊髄損傷の疫学から、われわれが取り組んでいるリハビリテーションロボットの内容までお話いただきました。会場は満席+立ち見の方もたくさんいらっしゃる大盛況でした。
また、秋田大学整形外科がずっとお世話になっております、UCSFの長尾正人先生も参加されており、今のサンフランシスコの状態を伺うことができました。(長尾先生のHPはこちらです https://masato-nagao.com/ja)今年は秋田大学から学生も留学をしており、今後も交流を続けていきたいです。
ただ、サンフランシスコの物価の高さは洒落にはならなそうでした。
今回の学会で改めてリハビリテーションが社会と医療をつなぐ存在になっていることを実感しました。
今後も研鑽を積み、秋田に最新のリハビリテーションを届けられるようにしていきたいと思います。
2024年6月1日㈯、秋田温泉さとみで第17回秋田県手外科研究会が執り行われました。
千馬誠悦先生が今年度で秋田県手外科研究会の会長を御勇退されますので、千馬先生が会長の下では最後の秋田県手外科研究会となりました。この場をお借りして長年秋田県の手外科の発展にご尽力いただいた千馬先生に深謝いたします。今後ともご指導何卒よろしくお願い申し上げます。
一般演題として5演題発表され、各発表の質疑応答では多数質問が上がり非常に活発な討論がなされました。
ミニレクチャーとして中通総合病院の斉藤光先生より「ばね指の保存治療と手術治療について」とう題目でご講演頂きました。日常診療で多く見られるばね指のケナコルト注射の適応や実際の手術の方法、稀に合併するPIP関節屈曲拘縮の対応など日々の診療にすぐ活用できる情報をレクチャー頂きました。
特別講演では国立病院機構 仙台医療センター形成外科手外科 東北ハンドサージャリーセンター代表 東北大学大学院医学系研究科形成外科学 臨床教授 鳥谷部荘八先生より『60分で「体験する」切断指接着の全て~基本から応用、発展、そして野望に至るまで~』をお話していただきました。
秋田大学を卒業した鳥谷部先生が日本屈指の手外科医になられた経歴と、大変素晴らしい症例の数々をご教授いただきました。文字通り体験したような感覚になるほど、刺激的で心に火が付くようなご講演でした。今後とも秋田県の手外科へのご指導を賜れますと幸甚に存じます。
来年度からは白幡毅士先生新会長の下、我々若手も秋田県手外科研究会の発展のために邁進していく所存です。今後とも皆様のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
2024年5月23日〜26日に福岡国際会議場で第97回日本整形外科学会学術総会(慶應義塾大学整形外科 松本守雄会長)が行われました。当教室からは56演題と多くの演題が採択され、各分野の先生方のご活躍が光る会となりました。
初日には菜なで同門会が開催され、久々に多くの同門が集い、大盛況の会でした。コロナ世代の私は、同門会の経験が少なく、普段なかなかお会いする機会がない上級医の先生方と一緒に水炊きを囲みながら、お話ができて貴重な時間でした。また、本学会に4人の研修医の先生が参加してくれました。4人とも整形外科に強く興味を持ってくれており、今後の秋田大学整形外科の発展が期待されます。最近は女性も整形外科に興味を持ってくれる後輩が増え、嬉しい限りです。一緒に整祐会を盛り上げていく仲間を増やすべく、引き続き勧誘活動にも力を入れていきたいと思います。
学会では、宮腰教授のシンポジウムを始め、先輩方の発表やランチョンセミナーを聞き勉強させて頂きました。私は3日目のポスター発表でしたが、緊張してしまい上手く話せず、まだまだ経験が必要と感じ、今後のモチベーションに繋がりました。ご指導頂きました先生方、本当にありがとうございました。
今回、親善スポーツ大会はバスケが中止となり、当教室からの参加はありませんでした。大会がなくともバイソンズは練習に励んでおり、先生方のバスケ愛を感じました。来年、再来年こそは全競技大会が復活し、スポーツの場でも先生方の勇姿が見られることを願っております。
来年は東京で開催予定となっています。本教室からさらに多くの演題が採択され、東京の地に集い切磋琢磨できると良いと思います。3年目の連続採択を目指して、私も日々精進してまいります。
学会会場前に集うと一大勢力でした
宮腰教授のシンポジウムでのご講演
緊張しまくりの筆者
女子らしくアフタヌーンティーを楽しみました
練習後のバイソンズ
2024年5月8日~10日にイタリア、ミラノでEuropean Society for Sports Traumatology,
Knee Surgery and Arthroscopy(ESSKA)の学術集会が開催されました。秋田からは赤川
学先生、塚本泰明先生、村田が参加、発表をさせていただいてきました。
本学会は膝関節だけではなく関節鏡やスポーツ整形に携わる世界中のドクターが集まる学
会で、秋田大学整形外科の臨床グループとしてはASAKGが担当する分野の世界最高峰の学
会です。
学会で最新の知見を勉強させていただきながら、隙間時間ではミラノの都市を観光、ラン
ニング、自転車で爆走したり(半日で16km歩く日もありました・・・)、ベネチアを観
光するなどして教養を深めさせていただきました。
多くのことを勉強させていただきましたが、私がこの期間中に学会以外で心に強く残って
いるのは隙間の時間で膝についてのdiscussionを深めている赤川先生、塚本先生のお姿で
す。お二人の知識や熱量に圧倒され、後輩としてとても頼もしく感じ、また、自分たちも
頑張らねばと刺激をいただきました。
久しぶりの海外研修でしたが、整形外科医としても、一人の日本人としても多くの経験を
することができた旅でした。来年以降秋田からより多くの先生方と参加できたらと思いま
す。
学会に参加する機会をいただき本当にありがとうございました。今後ともご指導の程を何
卒よろしくお願い申し上げます。
2024/05/16-18にタイ、バンコクで開催されたGlobal spine congress 2024に木村竜太先生と一緒に参加してきました。AO Spineが主催する国際的な脊椎学会で、地元のタイからだけでなく、米国、ヨーロッパ、アジア、南米と世界各国から多くの脊椎外科医が参加していました。今回は、私はe-Poster、木村先生はRapid fire sessionでの発表でした。
Rapid fire sessionとは、2分間で発表し、最後に演者数人と座長でまとめて質疑応答をかわすスタイルで、木村先生は短い持ち時間ながらも時間ぴったりにプレゼンし、座長の質問にもしっかりと回答していました。
本学会では脊椎内視鏡手術に関するsessionが多くありました。演者の傾向をみていくと、韓国や東南アジアの国々で特にBi-portal endoscopic spine surgeryが盛んな印象があり、日本は世界に比較すると遅れをとっているのでは、という危機感を抱きました。いろいろと障壁はありますが、秋田でも世界の潮流にのって脊椎内視鏡手術を導入し普及できればと感じています。
学会期間中には、秋田大学に1か月間ずつ留学に来ていたタイ人のDr.Issara、Dr.Springに会うこともできました。彼らのおかげで、空港からの送迎やおすすめレストランの情報提供など、滞在中のサポートも万全でした。彼らの親切なおもてなしには感謝の気持ちでいっぱいです。また、Dr.Issaraは秋田から戻ってかなりの脊椎手術をこなしているようで、こちらも負けずに頑張らないと、という気持ちにさせられました。
さらに、学会期間中には日本から来ていた他県の脊椎外科医(整形外科、脳神経外科)や他国(タイ、ブラジル、カザフスタン)の脊椎外科医と交流する機会もありました。分野や医局の異なる施設の先生の話を聞けたことは、大変有意義で、交流の幅が広がったことを感じました。
バンコクでは学会だけでなく、観光も楽しむことができました。ワットポーを代表とする美しい寺院やプーパッポンカレーなどのタイ料理の美味しさに触れ、異文化を体感する素晴らしい時間を過ごしました。私は最終日に腸炎を発症して、残念ながらアユタヤ遺跡には行けませんでしたので、そこは次回タイに来たときの楽しみとしてとっておこうと思います。
最後に、不在中の業務を担当していただいた大学脊椎スタッフの皆様には深謝を申し上げるとともに、今回得られた経験を少しでも日々の臨床に活かしていきたいと思います。
学会場前で
プレゼンする木村先生
秋田に留学に来ていたDr.Spring(中央)との一枚
ワットポーの涅槃像
2024年5月10-11日に第121回東北整形災害外科学会(東北大学整形外科 相澤俊峰会長)
が仙台国際センターで開催されました。当教室からも数多くの演題が採択され、各分野で
熱いディスカッションが行われ、大盛況の会となりました。
会に先立ち、初日の朝6時から親善野球大会が行われ、新潟大学と対戦しました。初回に
杉村先生の先頭打者ヒットから繋いで、1点を先取。1回の裏に同点に追いつかれるも、東
條先生の安定したピッチングで、3回までは1-1の投手戦となりました。4回裏に新潟打線
に捕まり、途中で大内先生に投手交代。ビッグイニングとなりました。5回表の反撃も及
ばず敗退となりました。宮腰教授、野坂准教授をはじめ、たくさんの先生方に応援に来て
いただき、いい雰囲気の中で楽しく試合をすることができました。野球素人の私個人とし
てはセカンドで幾度もエラーを重ね、チームに大変ご迷惑をおかけしました。エラーを重
ねた私にも教授をはじめとしてたくさんの先生方から優しいお声がけをいただき、気持ち
を切り替えて朝イチのセッションで発表に臨むことができました。発表はノーエラー(?)
で切り抜けることができたと思います。
当教室からは様々な演題が採択されました。中でも医学科6年生の細渕椋太君は一般演題
6「脊椎2」のセッションで、同じく6年生の大久保知修君は「学生セッション」で堂々と
素晴らしい発表をされていました。大久保君は自らエコーを走査し、私自身も足関節、前
距腓靭帯を診察してもらいました。準備からとても頑張っていたのが印象的でした。惜し
くも受賞はなりませんでしたが、最高の準備、発表、質疑応答だったと思います!
前の記事にもありましたが、原田俊太郎先生が東北整形災害外科学会Travelling fellowship
に選出されました。おめでとうございます。
来年の東北整災でも多数の素晴らしい発表ができるように、また野球も必ず勝利をつかみ
取れるように、準備をしていきたいです。今後ともご指導のほど何卒よろしくお願いいた
します。
宮腰尚久教授、ならびに坂本仁先生をはじめとした秋田県立医療療育センターの先生
方にご指導頂き、東北整形災害外科学会誌に投稿した論文「独歩獲得に向けた脳性麻
痺児における段階的手術の経験」が評価され、この度、東北整形災害外科学会の
Travelling Fellowとして海外学会に参加させていただける貴重な機会を頂きました。今
回、このような非常に貴重な機会を頂くことができたのも、宮腰教授をはじめとして
秋田大学整形外科の先生方のご指導があったからこそと思います。今後ともご指導ご
鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
2024年4月25日,26日と2日間にわたり,奈良県にあるコンベンションセンター・JWマリオットホテルにて第67回日本手外科学会学術集会(会長:面川庄平先生,奈良県立医科大学 手の外科講座 教授)が開催されました.秋田からは8名が参加し,演題も5つ採択され非常に充実した学会となりました.
なんといっても,会場の奈良コンベンションセンターがとても綺麗で開放感あふれる建物であり,向かいにはカフェスペースもあったりと,会期中は非常にゆったりとした気持ちで過ごすことができました.4年前に竣工したばかりの奈良県最大の会議場ホールとのことでした.
両日にわたりハンズオンセミナーが開かれ,筆者は2つ参加することができました.1日目はArthrex Japanによる関節鏡を主軸としたセミナーで手根管への小径内視鏡操作やDRUJ関節鏡に触れ,2日目はJ&J ETHICON主催の創閉鎖・縫合に関するセミナーで真皮縫合の基礎と極意を学びました.いずれも時間を忘れるような楽しい内容で,かつ臨床に活きる実践的なものでした.
ランチョンセミナーも各種大盛況で,特に上腕骨外側上顆炎に対する新しい治療法とされるTENEX(低侵襲超音波吸引器)に関するセミナーは,お弁当が全然足りない程に人気で秋田の先生方も多く聴講されておりました.
また,器械展示場も非常に充実しておりました.インプラントはもちろんのこと,小径手関節鏡ナノスコープや各種最新ルーペ,指輪型の指節間関節固定具など,興味深いものばかりで没頭してしまい,隙間時間も充実した時間を過ごすことができました.
1日目の夜には久々に秋田ハンドグループの先生方が顔を揃えて同門会を開催することができました.普段は他病院におる先生方や久しぶりにお会いする先生方と,コロナ窩でなかなか実現できなかった期間の分も含めて楽しく杯を交わすことができ,筆者自身大変嬉しく思いました.
2日目に発表のあった先生方も無事に終了し,鹿を見に行く暇がないくらいみっちりと充実した学会となりました.
来年はパシフィコ横浜ノースで開催予定です.今回いらっしゃることができなかった先生方も交え,再び秋田ハンドグループの先生方が現地で一堂に会せると良いなと思います.
最若手である筆者も,今回学んだことを活かし,先生方に恥じぬよう日々精進して参ります.
2024年4月18日から20日までパシフィコ横浜で開催された第53回日本脊椎脊髄病学会学術
集会に参加してきました。今回は東海大学医学部外科学系整形外科学教授 渡辺雅彦会長
のもと開かれました。
秋田からは16演題の発表がありました。複数の学会会場で繰り広げられており全部を聞く
ことはできませんでしたが、どの会場でも活発なディスカッションが繰り広げられていま
した。AIを用いた研究や発表などもたくさんあり大変勉強になりました。今後の研究や臨
床へ少しでも応用していければと思います。
また口演以外にも機械展示会場にも足をはこびました。AO spineブースで入会をし、いろ
いろな機械の説明を聞いたりとこちらも勉強になりました。
現在秋田大学整形外科へタイから留学中であるDr.Bossも本学会に参加しておりました。
英語セッションも多数あり国際的な学会である事を強く認識しました。
また会期中に現地で同門会も開催されました。多くの先生方と交流できました。
今回の学会で正式に2029年のJSSRの会長が宮腰尚久教授に決定しました。
秋田の整形を存分にアピールしていけるよう今後さらに頑張っていきたいと思います!