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整形外科留学だより―イタリア編1:生活環境(土江 博幸)

整形外科留学だより―イタリア編1:生活環境

 

ついにイタリアへの留学の旅が始まった。思えば、昨年後半から準備に追われ、特にビザの取得には泣かされ続けた半年だった…。ビザ事情に関してはまた時期を見て書くとして今は置いとくとします。

さて、嫁と2人ドバイで乗り継ぎボローニャに無事に到着。スーツケースが多いため賃貸アパート会社に依頼した送迎車でアパート前に到着。しかしこの運転手、英語がほとんど話せなく、更に、アパート入居に関しても全く知らない…。「ここが知らされてる住所だよ」といった感じで降ろされるも、家の中に案内してくれそうな人はいない…。ボローニャ中心地のど真ん中で、車・人が多く、町のシンボルの塔が目の前にそびえたっている。しかも暑い!うーむ、とたたずんでいると、10分ほどして短パン・髭の生えたあんちゃんが現れ、アパートに案内してくれた。この兄ちゃんから家の簡単な説明を受けた後、すぐに嫁の現地滞在証明書申請アシストサービス(私はビザが下りなかったので不要…)のお姉さんが来て、郵便局に行き一緒に手続きを済ます。ここらへんの仕事の人は英語話してくれたので助かった…。病院研修などをはじめてよりわかったのだが、イタリア人は英語が話せない人が多いようで、病院食堂のおばちゃんやマクドナルドでは英語が通じにくく、身振り手振りでなんとかなる感じ。どうもヨーロッパの中でも、英語が通じにくい国のようである。ちなみに若いレジデントの先生にも英語で質問すると、見当違いの返事が返ってきて「英語苦手で…」と言われてしまった…。

ようやく落ち着き、町の探索+買い物へ。町は歴史地区の中心だけあって、教会など古い建物が多く、ヨーロッパ的な雰囲気むんむんでテンションが上がる。だが、町の中心でもあるので、少し裏に行くとRistranteなどが多く、人が多くにぎやか。週末になると家の目の前の通りで野外バンドが行われめちゃくちゃうるさい…。しかもアパートの冷房がほとんど機能せず、窓を開けて寝るしかないのだがよりやかましい…。うーむ、家選びを失敗したか。だが、めげずにがんばろう。

 

次回病院編に続く…。

 

※おまけ

研修が始まった初日の夜、気が付くと自分の携帯電話の液晶が割れており、携帯が全く使えなくなってしまう…。何故こんなタイミングで…。なんてこったい。仕方がないので、ネットで調査し、現地の携帯電話会社へ。イタリアではSIMロックフリーが当たり前であり、本体購入後、SIMカードとともに携帯電話会社のプランに入り毎月チャージするか、Tabacci(コンビニみたいな感じのとこだがタバコ屋さん)で購入して無くなった分だけそこで補充するシステムのようである。経費削減のため、店で安いスマホ本体を購入後(95ユーロ程)、面倒なのでそのままイタリアで大手のTIMという会社でSIMカードを購入し、1か月分のプリペイドを購入。よってこれからは毎月10ユーロを支払いにこなければいけなくなってしまった。ちなみにこの携帯電話会社のあんちゃんも英語はそこそこレベルであり、お互いシンプルな英語のみでやりとりし、購入にこぎつけたがえらい疲れた…。しかしながらこの携帯、アプリで日本語を入力することはできるようになるも、基本の表示は英語など海外の言語しか使えず…。嫁からは日本に帰っても使えるならこの携帯を使うように、と命じられてしまうも、まぁ、おしゃれな感じもするのでよいか、と自分を納得させるのであった…。
家の前

Foot International 2016 EFAS, DAF, i-FAB Congressに参加して(柏倉 剛)

Foot International 2016 EFAS (European Foot and Ankle Society), DAF, i-FAB Congressに参加して

6月23日から25日までBerlinでヨーロッパ足の外科学会学術集会がありました。今年はドイツ足の外科学会(DAF)、International Foot and Ankle Biomechanics Community(iFAB)と共催ということもあり、世界から多くの参加者が集まりました。訳あって、1泊3日の弾丸ツアーになってしまいましたが、例年行っているAOFAS(アメリカ足の外科学会)が人工足関節やシャルコー足、扁平足などが多いのに比して、外反母趾やリウマチ足など我々のやっている内容に近く、非常に有意義な学会でした。ヨーロッパでは最近MIS手術が盛んで、今回の学会でもビデオセッションがあり、手術法を勉強することができました。驚いたのは、質疑応答の数です。アメリカでも確かに質疑応答は多いのですが、ヨーロッパはそれ以上で、長いものでは発表終わったあとに20分以上議論してました。フロアーでやってけれって感じでした。

会場も3つの会場があるものの、時間が重なることも少なく、興味ある領域の聴講がスムーズにできた印象です。アメリカ足の場合、バカンス要素が多分にあり、空き時間が多いのに比して短時間で有効な時間が過ごせたと思います。会場はULANIA Berlinというところで、ベルリン中心地にあり、周囲にはブランデンブルグ門や戦勝記念塔といった名所も有りました。短時間の滞在でしたが、唯一の観光として自転車を借りてサイクリングしてきました。

今回、二度目のベルリンでしたが、ベルリンといえばカリーブルストです。太いソーセージにケチャップとカレーパウダーがかかったもので、本当に美味しいです。フライドポテトも盛り沢山なので、これとビールだけでお腹いっぱいになりました。結局、ベルリンにいる間に2回食べちゃいました。

来年は9月にリスボンで国際足の外科と共催で行われます。また演題をだして行きたいと思います。

市立秋田総合病院 柏倉 剛

柏倉

第17回欧州リウマチ学会(EULAR 2016)参加報告(杉村祐介)

2016年6月8~11日にイギリス・ロンドンで開催されたEuropean League Against Rheumatism (EULAR) 2016へ参加してきました。 メンバーは、柏倉剛先生、浦山雅和先生、小林志先生、伊藤博紀先生、相澤俊朗先生と私の6名です。AORAとしてEULARに参加するのは2012年のドイツ・ベルリンに始まり、今回で5回目となります。今回は、我々AORAから5演題が採択されました(ポスター発表1演題、Abstract採択4演題)。AORAからの演題採択は3年連続となります。今回私は、学会4日目のポスターセッションで、トシリズマブで4年間治療を行った関節リウマチ患者において関節エコーでのパワードプラー所見とX線での関節破壊進行度の関連性を調べた内容の「Correlation between positive blood flow signal on joint ultrasonography and progression of joint destruction in patients with rheumatoid arthritis treated with tocilizumab for 4 years」という演題を発表して参りました。 会場では世界の多くの国からの参加者の中で、日本人の発表も多くみられ、特にアジア圏では日本からの発表が多いです。関節リウマチの診療、研究に対する意識の高さを感じます。 会場を一足出るとロンドンの街には有名な観光名所が多くあり、距離的にも遠くなく、バッキンガム宮殿、ビッグベン、タワーブリッジなど、立ち寄って観ることができました。ホテルの近くにはハイドパークという巨大なとてもきれいな公園があり、一部のメンバーで早朝ランニングも行いました。 ただ事前の情報通り、ロンドン名物のフィッシュアンドチップスは初日に食べた以降、食べたいという意見は出ず、中華料理に流れたりという具合でした。 今回の学会参加、発表を糧に、今後もAORAの研究、臨床共に活動をさらに発展させていけるよう頑張りたいと思います。 このような機会を与えて頂いた島田洋一教授はじめ、医局の先生方、また学会不在中の診療の支援をして頂いた先生方に深謝いたします。

中通総合病院   杉村祐介

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2016年7月3日 小玉弘之先生 秋田県医師会会長就任祝賀会(粕川雄司)

この度,小玉弘之先生が秋田県医師会会長御就任に伴い,7月3日,秋田ビューホテルに於いて祝賀会が開催されました.100名以上の同門の先生方が参加し,山田 晋講師の司会のもと盛大に行われました.

はじめに,島田洋一教授と整佑会会長・湊 昭策先生よりお祝いのご挨拶を頂きました.島田洋一教授は,小玉弘之先生が秋田高校在学中にラグビーで花園の全国大会に出場し,卒後慶応大学でもラグビーをされた有名なラガーマンであること,医学部をご卒業後秋田大学整形外科に入局され大学でのお仕事を経て,開業されてからも医局のみならず秋田県の医療に貢献するお仕事をされてきたことをご紹介されました.湊 昭策先生は,ゴルフを通じて以前から親交が深く,”だまちゃん” ”しょうちゃん”と呼び合う仲で,ゴルフの良きライバルであることなどのエピソードをご紹介されました.次いで秋田県医療療育センターの遠藤博之先生より,小玉弘之先生の入局時のエピソードをお話しいただき,乾杯のご発声を頂戴しました.その後,多くの先生が小玉弘之先生とお話しさせていただき,とても楽しく有意義な時間を過ごしました.

島田洋一教授から記念品としてVIPが条約サインに使用する「モンブラン 万年筆 マイスターシュテュック 149 ブラック」が贈呈され,整佑会や秘書さんからの花束贈呈があり,祝賀会はあっという間に時間が過ぎました.小玉弘之先生はご挨拶の中でこれまで秋田県医療を支えるために多くのお仕事をされてきたこと,今後秋田県全体の医療をさらに充実したものにできるようにお仕事をされる抱負を述べました.お話を伺って,自分たちも少しでも秋田県の医療に役に立てるように仕事をしていく必要性を改めて感じました.小玉弘之先生が益々ご活躍されますことを祈念申し上げます.

「小玉弘之先生,このたびは秋田県医師会会長御就任,誠におめでとうございます.」図1 図2

秋田県抗RANKL抗体フォーラム(尾野祐一)

平成28年6月29日に秋田ビューホテルで秋田県抗RANKL抗体フォーラムが開催されました。

特別講演Ⅰは、秋田大学整形外科学講座の宮腰尚久准教授から「リウマチ疾患と骨粗鬆症」についての講演でした。関節リウマチと骨粗鬆症が関連するメカニズムの解説から、AORA(秋田整形外科リウマチグループ)の現状の報告、GIO(ステロイド性骨粗鬆症)の診断基準と治療、また、関節リウマチに伴う脊椎疾患への手術方法の紹介などについて講演していただきました。宮腰准教授ご自身が行われた基礎研究や、上位頸椎へのScrewの刺入方法など分かりやすく解説していただき、座長の斎藤晴樹先生から「宮腰マジック」と称されるほど、大変勉強になる講演でした。

特別講演Ⅱは三重大学運動器外科学・腫瘍集学治療学の須藤啓広教授から「最新のエビデンスから考える骨粗鬆症治療薬の使い分け」についての講演でした。大腿骨近位部骨折後や椎体骨折後の薬物選択基準、脆弱骨折のない骨粗鬆症患者へ骨折予防のための薬物治療、骨粗鬆症治療時の目標、目標に達しない場合の対応、ビスフォスフォネート投薬時のdrug holidayの基準など、多岐にわたり、最新の論文や須藤教授らのグループのデータをふまえ、分かりやすく解説していただきました。薬剤ごとの骨癒合率や、患者の状態ごとにどの治療薬を選択すべきかを提示していただき、こちらも大変勉強になる講演でした

お二人のご講演はどちらもすぐに臨床現場で活かせる内容ばかりであり、高齢者、骨粗鬆症患者の多い秋田県で整形外科として診療にあたるわれわれにとって、大変身になるものでした。今回得た知識を早速、普段の外来で活かしていきたいと思います。こうRANKL2 抗RANKL1 抗RANKL3 抗RANKL4

第9回秋田県手外科研究会(岩本陽輔)

6/25 秋田市民交流プラザ「ALVE」にて第9回秋田県手外科研究会が行われました。

まず初めに「エコーガイド上肢神経ブロックの実際」として、千馬誠悦先生,成田裕一郎先生,伊藤博紀先生,白幡毅士先生,富岡立先生, 赤川学先生より,講義とエコーを用いての実習を行っていただきました.斜角筋間,鎖骨上,腋窩,それぞれのアプローチでの神経の見えかた、また、Root Blockに関してなどの神経ブロックについてわかりやすくご指導いただきました。研修医の先生からベテランの先生まで入り乱れながらの活発なハンズオンが繰り広げられていました。

 

続いて一般演題では,7名の若手の先生より発表いただきました.すべての演題が大変興味深い症例で大変勉強になりました。そのなかで由利組合総合病院の東海林諒先生の「右手の脱力・巧緻運動障害を訴えた1例」が,最優秀演題賞に選ばれました。

教育講演と思ってしまうくらい,作りこまれた非常に内容の濃い発表でした。最優秀演題賞,おめでとうございます.

 

ミニレクチャーは,秋田赤十字病院の湯本聡先生より「上肢外傷の初期診断と治療」のご講演をいただきました.日常遭遇する,上肢の開放性損傷に対しての,初期診断の方法やポイント,ピットフォール,また治療の際に「使える手」にするために知っておきたい手の機能について,大変わかりやすくご講義いただきました。明日からの診療に非常に役立つお話でありました。大変ありがとうございました。

 

 

特別講演では,埼玉成恵会病院 手外科研究所 所長 福本恵三先生より「手の皮弁手術の実際」の御講演をいただきました。形成外科医である福本先生からのお話は整形外科医である私たちにとって目からうろこが出るような内容でした。人の目につきやすい「手」にとって,機能だけではなく見た目も非常に重要であり,そこをどのように治療していくかの戦略や手術の実際について非常にわかりやすく御講義いただきました.誠にありがとうございました.今後とも,よろしくお願い申し上げます.

 

第9回の秋田県手外科研究会も,大変有意義な研究会でした.会長の千馬誠悦先生,また成田裕一郎先生をはじめAHGの先生方に感謝申し上げます.

名称未設定

第36回日本骨形態計測学会(鈴木真純)

2016年6月23〜25日、新潟県朱鷺メッセで開催されました第36回日本骨形態計測学会で発表の機会を頂きましたのでブログ担当させて頂きます。諸事情により24日参加のみのご報告となりますことをお詫び申し上げます。

この日秋田大学からは、特別共催企画『骨形態計測秘話ヒストリー』と題うち、佐藤光三先生の御演題「骨粗鬆症性椎体骨折・脊柱変形とhPTHのラットでの実験的検証」を、宮腰尚久准教授よりご発表頂きました。東北大学時代からの骨代謝研究から始まり、これまでの臨床研究、基礎研究の偉大な功績のその背景を論じつつ振り返るという壮大な御講演内容となりました。さらにランチョンセミナー『骨折治療へのアプローチ』では、野坂光司先生よりもはやお家芸というべきイリザロフ法, CELTAB法を含めた, 骨脆弱性に関連した骨折治療のご発表を頂きました。冷静な基礎実験データを交えつつ、骨折治療に対する熱いメッセージが随所にみられるすばらしいものでした。

今回初めての参加ということもありますが、整形外科医に限らず、歯科医師・工学系の分野大学院の先生など多分野の発表が多く新鮮な印象を受けました。自分の研究に関連した他施設のご発表は勿論ですが、整形外科学分野のみでは得られない知見やヒントを得る良い機会を得られてよかったと思いました。特に実際の臨床症例と骨形態計測データ等を重ね合わせての発表は、臨床にばかり偏っていてはたどり着けなかったであろうメカニズムの解明を示しており、感銘を受けると同時に今後の自身のあり方を考えるきっかけにもなりました。

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健康寿命講座2016(斉藤公男)

2016年6月19日に東京で開催されました健康寿命講座2016に出席致しました.

健康寿命

Sessionはスポーツ関連,サルコペニア関連,宇宙実験と運動器,ビスフォスフォネート製剤関連の4題でした.

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スポーツ整形外科的メディカルチェックに関して,東芝病院整形外科,増島篤先生から御講演がありました.メディカルチェックの定義から,オリンピック帯同の経験,東京オリンピックにむけての展望などについて分かりやすく御教授頂きました.

高齢者のサルコペニアと転倒・骨折に関して,東京大学老年化,小川澄人先生からの御講演では,高齢者のフレイルや転倒リスク,骨格筋との関連性について御教授頂きました.御講演の中で当科宮腰尚久准教授のサルコペニアに関する報告が引用されており,当科での研究が注目されていることを改めて確認できました.

宇宙実験からわかった運動器(おもに筋)の心機能:重力センサとしての働きと題して徳島大 医歯薬学研究部,二川健先生が御講演されました.無重力状態での筋萎縮の原因の一つとして増殖因子のレセプタや関連タンパクを特異的にユビキチン化(筋萎縮の方向に向かわせる)する,Cbl-b酵素が増加していることを御教授頂きました.その酵素は重力センサとしても働いている可能性があり,現在このCbl-b阻害剤を開発中で筋萎縮を予防しようとする試みが行われているそうで,今後ねたきりでの筋萎縮についても応用可能であることを示されておりました.

アレンドロネートNow and the Futureと題して,近畿大学医学部奈良病院整形外科,宗圓聡先生が御講演されました.ビスホスホネート製剤の草分けであるアレンドロネートのUp-to-dateについて分かりやすく御講演頂きました.歴史があるだけ様々なエビデンスがあり,今後も骨粗鬆症治療において重要な役割を果たしてくる薬剤であることを勉強しました.

整形外科のみならず,様々な科の先生が多数参加されており,内容も多岐にわたっており非常に勉強になる会でした.近年,RA,骨粗鬆症領域のみならず,筋骨関連の運動器疾患全体について他科からの注目が集まっており,整形外科の役割の大きさが強まってきた印象を受けました.今後の研究・診療に役立て研鑽していきたいと思います.

 

秋田大学大学院医学専攻機能展開医学系整形外科学講座

秋田大学医学部付属病院 リハビリテーション科

斉藤公男

 

第113回東北整形災害外科学会(湯浅悠介)

6月17、18日仙台にて第113回東北整形災害外科学会が行われました。それと同時に今年も日整会野球につながる東北整形災害外科学会野球大会が開かれ、初戦を岩手医科大学と戦いました。乱打戦の末、惜しくも8-9で敗退してしまいました。しかし、見事に手術から復帰した大内先生や新戦力の加入によりノーザンデーモンズは確実に戦力をあげております。来年こそは必ず日整会野球へ出場してくれると感じました。本当にお疲れ様でした。

さて、学会は東北各地から多くの演題が集まり、そのどれもが専門性の高い発表内容でした。その中で、最も盛り上がったセッションが「学生セッション」。秋田大学からは6年生の岡本憲人君が、「スポーツ障害予防セルフチェックアプリケーションシステム作成の試み」と題して、中学生アスリートのスポーツ検診をもとにスポーツ障害予防について発表しました。発表内容はもちろん、その堂々としたプレゼンテーション、そして質疑応答で見せた対応力はとても学生とは思えない素晴らしいものでした。結果は見事、最優秀賞を受賞。秋田大学が歓喜に沸いた瞬間でした。岡本憲人君、本当におめでとうございます。

秋田大学からは19演題の発表と、赤川学先生から第11回東北整形災害外科学会トラベリングフェローとして帰朝報告がありました。そして今回は秋田大学からトラベリングフェローとして工藤大輔先生、河野哲也先生の2人が選出されました。本当におめでとうございます。

第113回東北整形災害外科学会は、まさに秋田大学整形外科の勢いを表す学会になったと思います。今後も日々の精進を怠らず、この勢いをさらに加速させ、邁進してまいりたいと思います。DSCF0436 DSCF0443 DSCF0445 DSCF0446 DSCF0432

第53回日本リハビリテーション医学会学術集会(斉藤公男)

2016年6月9日〜6月12日の4日間,第53回日本リハビリテーション医学会学術集会・が京都で開催されました.リハビリテーションはリハビリテーション科のみならず,多種多様な科・職種が関わる分野のためであり,近年関連対象疾患も増加しております.そのため,日本リハビリテーション医学会会員数は約10000人を超える大変大きな学会となっています.

今年は,AMAG・リハビリテーショングループから7演題が採択され,松永俊樹准教授のパネルディスカッションでの御発表,島田洋一教授のランチョンセミナー(メイン会場!)の御講演がありました.

初日は京都府立医科大学,久保俊一教授による会長講演が行われました.古代エジプトの装具の話から近代のリハビリテーションの歴史,日本でのリハビリテーションの歴史をひもとき,現代に至るまでのリハビリテーションの軌轍と融和について御講演され大変勉強になりました.

日本リハ1

 

2日目から大学院1年目の岩本先生,髙橋先生,飯田先生も加わり更に賑やかな様相を呈してきました.各先生方の発表は皆リハーサル通り大変落ち着い た発表で,大変勉強になる内容でした.先行予約制で清水寺の夜間特別拝観などもあり,京都の歴史とリハ学会の規模の大きさを実感する日でした.

日本リハ2日本リハ3最終日は島田洋一教授のランチョンセミナーがメイン会場で執り行われました.当科での研究の歴史から今後のAIとロボットの融和や可能性について多数の動画を用いてわかりやすく説明して頂きました.メインホールで大変盛況のうちに終了しました.

個人的には整形外科・バイオメカニクス・ロボットリハ関連を中心に発表を聞き回っておりました.以前から本学会には出席しておりましたが.私が初めて出席 した頃の発表が研究室の段階であったロボットリハビリの分野の発表が,今回はいよいよ臨床介入の発表が増加してきたことが実感されました.新しい機器を用 いた研究とコンベンショナルなリハビリテーションの発表が混在しかつ多種多彩な領域にわたっており,今まで以上に良い意味で混沌とした学会になってきた印 象です.秋田大学は以前からバイオメカ,ロボットリハを島田教授の御指導の下,強力に推し進めております.全国的にも珍しい完全なる医工連携で秋田県のリ ハビリテーション及び整形外科での研究・活動は,まさに今後のトピックスとなる分野であり今後も貪欲に新しいものを吸収し,患者様によりよい医療を提供で きるよう研鑽したいと思います.

最後になりますが,大学病院,関連病院の先生方,平素より御支援いただきありがとうございます.学会での不在時には,いつもながら大変御面倒おかけし大変恐縮です.AMAG,リハビリテーショングループ一同頑張ってまいります.今後ともよろしくお願い申し上げます.

秋田大学大学院医学系研究科機能展開医学系整形外科学講座

秋田大学医学部附属病院 リハビリテーション科

斉藤公男