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Catholic University Medical College(韓国ソウル)よりfellowを迎えて(齊藤英知)

この度、島田洋一教授の御高配によりまして、2017年1月11日〜18日の期間、韓国ソウルのCUMCより若手整形外科医2名を秋田大学に迎えました。Dr. Kim Dong-wookとDr. Kim Man-sooの2名のキム先生です。迎え入れる経緯として、昨年9月4日にCUMC Knee Symposium ( Management of Early Osteoarthritis of Knee )に膝グループのIn教授より招待され、招待講演を行ったのがきっかけです。講演の中で、我々秋田大学整形外科裸参り部を紹介したところ、In教授が「うちの若手を鍛えてやってくれ」とお願いされたという経緯がありました。

Dr Kim Dong-wookはサンフランシスコ生まれで、独身、専門は膝、将来は教授を目指しているということでした。彼は、赤川学先生が東北整形災害外科学会のtravelling fellowでCUMCを訪問した際によく面倒を見てくれた優秀で心優しい男です。学先生が、相当activeに活躍したらしく、秋田大学整形外科に非常に興味を持ってくれておりました。もう一人のDr. Kim Man-sooは26歳と若いながらすでに2人の子供がおり、まだ一般整形の研修中ということでしたが、 来年から3年の徴兵があるということで、非常に素晴らしい腕立て伏せを披露してくれました。お2人に先生には、我々がドイツのLobenhoffer教授から取り入れた膝周囲骨切り術のコンセプトから、タニケットなしでのボーンソーで骨切りする技術の一端を手術現場での実践や豊富な手術ビデオを見せながら示すことができました。中でも、脛骨顆外反骨切り術(TCVO)やhybrid CWHTOなど、日本独自の骨切り術については、我々の豊富な経験のみならず、公男先生による動作解析に関するプレゼンも交え、伝えることができたと思っております。また、人口密度が低く、面積が大きい秋田という独特の環境で、高い医療レベルを供給している秋田大学整形外科のあり方を体験してもらい、「unbelievable!」といって非常に感動しているようでした。

1月15日には、由利本荘市で江戸時代から歴史のある「新山神社裸まいり」に参加しました。日本の文化を理解する上で、ここの参加はマスト事項でした。彼らは、島田洋一教授の再三のジャストルッキングの強い勧めも断り、「We want to be naked!」といって、参加への強い意思表示をしてきました。たまたま裸まいりの同じ町内に韓国人2名参加していたということと、参加しなくては、In教授に顔向けできないということもあったと思います。我々は、迷いの吹っ切れた彼らを、秋田大学整形外科裸まいり部(秋田ノーザンネーキッズ)の一員に迎え、マイナス7℃の中、気持ちを一つに新山神社への御神体一丸となり本願成就を祈念することができました。彼らの成功体験は、今後、韓国整形外科学会で広く語り継がれることでしょう。『Dr Kim & Kim, You made it!』

彼らの帰国後、CUMCでは、秋田大学からfellowをいつでも受け入れくれるというIn教授からの御礼のメールを頂きました。我々の交流が、今後、日韓友好の一つの架け橋になることを希望し、ご報告とさせていただきます。

この度、お二人を迎えるにあたり、多大なご協力を頂きました医局の先生方、秘書さん、関連病院の先生方に心より深謝申し上げます。

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Rehabilitation Year Topic Seminar 2016(木村竜太)

H28年12月18日、秋田県リハビリテーション研究会主催のRehabilitation Year Topic Seminar 2016が「秋田のリハビリ 新展開」と題して開催されました。

休日ながら、全県から医師、理学療法士、作業療法士、義肢装具士、エンジニアなどリハビリに関わる多職種、計180人の方に参加いただきました。

はじめに島田洋一教授から本企画の趣旨として、短時間で濃厚な学習が得られること、そして秋田県のリハビリテーションにおいて、職種間の横の繋がりを強化していくことを述べられました。

以下、プログラムに沿ってご講演の概略を記載します。

脳卒中リハ:大湯温泉リハビリテーション病院院長 小笠原真澄先生

ガイドライン、そしてニューロリハとしてCI療法、HANDS療法、促通反復療法について説明いただきました。ただ超高齢化する脳卒中リハ患者において、有用とされるニューロリハも、現実問題として適応にならない方がいらっしゃいます。大湯の回復期病棟は平均年齢78.6歳と全国平均を上回っていますが、その中で改めて心機能・運動機能・口腔摂食機能・社会資源評価を行う重要性をお話しいただきました。

がんリハ:市立秋田総合病院理学療法士 高橋仁美先生

ADL維持向上等体制加算が増えるなど、予防の重要性が注目されています。術前、術後早期からの介入により術後合併症を予防できること、ガイドラインで既に大腸がん、乳がんの抑制効果が認められていること、その他疾患でもグレードAとされるリハビリが多くあること、そしてmyokinesの可能性を学びました。運動器の専門家として整形外科医は、骨軟部腫瘍だけでなく、がんリハの中でも重要な存在となってくるのではないかと感じました。

呼吸器リハ:市立秋田総合病院理学療法士 菅原慶勇先生

COPDやIPにおいてエビデンスが確立された呼吸器リハですが、ADL低下が生命予後不良の最大の指標とされています。そこに歩数計を持ってもらうという、シンプルなフィードバックがさらに効果を上げるという研究結果を交えご説明いただきました。またサルコペニアやmyokinesの関連性も指摘され、さらなる発展性がある分野です。

スポーツリハ:秋田大学医学部附属病院 リハビリテーション科 斉藤公男先生

アスレティックリハについてJBJSのWhat’s new、加圧トレーニングの高齢者への応用や、Functional trainingとWhole Body Vibrationの可能性を説明いただきました。そしてメディカルリハからアスレティックリハへの橋渡しにおいて、我々医療者が今後より活躍すべき、とリハビリ関係者の連携強化をお話しいただきました。

脊髄損傷リハ:秋田大学整形外科 工藤大輔先生

今年発表されたreviewを中心に24時間以内の除圧術の有効性(OR=1.66)や、呼吸障害に対する腹腔鏡下横隔膜筋内刺激、痛みの治療に対してはrTMSやSCSの効果を説明いただきました。高齢化に伴い、脊柱管狭窄を伴った軽微外傷からの脊損が増えていますが、秋田大学ではこのような最新の治療にも積極的に取り組んでいます。

また今後の治療、リハビリの可能性として、FES、BCI、細胞移植・薬剤による再生治療を説明いただきました。特に札幌医大で取り組まれている自家骨髄間葉系幹細胞移植は、ニプロ大館工場で製造予定であり、秋田の中で治療を行える日がもうすぐという希望を感じました。

ロボットリハ:秋田大学医学部附属病院リハビリテーション科 松永俊樹先生

現在使用されているリハビリロボットの多くを紹介いただきましたが、より進んでいる軍事ロボット、介護や重労働のロボットから今後のさらなる可能性を示唆いただきました。

また当大学で取り組んでいるロボットリハ研究を発表されました。ぜひ秋田県をあげて高齢社会におけるリハビリロボットのあり方を追求していきたいと思います。

今後定期開催予定の本会ですが、先生方の講演はとても熱気があり、参加者の方も集中して学ばれていました。これを機に秋田県のリハビリがさらなる盛り上がりを見せること間違いなしと確信しました。

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第7回秋田県足の外科・創外固定研究会(高橋靖博)

平成28年12月3日秋田ビューホテルにて第7回秋田県足の外科・創外固定研究会が開催されました。

一般演題では、村田先生・柴田先生・佐藤先生・河野先生・阿部先生・千田先生・高橋が発表しました。イリザロフで手術した症例、エコーガイド下ブロック、足部RA疾患、アキレス腱断裂といった、難渋した外傷・変性疾患・稀な疾患など様々な症例を報告して頂きました。私は現在勤務している秋田医療療育センターの症例をまとめ「最近3年間の乳幼児期における足部変形の経験」という演題で発表してきました。幸いなことに私が最優秀演題賞を受賞しました。発表のご指導していただいた坂本センター長をはじめ、三澤先生・石原先生・遠藤先生にはこの場を借りて御礼を申し上げます。

ミニレクチャーでは平鹿総合病院の千田先生が足部・足関節の鏡視下手術について講演していただきました。特にAnterocentral portalの有用性を中心に発表していただきました。これまで足関節鏡の手術を経験することが少なかったので、今回得た知識を今後の手術に生かしていきたいと思いました。

特別講演1では関東労災病院の整形外科部長である岡崎裕司先生が「イリザロフ法の合併症と感染対策」というタイトルで御講演していただきました。イリザロフの歴史から始まり、Pin site infectionなどといった様々な内容を1時間という限られた時間の中で発表してくださいました。秋田大学整形外科ではイリザロフ手術を多数施行しており、私たちは入院・外来でイリザロフ手術を施行された患者さんを診療する機会が多いので、本当に明日からの診療に役立つ内容でした。

特別講演2では奈良県総合医療センターの佐本憲宏先生が「足関節・足部のスポーツ障害と外傷」というタイトルで御講演していただきました。スポーツ障害患者に対する靭帯再建や関節鏡など、足の外科のメッカである奈良県で行われている最先端の治療を紹介していただきました。

本研究会では4時間で7題の一般演題、ミニレクチャー、2題の特別講演と非常に濃密で多岐にわたり、かつ刺激的で勉強になる有意義な学会となりました。明日からの診療に生かしていきたいと思います。

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2016年秋田大学整形外科医局大忘年会  (岩本陽輔)

2016年12月10日、整佑会総会に引き続いて、秋田大学整形外科大忘年会が秋田ビューホテルで行われました。

整佑会会員に加え、関連病院長など多数の御来賓の先生方のご出席を賜り、またリハビリスタッフや病棟看護師の出席も多く、総勢140名を超える盛大な忘年会となりました。

はじめに島田洋一教授からご挨拶を頂き、今年1年の秋田大学の活動をまとめていただきました。業績、スポーツ活動ともに今年は飛躍の年といえたのではないでしょうか。

引き続き発表されたAAOS travelling fellowでは、由利組合総合病院・鈴木紀夫先生、北秋田市民病院・冨手貴教先生の両先生が受賞されました。毎年恒例のスポーツ大賞は日整会、東日本整災初代チャンピオンとなったBISONS(バスケ部)と東日本整災5連覇の偉業を成し遂げた駅伝部が輝きました。また敢闘賞として東日本整災でまさかの優勝を遂げたエスパニョーレ秋田(サッカー部)が受賞しました。おめでとうございます。

続いて1病棟8階澁谷浩子師長から、今年一年の病棟の活動についてまとめていただきました。イリザロフケアなどで素晴らしい業績をあげた看護師さんたちの日ごろの支えに感謝する次第でした。また御来賓の先生方を代表し、整佑会会長 湊昭先生、策秋田厚生医療センター 阿部栄二院長よりご挨拶を頂きました。

宮腰尚久准教授の乾杯の音頭で忘年会が開宴しました。秋田大学整形外科では、日常診療に加え、スポーツ活動にも力を入れており、部活動報告では今年特に活躍のめぼしかった5つの運動部が各々の日ごろの頑張りをまとめ、プレゼンしました。烈風会(剣道部)の河野先生、工藤先生による乱取り(風)は見るものを魅了していました。

そして、毎年の目玉である新人の出し物では、新人看護師さんたちがかわいい衣装をみにまといつつ玄人好みのダンスを披露しました。また、我々大学院1年目も、整形外科1年目の後輩たちのご協力のもと、非常に男くさいうちわ芸を披露し、観客たちとりこにしていました。

最後には恒例の松永俊樹准教授の万歳三唱で中締めをし、盛大な忘年会が幕を閉じました。

今年も多くの先生方にご協力いただき、忘年会を滞りなく進めることができました。幹事一同心から感謝しております。

来年もよりよい一年となるよう邁進してまいりますので、引き続きご指導の程よろしくお願いいたします。

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第12回ブリジストンオープンテニスシングルス 男子ベテラン優勝(野坂光司)

ノーザンファルコンズ(秋田大学整形外科硬式庭球部)は笠間先生の加入や英知先生らの猛練習により,順調にチーム力がアップしております.私は年々年老いていき,プレーにキレがなくなってきてはいますが,今年も何とかひとつタイトルを獲得してシーズンを終えることができました.

第12回ブリジストンオープンテニスシングルス 男子ベテランで優勝しました.また来年に向けて頑張る気力が湧きます.

医学部硬式庭球部の後輩たちはナイスガイが多く,多くの選手が整形外科に入局し,ノーザンファルコンズでともに戦えたらいいなと願っています.

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3rd TMED Akihabara 2016に講師として参加してきました(野坂光司)

3rd TMED Akihabara 2016 –Trauma Master Entertainment Dialog-に講師として参加してきました.

日本を代表する外傷医である,湘南鎌倉総合病院 外傷センター長 土田芳彦先生と東京西徳洲会病院 外傷センター長 松村福広先生には,大変貴重な機会を与えていただき,心より御礼申し上げます.

多くの一流外傷医のかたのお話は私自身も大変勉強になりました.

私は『Pilon骨折に対するMATILDA法』『偽関節』『変形治癒』を担当させていただき,Ilizarov創外固定の有用性を中心にお話しました.他地域の先生によく質問される,『島田帝国』ではどのようにIlizarovが全県に浸透したのかから始まり,秋田イリザロフ法グループは,医師のみならず,看護師,理学療法士,介護士,生活保護員,患者家族を含めた全関係者へIlizarovの『標準化したケア』と『標準化された退院後の生活』が可能な流れができたことが我々の財産だということを強調してまいりました.

今後は『IlizarovとMicrosurgeryの融合』を標準化すべく,精進していきたいと思います.今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます.

 

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第9回日本運動器疼痛学会 (工藤大輔)

平成28年11月26日・27日の日程で御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて第9回運動器疼痛学会(大会長:東京慈恵会医科大学附属病院 ペインクリニック診療部長 北原雅樹先生)が行われました。今回、秋田大学からは粕川雄司講師、鈴木真純先生と私の3人で参加してまいりました。今大会では登録演題数が過去最高の160演題を超えたようで、各会場とも多くの参加者でいっぱいで活発な意見交換がされていました。

粕川講師は「ロコモティブシンドロームが高齢者のQuality of lifeと腰痛に及ぼす影響」について、私は「農村部在住中高年者における脊柱-骨盤-下肢アライメントと筋力がQOL、腰痛に与える影響」について発表させていただきました。本研究では本邦一の高齢化県である秋田県の中でも特に高齢化が進んでいる地域を対象としており、今後も高齢化につれて増えると考えられる腰痛をはじめとする慢性疼痛や高齢者のQOL低下の対策を講じるうえでの一助になればと思います。また鈴木先生からは大学院で研究されている内容をご発表いただきました。

一般口演、セミナーなどいずれも興味深い内容がたくさんあり、精神・心理面と疼痛の関連の重要性を再認識させられました。また個人的には先日秋田へご講演に来られた千葉大学折田先生のご発表も大変興味深いものでした。以前より私も疼痛評価ツールの一つとしてpainDETECTを使用しておりましたが、脊椎外科疾患の実臨床で使用するのにそぐわない印象があり、折田先生のご発表を拝聴して大変勉強になりました。

整形外科に来られる患者さんの多くは「痛み」を主訴に受診されますが、今後も痛みに関する研究を続け、また新しい知見を本学会で紹介または吸収できればと思います。img_5542

転倒予防教室in北秋田市(木村竜太)

11月17日(木)に北秋田市内2ヵ所で転倒予防教室を、秋田労災病院と共同で開催いたしました。骨折・転倒予防に関して、全国各自治体で様々な取り組みがありますが、本企画の特徴は多職種からのアプローチです。医師、理学療法士、作業療法士、栄養士、薬剤師からグループワークを行いながら、骨折・転倒予防指導を行いました。

我々医師ブースでは、骨粗鬆症の説明とロコモチェック、ロコモ体操を行いました。ロコモの認知率は6割を超えており、徐々に周知されてきていましたが、逆に骨粗鬆症の未検査の方が多くおり、検診を含めた検査へのアクセスしやすさを検討する必要性を感じました。また80歳代の参加者の方もたくさんいらっしゃいましたが、手放しで片足立ちが出来る方もいて、その身体機能、若々しさに驚かされました。

今後医療の役割として、予防医学の必要性は拡大していくとされています。秋田大学整形外科でも骨折・転倒予防をはじめとした予防医学活動を継続してまいります。
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秋田大学全学駅伝大会に参加して(長幡 樹)

11月5日に秋田大学体育会主催の全学駅伝大会が開催されました。今年は市民公開講座と同日に行われたため、例年のように2チームではなく1チームの精鋭のみの参加となりました。

大会当日はあいにくの雨のスタートとなりましたが、競技中は豪雨になることもなく比較的走りやすい天候だったと思います。

秋田大学整形外科駅伝部は1区から長幡→千馬誠悦→阿部和伸→佐々木研→斎藤光→木村竜太→小林 志→高橋靖博→成田裕一郎→山田 晋の10人で臨みました。

1区長幡が2年前と同じコースにもかかわらず、あまり奮わず5位と出遅れましたが、強豪選手がひしめく2区を千馬先生が年季の入った走りでつなぎ、3区阿部、4区佐々木先生が若い力とエースの圧巻の走りで3位まで挽回をし、駅伝部としての底力を見せつけました。5区斎藤先生、6区木村先生も後ろから全学陸上部の猛追をなんとかしのぎきり、3位でたすきをつないでくれました。現役陸上部員からはさすがに逃げ切れず、7区小林先生で4位となってしまいましたが、アップダウンの厳しい7区を心折れることなく力強い走りでつなぎました。8区高橋先生、9区成田先生が、次のチームとデットヒートを繰り広げ、最終区の山田先生へとたすきリレー。山田先生は同日に大阪で学会発表をし、昼に帰ってきた直後という厳しい条件の中で、4位でゴールテープを切りました。

タイムは例年よりも遅いタイムでしたが、大健闘の駅伝になったと思います。

 

来年こそは3位以内、そして陸上部に追いつけ追い越せとなれるように研鑽を積もうとおもいます。

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秋田県慢性腰痛フォーラム(粕川雄司)

2016年11月4日金曜日、ビューホテルにて秋田県慢性腰痛フォーラムが開催されました。寒さが厳しくなり天候も悪かった当日ですが、非常に熱気があり盛り上がったフォーラムとなりました。

はじめに、秋田厚生医療センターの阿部利樹先生より「慢性腰痛に対するデュロキセチンの使用経験」と題して御発表いただきました。有訴者が最も多い腰痛に対する薬物治療は、近年複数の薬剤が使用可能となり進歩しています。その慢性腰痛に対する薬物治療の成績について、詳細なご検討をお話しされ大変勉強になるご講演でした。

次いで、千葉大学大学院医学研究院整形外科学の折田純久先生より「腰痛の診断と治療、そのおもしろさとむずかしさ~基礎研究から低侵襲手術まで~」と題した特別講演を頂きました。腰痛に関する基礎実験で新たな治療法について検討されていること、診断が難しいことが多い病態を新たな画像診断法を用いて診断していること、さらに低侵襲の手術法である側方進入による椎体間固定術により腰痛の軽減を目指して治療されていることなどをご講演されました。基礎から臨床まで幅広いお仕事について多くのエビデンスを提示いただきながらのご講演は、大変勉強になりました。特に、折田先生の素晴らしいプレゼンテーションは秋田県の整形外科医にとっては衝撃でした。今後、秋田の先生方のプレゼンテーションスタイルにも大きな変革がもたらされるかもしれないと感じました。冬の足音が近づく秋田まで遠路はるばるお越しいただきご講演いただいた折田純久先生、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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