2022年9月25日に行われた第30回秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソンで、参加中に遭遇した救護に対し、大会事務局より感謝状を頂戴しました。
病院の外でも、人の役に立てる、そんな実感を与えていただき、とても嬉しく思います。
https://www.sakigake.jp/news/article/20230227AK0013/
これからもスポーツをするドクターとして、秋田県のスポーツを応援していきたいと思います。
2022年9月25日に行われた第30回秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソンで、参加中に遭遇した救護に対し、大会事務局より感謝状を頂戴しました。
病院の外でも、人の役に立てる、そんな実感を与えていただき、とても嬉しく思います。
https://www.sakigake.jp/news/article/20230227AK0013/
これからもスポーツをするドクターとして、秋田県のスポーツを応援していきたいと思います。
2023年2月18日,第30回秋田県スポーツ医学研究会がオンライン開催されました.
今回は,宮腰教授の声がけで立ち上がった,本研究会のワーキンググループ活動報告が初めて行われました.義足の方々との活動を,「Ambeins オンラインの活動報告」を佐藤陽介先生 (Ambeins 責任者)から,「秋田でも障がい児者がスポーツできる環境を目指して」を佐藤理枝子先生 (秋田県立医療療育センター リハビリテーション部門)から,「メディカルランナーが現場で傷病に遭遇した場合何ができるか.どこまでするべきか」を木村竜太先生 (秋田大学 整形外科)から,「女性アスリート指導者に対するアンケート調査」を小野寺洋平先生 (秋田大学 産婦人科)から講演いただきました.どの活動も非常に積極的に取り組まれており,とても濃い内容でした.各グループとも,まだまだ活動計画があるとのことで,ますます期待が高まりました.
特別講演1は,座長 秋田大学大学院医学系研究科医学専攻機能展開医学系 整形外科学講座 教授 宮腰尚久先生で,「足部・足関節のスポーツ傷害」を三重大学大学院医学系研究科 スポーツ整形外科 講師 西村明展先生からお話しいただきました.スポーツ安全協会の報告(2020-2021)では,部位別スポーツ傷害発生率では手指,足関節,膝,足の順となっており,足関節,足,足趾を合わせると,全スポーツ傷害の1/4を占め,日常のスポーツ傷害の中で足部・足関節領域がいかに多いかということ,スポーツ傷害の中で,最も頻度の高い足関節捻挫を中心に,距骨骨軟骨損傷,足関節前方インピンメント症候群,疲労骨折などの診断と治療の実際について,分かりやすく解説いただきました.特に鏡視下手術の第一人者でもある先生の動画は大変迫力が伝わってまいりました.
特別講演2は,座長 秋田大学大学院医学系研究科医学専攻腫瘍制御医学系血液・腎臓・膠原病内科学講座 教授 高橋直人先生で,「肝胆膵疾患と運動・栄養療法(疼痛治療も含む)」を秋田大学の卒業生でもある,福島県立医科大学 消化器内科学講座 准教授 高木忠之先生からお話しいただきました.肝硬変の成因別頻度ではC型肝炎が最多ですが,近年減少傾向であり,非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が増加していること,肝硬変,さらには肝細胞癌が出現する前に,食事習慣の改善や運動療法による脂肪肝の治療が推奨されていること,簡易なレジスタンス運動による肝脂肪化の改善の実例を紹介いただきました.また,急性膵炎や慢性膵炎診療ガイドラインの改訂により,膵疾患での栄養療法が見直されましたこと,従来脂肪制限やカロリー制限を強いて来たのですが,十分な膵消化酵素を補充した上での食事療法が推奨されるようになったこと,さらに膵臓癌は増加傾向で未だに切除率が30%以下と低く癌性疼痛を伴いますが,内視鏡を利用した腹腔神経叢ブロックを行うことも可能と,幅広いお話しをいただきました.
どの講演も大変勉強になり,心より御礼申し上げます.
次回は2024年2月17日開催となります.よろしくお願いいたします.
2023年2月18日,毎年恒例の午前に若手セミナー・午後に第30回秋田県スポーツ医学研究会が開催されました。
若手セミナーには学生から研修医まで多くの若人たちが参加してくれました.みんなで鶏肉を使ったハンズオンも実施し楽しんでもらえました.
そして午後からはスポ医研です.一般演題ではAmbeins責任者である佐藤陽介先生、秋田県立医療療育センターの佐藤理枝子先生、秋田大学整形外科の木村竜太先生、秋田大学産婦人科の小野寺洋平先生からご発表いただきました。様々な分野の先生から、様々な視点からご発表いただき大変新鮮な討論となりました。
特別講演Ⅰでは三重大学大学院医学系研究科スポーツ整形外科西村明展先生から「足部・足関節のスポーツ障害」についてご講演いただきました。普段の日常診療で困ることが多い足部のスポーツ障害について、診断・保存療法から手術治療のコツに至るまで大変わかりやすくご教示くださいました。明日からの患者様の治療に早速活かしていきたいと思います。
特別講演Ⅱでは福島県立医科大学消化器内科高木忠之先生から「肝胆膵疾患と運動・栄養療法(疼痛治療も含む)」についてご講演いただきました。レジスタンス運動の有用性は自分たち整形外科にとても馴染み深い内容であり、普段あまり接することのない内臓疾患への有用性は大変興味深かったです。また外傷と腹部疾患の関連性についての発表は重度外傷などを治療する可能性のある我々にとっては普段はなかなか勉強できない分野でもあり非常に勉強になりました。今後外傷症例を治療する際はご講演内容を念頭に置いて治療にあたりたいと思います。
コロナ禍中の開催なこともありweb開催となってしまいましたが、秋田の冬の大雪を溶かすような熱く活発な討議が行われました。次回の研究会を今から心待ちにしております。
ご講演いただいた先生方、開催にあたりご尽力いただいた方々に心より感謝申し上げます。
2月11日,秋田大学イリザロフハンズオンセミナーを開催しました.
コロナ禍で長きにわたり,Webハンズオンセミナーが続いていましたが,久しぶりのリアル開催となりました.
宮腰尚久教授にご指示をいただき,大学本部と密に連絡を取りながら,万全の感染対策のもと,今回は県内参加者のみで行いました.
本セミナーは秋田イリザロフ法グループ(AIMG)の若きリーダー,三田基樹先生が準備から運営まで取り仕切ってくれ,会場は熱気にあふれる非常に有意義な会でした.
コロナ渦で長きにわたり開催できなかったこともあり,参加者の中にはイリザロフに触ることが初めて,という先生もおりました.三田先生や大学院生など,イリザロフ経験のある先生たちの熱い指導で初学者の若手医師たちにもとても充実した時間になったと思います.
AIMGの目標の一つに,全国からイリザロフ創外固定過疎地をなくすことを掲げています.コロナが落ち着いたら,また全国から積極的に参加いただけるよう,秋田大学整形外科のイリザロフの知識,技術をアップデートしていく努力を続けていき,我々の技術を全国に広めていきたいと思います.
土曜日のお忙しい中集まってくれた参加者のみなさん,講師をしていただいた三田先生,開催に多大なるご協力いただきました宮腰教授と関係者のみなさま,本当にありがとうございました.
令和5年2月3日,4日に行われた日本肘関節学術集会に参加させていただいてきました.今回はお隣の山形で,日頃から大変お世話になっている高原政利先生が会長をお務めになられての開催でした.上腕骨外側上顆炎や肘部管症候群など外来で遭遇する頻度の多い疾患の最新の知見や,人工関節,靭帯の手術について,また再生医療の可能性のお話など,多くのことを勉強させていただきました.
秋田県からも中通総合病院の千馬誠悦先生,湯浅悠介先生,斎藤光先生が座長や演者として参加され,全国の先生たちとディスカッションを行い,会場を盛り上げていました.
学会の翌日には,テニス大会も開催され,秋田から齊藤英知先生,佐藤貴洋先生とともに私も参加させていただきました.感染対策を厳正に行っていただいた中での開催でしたが,全国の先生たちと親睦を深めることができ,貴重な経験をすることができました.齊藤英知先生はなんと大会で優勝されるなど,大活躍されており,コートを大いに沸かせていました.佐藤貴洋先生も他大学の先生たちととても楽しそうにテニスをしており,交流を深められているようでした.
多くの幸運と,日々の齊藤英知先生の(テニスの)ご指導のおかげで自分も3位に入賞させていただきました.佐藤先生は惜しくも入賞となりませんでしたが,「入賞できなかったのは,普段の練習不足であり,練習すれば,今後の活躍が期待される」と齊藤先生が熱くコメントしており,自分は奇跡的に入賞できて本当に良かったとホッとしました.
学会やテニス大会の運営にあたられた,高原政利先生,原田幹生先生,山形大学整形外科の先生たち,スタッフの方々には本当にお世話になりました.圧倒的なホスピタリティで歓迎してくださり,秋田から参加させていただいた我々も素晴らしい時間を過ごさせていただきましたが,全国の先生たちが学会や山形を満喫されたことと思います.
今回学会参加を通じて得られた知識や経験をまた明日からの秋田での日常診療や,研究に活かしていければと思います.
2023年2月4日仙台市において第44回東北骨代謝・骨粗鬆症研究会が開催されました。本研究会は今回から秋田大学整形外科が事務局を務めています。
昨年は完全web開催でしたが、今年はハイブリッド開催となり、100名近くの参加がありました。秋田からは、宮腰尚久教授、粕川雄司先生、野坂光司先生、土江博幸先生、尾野祐一先生、笠間史仁先生、岡本が現地参加致しました。現地はサブ会場まで参加者が溢れる状態で、本研究会の勢いを強く感じました。
一般演題では、秋田労災病院の奥山幸一郎先生、秋田赤十字病院の尾野祐一先生、秋田大学の粕川雄司先生、野坂光司先生、笠間史仁先生、岡本が同門から発表致しました。本研究会は非常に質疑応答が活発であり、とても有意義な研究会となりました。また、整形外科医だけでなく、複数の科の先生が参加されているため、演題の内容も多岐にわたっており、様々な角度から骨代謝・骨粗鬆症を勉強することができました。今後の研究の参考にしたいと思います。
宮腰尚久教授はミニレクチャーを担当され、「骨粗鬆症性椎体骨折―読影のポイントと鑑別診断―」と題し、増加傾向にある骨粗鬆症性椎体骨折について講演されました。椎体骨折を診た時に考慮すべき鑑別疾患を、画像所見や臨床所見などを踏まえて解説いただき、整形外科医だけでなく、内科の先生においても非常に勉強になるご講演であったと思います。
特別講演は北海道大学大学院歯学研究院口腔健康科学分野硬組織発生生物学教室教授の網塚憲生先生より「骨形成を促進する骨粗鬆症治療薬の細胞・組織メカニズム」についてご講演いただきました。テリパラチド、アバロパラチド、ロモソズマブのそれぞれの骨に対する作用の違いなど非常に興味深く拝聴致しました。
また、一般演題基礎部門において岡本の「アデニン誘発性慢性腎臓病モデルラットにおける骨格筋萎縮の経時的変化」、一般演題臨床部門においては尾野祐一先生の「閉経後骨粗鬆症患者における生体電気インピーダンス法の位相角とQOLの関係」がそれぞれ優秀演題賞を受賞致しました。本会のように歴史ある研究会で受賞できたことを非常に嬉しく思います。引き続き秋田から骨代謝に関する研究を発信できるよう研究を続けてまいります。今後ともご指導の程宜しくお願い致します。
2023年1月28日にぎわい交流館AUにて秋田主催で東日本手外科研究会が開催されました.千馬会長の御発令で本会が開催され,約300名の方に参加いただきました.学会のテーマ「手外科の襷を次世代へ」ということで会長千馬先生のお言葉らしい素晴らしいテーマだと思いました.そのテーマ通りに多くの若手整形外科医(手外科医)が本会で演題を出して発表していました.AHGでも一応私と中西先生がヤングドクターとして発表しました.特に中西先生は初の学会発表とのことでした.私は業務で応援に行けませんでしたが,立派に発表し質疑応答もしっかりと応対していて素晴らしかったようでした.今回は若手の発表者にも記念品がありました.2017年卒の自分もちゃっかり頂きました.美味しそうないぶりがっこを頂いたのでチーズと合わせて食べようと思います.
本会の目玉である特別講演では,千馬先生の師匠である藤 哲先生よりご講演頂きました.藤先生は弘前大学の手外科をゼロから築き上げたレジェンドドクターで,その先生がどのように学び,どのように修練し,どのような心持ちで過ごされていたのか,その歴史を語って頂きました.駆け出しの私にとっては非常に興味深い内容で,また参考になることもたくさんありました.とりあえず新潟手の外科セミナーには複数回参加しようと思いました.(昨年オンデマンドで参加しましたが,内容が非常にボリューミーで動画を全て観ることができませんでした.藤先生も1回参加するくらいでは理解するには不十分とおっしゃっておられました.)
前日に開催された会長招宴や現地開催のスタッフ業務など,今回の学会では貴重な経験をさせて頂きました.会が恙なく終了したこと,参加された多くの先生に楽しんで頂けたこと本当にうれしく思います.初期からご尽力された千馬先生,伊藤博紀先生大変お疲れ様でした.また,本会にご協力いただいた多くの方々に感謝致します.
2023年1月21日に第33回東北脊椎外科研究会が仙台現地とWEBのハイブリットで開催されました。本会では秋田厚生医療センターの小林孝先生が会長を務められ、「脊柱変形治療における私の工夫」という主題でした。3年ぶりに多くの先生方が集結したオフライン会場は非常に活発な討論とご指導があり、「これこれ!これが東北脊椎だなぁ!」と感じたところです。
本研究会では初となるミニレクチャーとして中通総合病院の鈴木哲哉先生よりPLIF手技についてのご講義がありました。秋田のPAVRECの発展や、後方手術についての若手への熱いメッセージをご講演いただきました。また秋田からは若手からベテランまで非常に多くの発表があり、東北に秋田の脊椎をアピールできた会となりました。特別講演では浜松医科大学の大和雄准教授より「成人脊柱変形手術成績向上のためのストラテジー」として浜松医大の脊椎治療の変遷についてご講演いただきました。安全に良好な矯正を得るために、継続的に調査された浜松医大の数々のデータに感服いたしました。成人脊柱変形手術は高齢で合併症が多く複数回手術が少なくないですが、安全に行うための多くのヒントを得ることができました。
翌1月22日には第16回東北MISt研究会が同じくハイブリットで開催されました。昨今発展している内視鏡手術だけではなく、頸椎固定術などにおいても低侵襲化が図られており、各演者の先生方が取り組まれている「低侵襲化」を勉強させていただきました。特別講演では関西医科大学の石原昌幸先生の「成人脊柱変形術後合併症を克服する!!」として関西医科大学の豊富な成人脊柱変形手術の経験と、合併症対策の工夫についてのご講演を拝聴いたしました。最適なアライメントを獲得するための工夫と新しいテンプレート・プリベンディングロッドの開発など、非常に刺激的なご講演でした。本会では会を盛り上げた質問者にBest Discusser Awardが与えられ、私笠間が受賞させていただきました。沢山質問させていただき勉強となっただけでなく賞までいただけて非常に嬉しいです。目録は妻の洋服代に消えてしまいましたが(笑)。
来年は現地のみの開催で、恒例の前夜祭も開催されるようです。来年も秋田から多くの演題発表を行い、秋田の脊椎をアピールできるように頑張りたいと思います。
整形外科学講座大学院所属(田沢湖病院)の三浦隆徳先生の論文掲載について、
秋田大学大学院医学系研究科・医学部HPにてご紹介いただきました。
https://www.med.akita-u.ac.jp/news/20230105_4.html
三浦先生の益々のご活躍を祈念いたします。
2022年も残りわずかとなりました。
12月30日、秋田大学整形外科書き納めが行われました。
宮腰教授はじめ、6年生の山羽健士郎くんも参加し、みな集中して書に臨みました。
本年も誠にありがとうございました。