平成29年6月8日から10日にわたり、岡山コンベンションセンターをメイン会場に第54回日本リハビリテーション医学会学術集会が開催されました。島田洋一教授をはじめ多数の医局員の先生、リハビリテーション科の先生と参加して参りましたので報告させていただきます。
日本リハ学会は約1万人が参加する国内トップレベルの規模を誇ります。秋田大学からは21題と多数の演題が採択され、それぞれ発表を行い、大きな注目を集めました。私も「大腿骨近位部骨折地域連携パス使用患者の骨粗鬆症治療について」というテーマで地域包括ケアに関する発表をさせていただきました。
我が国は2025年には4人に1人が75歳以上という超高齢社会を迎えるとされ、高齢者のQOLの維持向上のためリハビリテーション医療の重要性は今後さらに増してきます。また医工連携や再生医療の発展により急速な発展が期待される分野であり、最先端の知識を常に吸収していく必要性を感じました。今回の学会参加の経験を日常診療に活かし、整形外科医として、関係職種の方と協力しながら、リハビリテーション医療に取り組んでいきたいと思います。