2024年11月2日土曜日、「整形外科市民公開講座」が秋田市の県総合保健センターにて、100名を超える多くの方々にご参加いただき開催されました。今年のテーマは「腰痛からはじまるロコモスパイラル 人生100年時代に腰を据える」です。
最初に、秋田魁新報社の佐川博之社長が開会のご挨拶を行い、秋田市の穂積志市長より来賓のご挨拶をいただきました。
総合司会は大曲厚生医療センターの阿部和伸先生に担当いただきました。
基調講演では宮腰尚久教授が「ロコモの原因となる腰痛は国民病なのか?」と題して、腰痛に多くの国民が悩まされていること、ロコモとの関係、特に心配な腰痛のサインなどについてご講演いただきました。
その後、本荘整形外科の阿部利樹先生がコーディネーターとなり、由利組合総合病院の菊池一馬先生、能代厚生医療センターの佐々木寛先生、秋田赤十字病院の飯田純平先生、秋田大学の中西真奈美先生によるパネルディスカッションが行われました。ディスカッションは以下の流れで進められました:
- 腰痛とは – 腰痛の原因
- ロコモとは – 腰痛とロコモの関係
- 腰痛予防と治療
- ロコトレ – 腰痛、ロコモへの運動療法
- 市民の皆様からの質問コーナー
パネルディスカッションでは、腰痛の原因や治療、腰痛とロコモティブシンドロームの関係について議論されました。また、腰痛予防として、生活習慣の改善、適度な運動の重要性も話し合われました。参加者の皆さまと一緒に簡単な腰痛予防エクササイズ(ロコトレ)も行い、腰痛予防の実践的な方法について考える良い機会となりました。エクササイズのデモンストレーターを秋田大学の浅香康人先生が務めてくださいました。浅香先生は秋田県ボディビル大会3連覇中の素晴らしい肉体を披露しながら、わかりやすくロコトレなどを紹介してくれました。
パネルディスカッション後には、参加者からの医療相談も行われ、市民講座は無事に閉会しました。
当日はお足元の悪い中、多くのご参加とご協力をいただき、誠にありがとうございました。今後も市民講座を継続できるよう、ご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。