7月17〜22日、英国ロンドンで開催されましたRehab Week 2017へ、当講座より島田洋一教授、松永俊樹准教授、工藤大輔先生、飯田純平先生、井上純一先生、畠山和利先生、渡邊基起先生、千田聡明先生、木村、当大学工学部より巖見武裕教授、秋田高専より小林義和准教授の計11名で参加してまいりました。International Neurorehabilitation Symposium (INRS)、IEEE International Conference on Rehabilitation Robotics (ICORR)、Annual Meeting of the International Functional Electrical Stimulation Society (IFESS)、British Society of Rehabilitation Medicine (BSRM) Meetingの4学会が併催され、日本からも医学、工学両分野から多くの参加者がいらっしゃいました。レクチャーが主体でしたが、Poster発表では畠山先生、渡邊先生、千田先生、小林先生、木村がIFESSで、工藤先生がBSRMで発表を行いました。
本会はICORRというリハビリテーションロボットの学会も含まれているため、多くのリハビリテーションロボットの展示も行われていました。歩行訓練ロボットでは、日本に1台しかないLokomatのデモもあり、実際に体験しながら、現地のPT、エンジニアから詳細を聞くことができました。目標軌道追従型でありながら、麻痺の改善に応じてモーターサポートとは競合せず、ケーデンスに合わせた歩行速度の調整もできるなど、高い技術に感動するとともに、我々のロボットの利点というのも実感しました。
また手指ROM訓練ロボットや、外骨格系の歩行補助ロボットも様々な機構のものが開発されていました。個人的には、転倒予防訓練のために外乱を歩いている人に与えるという衝撃的なロボットもあり、リハビリ自体にリスクも感じましたが、今後もっと様々なリハビリテーションロボットがでてくると思われ、ワクワクさせられました。
今回得た経験、情報をもとに、より研究の発展へ邁進してまいります。