令和5年10月23日~11月3日の約2週間,整形災害外科学研究助成財団のトラベリングフェローシップを利用し,Zuckerberg San Francisco General Hospital and Trauma Center(以下,ZSFGH)へ短期留学に行かせて頂きました.
令和2年度の受賞時,カリフォルニア大学サンフランシスコ校(University of
California, San Francisco . 以下,UCSF)の長尾正人教授のご高配により,サンフランシスコへ留学する事となっておりましたが,当時,コロナ禍がちょうど日本に押し寄せて来ていた頃で,昨年,ようやく実施することができました.
ラマチボディ病院は、1023床のとても大きな病院で、さらに周囲の複数の病院と歩行者デッキで繋がっており、巨大な病院網が形成されていました。デッキ間を患者さんがゴルフカートで移動・搬送されているのは日本では見ることのない文化でした。うち整形外科は40床で実情全くベッドが足りていないため、現在は少し離れた分院として、 Chakri Naruebodindra Medical Institute
(CNMI)が2017年から一般的な整形外科手術を担当しながら機能を分離しているそうです。今後もバンコク周囲に複数のラマチボディ病院の関連病院がオープン予定であり、バンコクの医療供給が全く間に合っていないことを実感いたしました(待機的脊椎手術は半年〜数年の待機になるそうです)。