学会レポート」カテゴリーアーカイブ

第5回日本脆弱性骨折ネットワーク優秀演題賞を受賞いたしました(野坂光司)

第5回日本脆弱性骨折ネットワークが3月10~12日,新潟リハビリテーション病院院長 山本智章会長のもとで開催されました.

 

講演,レクチャーは,日本脆弱性骨折ネットワーク理事長の松下隆先生はじめ,高橋栄明先生,遠藤直人先生,萩野浩先生,森諭史先生,澤口毅先生,白濱正博先生,岩本潤先生,田中伸哉先生などからお話いただき,テーマである『脆弱性骨折のBest Practiceを求めて』というコンセプトに基づいた中身の濃い学会でした.

 

私は一般演題で『脆弱性高齢者足関節周辺骨折におけるCELTAB法の有用性』を発表し,優秀演題賞をいただきました.高齢化率日本一の秋田県においては,今後大切になってくる分野と思います.島田洋一教授,宮腰尚久准教授のご指導のもと,A-BONEの一員として,今後もこの分野の研究を頑張っていきたいと思います.

第43回九州膝関節研究会でspecial lectureを担当して(齊藤英知)

2011年3月11日、秋田大学DMATのリーダーとして、三陸、大船渡へ災害救助にむけて秋田市を出発したのは、震災発災より2時間後であった。街は停電で、重い気持ちで、いつもよりずっと暗い国道を東にむけてただ走った。岩手医大の本部を経由して、大船渡へ到着したのは、発災から13時間後の翌朝5時を過ぎたころであった。のべ2万人の死者を出したこの震災で、発災直後ですら、病院に搬送されてくる患者さんの少なさにただ失望し、地震や津波の恐ろしさを実感した。福島の原発事故のニュースを見て、ただ人間の無力さを実感した。

あれから6年が経ったその日に、九州福岡で、伝統ある第43回九州膝関節研究会を長崎大学の米倉暁彦先生が会長として開催され、主題に、変形性膝関節症に対する膝関節温存手術(膝周囲骨切り術)を指定された。私に与えられたspecial lectureのお題は、「大腿骨遠位骨切り術」であった。九州といえば、膝周囲骨切り術の聖地であり、緒方公介先生のinterlocking wedge osteotomy、千葉剛次先生のTibial Condylar Valgus Osteotomyといったオリジナリティーの高い膝周囲骨切り術が開発され、九州全域で関節を温存する文化が根付いている地域である。そのような文化をもつ九州で、膝周囲骨切り術のspecial lectureをさせていただくことは大変な名誉であり、震災から6年目として感慨深い(あの頃はここまで膝関節温存手術ののめり込むとは思っていなかった)。私は、その名誉に報いるべく、全身全霊で、自分の持つ知識、最新の手術のコンセプト、変形解析の重要性、手術のコツと落とし穴、注意点、膝周囲骨きり術の術後成績や最新の歩行解析の結果から、なぜ大腿骨遠位骨切りがkey osteotomyなのかについて述べた。特別講演は、大阪大学の中田研先生の、再生医療からプロスポーツ選手の治療、オリンンピックに帯同したお話など、多岐にわたる論理的なお話を拝聴でき、大変勉強になりました。

このような機会を与えてくださった米倉暁彦会長、九州膝関節研究会に会員の皆様に深謝致します。引き続きASAKG(Akita Sports Arthroscopy Knee Group)を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

第30回創外固定・骨延長学会学術集会 (湯浅悠介)

 

3月3、4日福岡県久留米市にて第30回創外固定・骨延長学会学術集会が開催されました。秋田からは島田洋一教授、野坂光司先生を始め、医師9名、看護師5名の計14名が参加いたしました。本学会の総演題数123演題のうち、秋田からは14演題の発表があり、秋田における創外固定の勢いを改めて実感いたしました。

学会は久留米大学医学部整形外科学教室白濵正博教授の挨拶から始まりました。シンポジウムでは全国トップランナーの先生方から「急性期外傷に対する創外固定」、「合併症に対する治療」、「脆弱性骨折に対する創外固定」のテーマでの講演があり、当教室の野坂先生からも“脆弱性骨折におけるIlizarov創外固定のコツ”と題して発表がありました。高齢化率全国1位の秋田県における高齢者を絶対に寝たきりにさせないため、早期全荷重を可能とするIlizarov創外固定手術の有用性を再認識することができました。一般演題では、市立秋田総合病院の柏倉剛先生、市立横手病院の冨岡立先生、平鹿総合病院の千田秀一先生、市立角館総合病院の青沼宏先生、そして秋田大学から益谷法光先生、長幡樹先生、湯浅悠介の7名が発表致しました。下腿外傷はもちろん、足部外傷、上肢外傷、Ilizarov周辺骨折、関節リウマチなど様々な用途で創外固定が使われており、秋田の技術の高さを感じました。また、コメディカルセッションでは岩原香織さんから“創外固定のケアの向上、後方支援施設との連携を目指して創外固定ケアセミナー「秋田県で広げよう創外固定輪・和」開催報告”、仲山晴香さんから“イリザロフ創外固定患者が退院後に抱える生活上の問題点と退院支援への課題”と題して発表がありました。Ilizarov創外固定手術患者における入院日数の長期化は全国的にも問題とされておりますが、秋田県は大学病院を中心として医師のみでなく、看護スタッフも指揮をとり、様々な工夫のもと期間短縮がなされていることを学びました。また、退院がゴールではなく退院後生活に対するケアも行っており、改めてIlizarov創外固定手術はコメディカルスタッフの支えがあって成り立っていることを感じました。

そして島田洋一教授からは『創外固定の未来~高齢者脆弱性骨折におけるIlizarov創外固定の有用性~』と題してご講演いただきました。島田教授がIlizrovを導入した経緯や全県各地へ広めるための努力、そして高齢者の多い秋田県におけるIlizarovの有用性など、様々なことを学ばせていただきました。教授のIlizarovに対する愛により、「秋田はIlizrov王国」と呼ばれるまで成長するに至ったのだと感じました。教授の卓越した話術により時には会場から笑い声が上がるほどの盛り上がりをみせました。

今後はIlizrovとMicroの融合をテーマに秋田は進んでいきます。僭越ながらその一助になれるように私自身、日々精進していきたいと思います。

 

 

 

第47回人工関節学会in沖縄に参加して (岩本陽輔)

2/24-25に沖縄で開催された第47回人工関節学会に参加してきました。

今回の人工関節学会には秋田の同門からはAHRG、ASAKGから過去最多の発表、参加がありました。

2/24の夜には日整会かと思うほどの盛大な同門会が行われました。秋田のこれからの人工関節に対しての熱い討論が繰り広げられました。

学会では最近の話題であるMISの中期〜長期の臨床成績やMISに伴うshort stem の臨床成績についての発表が多い気がしました。また当科でも使用をはじじめたcorailの演題も多く見られました。

同じ専門領域を志す人たちと交流することもでき、大変良い刺激をうけました。この会で得た知識を日々の診療・研究に活かしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発表をするAHRG若手と華麗に座長をこなす秋田赤十字病院、田澤人工関節センター長

 

第29回日本肘関節学会学術集会(伊藤博紀)

平成29年2月3・4日の両日、東京で開催された第29回日本肘関節学会学術集会へAHGより5名参加し、中通総合病院の千馬誠悦先生が「小児の陳旧性肘関節脱臼の1例」、成田裕一郎先生が「Cannulated screwによる小児上腕骨内側上顆骨折の治療経験」、由利組合総合病院 白幡毅士先生が「脳性麻痺による橈骨頭脱臼に伴う肘関節ロッキングの1例」、そして私が「上腕骨遠位部骨折後偽関節に対する人工肘関節置換術の経験」を発表してまいりました。

学会長は、昭和大学整形外科の稲垣克記教授で、メインテーマは肘関節不安定症でした。Mayo Clinicから著名なO`Driscoll先生が来日され、肘不安定肘に対する診断と治療と(特にPLRI:posterolateral rotatory instabilityに関する診断について動画を交えわかりやすく解説されました)、最新の人工橈骨頭に関する講演を行いました。これまでの人工橈骨頭は、長期成績は十分なものではありませんでしたが、新しい人工橈骨頭は解剖学的に形状が近似し、長期的にもよい成績が期待できそうな製品であると感じました。

肘不安定症に対する数多くの演題発表がありました。湘南鎌倉総合病院外傷センターの土田先生がTerrible triadに関する報告を行っており、発表のまとめにおいて『エビデンスに基づいて治療を行えば、もはやTerribleではない』との言葉が非常に印象に残りました。他にも人工肘関節、野球肘に関するシンポジウムや、エコーによる肘の画像診断、肘周辺外傷に対する治療戦略、小児の外傷に関する発表等、最新の知見を得ることができ、非常に有意義な2日間でした。

本学会で得た知見を、日常臨床や後進の指導へ活かしていきたいと思います。

第38回 東北骨代謝・骨粗鬆症研究会(粕川雄司)

2017年2月4日仙台サンプラザにて第38回東北骨代謝・骨粗鬆症研究会が開催されました.この研究会は,佐藤光三名誉教授が創設メンバーのお一人となっている歴史ある研究会です.今回A-BONEから,宮腰尚久准教授が福島県立医科大学 甲状腺内分泌学 鈴木眞一先生のミニレクチャーの座長をお務めになり,田村康樹先生,堀川 明先生,佐々木寛先生が発表しました.田村康樹先生は「エディロール投与例における血中カルシウムおよびeGFR値の変動と併用薬との関連んついて」,堀川 明先生は「経年的に調査した経口と注射製剤の骨粗鬆症治療薬の使用割合の推移と要因」,佐々木寛先生は「骨粗鬆症患者における血中25(OH)ビタミンD濃度と重心動揺との関係」の発表を行いました.また,秋田労災病院から奥山幸一郎先生が主導している臨床研究の結果について,中央検査部の長岐ゆいさんから「北緯40度地域における勤労者の血中25(OH)D濃度と腰痛およびQOLの関連について」と題した御発表がありました.数多くの素晴らしいご演題の中から,今回堀川 明先生が臨床系の最優秀演題賞を受賞されました.五十嵐記念病院での1000例を超える症例を対象に,経口と注射の骨粗鬆症治療薬の使用割合とその継続率について詳細に検討した内容でした.堀川 明先生,受賞おめでとうございます.

特別講演では帝京大学ちば総合医療センター 第三内科 教授 岡崎 亮先生より「ビタミンDの多面的作用」と題し,近年その様々な効果が知られているビタミンDの基礎から骨やその他各臓器疾患に対する様々な効果についての御講演がありました.ビタミンDの基礎から臨床での効果について大変勉強になりました.

今後も基礎から臨床までの骨・骨粗鬆症についての研究を継続していければと感じました.今後ともよろしくお願い致します.

第27回東北脊椎外科研究会(尾野祐一)

平成29年1月28日、仙台で開催された第27回東北脊椎外科研究会に参加して参りました。今年の主題は「脊椎・脊髄疾患の多数回手術」ということで、治療に難渋し再手術を要したような疾患の検討を中心に、東北の各病院からさまざまな演題が発表されました。秋田からは、秋田労災病院の阿部和伸先生、木戸忠人先生、佐々木寛先生、秋田厚生医療センターの井上純一先生、秋田大学からは鈴木真純先生、そして私が発表しました。主題の演題もさることながら、その他の臨床研究や症例報告もレベルが高く、「硬膜内脱出ヘルニアの診断や画像所見の見方」、「仙腸関節障害に対する新しいブロック方法」、「脊椎術後感染の早期発見のための指標の検討」、「転移性脊椎腫瘍に対する最小侵襲手術の有効性」や「内頸静脈穿刺による椎間孔内誤挿入の一例」(この症例報告が、一日の中で一番のどよめきがあがりました)など、どれも大変興味深い内容ばかりでした。前夜に開催された症例検討会に引き続き活発な議論が開催され、東北の脊椎外科医の勢いを感じました。また、会の途中では昨年のこの会の優秀演題賞が表彰され、同門の木村竜太先生が35歳以下の若手優秀演題賞を受賞されました。おめでとうございます。会では同世代の若手からの発表も多数あり、同じ東北地区で同じ専門領域を志す人たちと交流することもでき、大変良い刺激をうけました。この会で得た知識を日々の診療・研究に活かしていきたいと思います。東北脊椎

第8回東北MISt研究会(木村竜太)

第8回東北MISt研究会がH29年1月29日に仙台市で開催されました。前日の東北脊椎外科研究会に続き、本研究会では、「低侵襲」脊椎手術について熱い議論が交わされました。

側臥位での経皮的椎弓根スクリュー(PPS)刺入方法や、胸腔鏡を併用した固定術など全国から興味深い取り組みが報告されました。秋田からは水谷嵩先生が「精神疾患のある化膿性脊椎炎に経皮的S2 alar iliac screwを用いてMIS fixationを行った1例」を発表されました。

PPSを使用した固定術は、外傷、感染や転移性脊椎腫瘍、さらに変性疾患に対しても有用性が周知されており、今後さらなる高齢化社会において、必要性は増してくると考えられます。秋田県内でも低侵襲の脊椎手術で、患者さんにも、医療者にも優しい脊椎手術を行えるよう引き続き研鑽を積んでまいります。

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第19回日本低侵襲脊椎外科学会学術集会(JASMISS)、第18回脊椎内視鏡下手術・技術講習会 (水谷 嵩)

2016年11月24日25日にステーションコンファレンス東京で第19回日本低侵襲脊椎外科学会(JASMISS)学術集会が開催され、秋田からは木村竜太先生と私が参加し、特別講演のために秋田厚生医療センター阿部栄二院長も御参加されました。この日は観測史上初めて11月に東京で積雪が確認されるという寒い日でしたが、寒さを感じさせない熱い討論が繰り広げられており、私も化膿性脊椎炎に対する経皮的固定術の症例報告を発表してきました。

今年のテーマは『脊椎外科の低侵襲化の現状と近未来展望』でした。脊椎の低侵襲手術は傷を小さくしたり出血量が少なくなるなど患者さんにとってはいい事尽くめのようですが、合併症や再手術、手術時間、執刀医の技術など未だ多くの課題が議論されています。このような低侵襲化の現状について再確認し、今現在取り組まれている施設で、今後技術をよりいっそう高め、新たに始めようとする人たちにもいかに教育していくか、という近未来の展望について話し合われていました。

阿部栄二先生のご講演は『成人脊柱変形の矯正手術のポイントと低侵襲化』という演題でした。個人的には阿部院長は低侵襲手術というよりは、大掛かりな変形矯正や椎体置換など侵襲の大きい大変な手術をバリバリやられているという印象が強かったので、低侵襲をテーマにした本学会でどのようなお話をされるのか大変楽しみでした。豊富なご経験から臨床で学んだ見解をもとに、これまでの歩みなどをお話されました。侵襲が大きい手術を多くご経験されてきた中で、低侵襲化の必要性を感じるようになり、新たな技術や考え方を導入してきた軌跡など大変興味深い内容でした。

私と木村先生はそのまま神戸に移動し、11月26日の脊椎内視鏡下手術・技術講習会を受講してまいりました。生きた豚を使って実際と同じような手術行い脊椎内視鏡手術の技術、知識を学べる絶好の機会でした。椎弓の幅や椎間高が狭く、1枚膜が多いなどヒトと解剖が異なる点もありましたが、モニターの見方や器械の設置の仕方、骨を削って除圧を行うなどの作業は問題なく学ぶことができ、硬膜や血管に気をつけて行う処置は実際の手術のような緊張感で挑めました。

低侵襲づくしの3日間で非常に多くのことを学ぶことができ、今回の経験させていただいたことを臨床にも還元していければと思います。

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第17回日仏整形外科学会学術集会(木島泰明)

2016年11月25-26日の2日間、ラヴィール岡山と香川県直島のベネッセハウスにて、第17回日仏整形外科学会学術集会が開催されています。秋田からは木島泰明が参加致しております。

我が国において医学は、明治以降のドイツ医学、第二次大戦後のアメリカ医学を主流として発展してきましたが フランスは近代整形外科発祥の国であり、古くから大きな業績が見られ、Orthopédieという言葉が誕生したのもフランスであり、アングロサクソン系のものとは異なった天才的な独創性がある事は世界的に認められています。一度フランス医学を経験したものにとって、その独特の考え方は深く感銘を受けることから、かつてフランスに留学経験を持つ先生方が提唱して1987年に第1回の日仏整形外科学会が神戸にて、七川歓次先生(滋賀医科大学整形外科)を会長に行われました。

現在、日仏整形外科学会の会長は、金子和夫・順天堂大学教授ですが、今回の学会長は、藤原憲太先生(大阪医科大学)と青木清先生(旭川荘療育・医療センター、岡山大学)の御両名です。

第一日目はラヴィール岡山にて、帰朝報告や股関節・脊椎の教育研修講演、小児やハンド、股関節の一般演題の発表もワインの試飲をしながら和やかな雰囲気で行われました。参加されている先生方の専門領域としては、股関節が多いですが、次いで多いのは脊椎、肩、膝、小児、手外科でした。同会場でのウエルカムパーティーでも岡山ならではの料理を満喫することが出来ました。

二日目は朝、岡山をバスで出発し、直島入りをします。直島はアートの島として日本よりも海外での知名度が高く、3年に一度行われる瀬戸内国際芸術祭の中心です。直島では、DDH・膝・スポーツの教育研修講演や脊椎・膝の一般演題だけではなく、今後の国際留学や交流のヒントとなるような国際人4人による「地球人シンポジウム」なども企画されており、通常の学会とは違った、とても楽しい雰囲気で進行していきます。

一昨年、第1回から第7回までの学術集会の会長を務められ、初代のこの会の会長でもあった滋賀医科大学名誉教授の七川歓次先生が亡くなられました。この先生のお名前を残そうということで、今年の学術集会における帰朝報告の中で最も印象に残った帰朝報告が七川歓次賞(最優秀帰朝報告賞)として表彰されることとなりました。そういうこともあり、今年はなんと12演題もの帰朝報告がエントリーされましたが、参加者全員の投票によって決定された栄えある第一回七川歓次賞に私、木島泰明が選ばれました!これもひとえに私にフランス留学を薦めて頂いた島田教授をはじめ、留守中大変ご迷惑をおかけするにもかかわらず快く留学に行かせていただいた同門の先生方のおかげです。本当にどうもありがとうございました。

日仏整形外科学会学術集会(SOFJO: Société Franco-Japonaise d’Orthopédie)は2年に1回の開催で、毎回、日本の各地で行われますが、このほかに日仏整形外科合同会議(AFJO: Association France-Japon d’Orthopédie)も2年に1回開催されており、SOFJOとAFJOが交互に行われるので、毎年、日仏の整形外科医の交流の場が持たれています。AFJOは日本開催とフランス開催が交互に行われており、昨年のAFJOはフランスのサンマロという世界遺産モン・サン・ミシェルの近くで開催されました。そして来年のAFJOは船橋整形外科の老沼和弘先生と千葉大学の高橋和久教授を会長に世界遺産・日光東照宮社務所にて開催されます。2017年5月12-13日の2日間です。SOFJOもAFJOも、全国の先生やフランスの整形外科医と(フランス語ではなく)英語でディスカッションができる貴重な場です。英語でのプレゼンやディスカッションは場数(ばかず)が大事だと思うので、フランス整形外科に興味を持ってくれた先生、ぜひ一緒に参加しましょう。

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