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足の外科バルセロナキャダバートレーニングに参加して(長幡樹)
2017年12月14日〜16日でスペインのバルセロナでFoot and Ankle International courseに参加してきました。
秋田からは市立秋田病院の柏倉先生と自分の2人の参加でした。
バルセロナは滞在した3泊4日の間は常に晴天で秋田県に比べると比較的暖かく過ごしやすい気候でした。冬にみる晴れ間はとても気持ちがいいものでした。
全国から40人の参加者で整形4〜5年目から20年以上の先生方と様々でした。講師には日本で足の外科では著名な講師の先生方である大関覚教授、熊井司教授、高尾昌人教授、松井健太郎先生、またBarcelona大学のXavier Martin教授、CanadaからきていたMark Glazebrook教授のもとで足関節鏡や、変形足矯正の骨切り術の手技や、ピットフォールを含めた基礎的な解剖知識を勉強してきました。
参加者の中でも若手に属していた自分にとってはとても刺激的な勉強の機会をいただいたと思っています。関節鏡では前方鏡視、後方鏡視の方法、長母趾屈筋腱のインピンジに対する治療法、靭帯再建のための適切な鏡視位置などを学び、外反母趾や尖足、凹足変形に対する骨切りなど、自分ではほとんど経験のない手技を細かく学んできました。自分の知識の足らなさを自覚させてもらったのと同時に、一緒の検体でキャダバーをした上級の先生からも優しく指導してもらい、同世代からはお互いに意見し合って、刺激をもらってきました。Case Presentationなど英語で行われたDiscussionも全力で耳を傾けて話を聞いて勉強してきました。日本では見ないような、難渋症例を見て治療方針を検討するなど、自分の頭では及ばないような話もきけてとても勉強になりました。またもう少し英語を勉強しなければ・・・と強く心に誓いました。
また午後に数時間余裕ができた日があり少しだけ観光にも行ってきました。2026年に完成予定のサクラダファミリアも観光してきました。完成前に一度は見たいと思っていたため、とても感動しました。
今回のキャダバーでの1番のイベントはまさか自分がなるとは思ってもいなかったLost Baggageを経験したことです。1度は聞いたことあるけど、まぁ噂話程度でしょう・・・。と思っていたのですが、空港に着いてからキャリーバッグは待てど暮らせど流れて来ず・・・。連絡先を伝えホテルに向かいましたが、結局3日間洋服は一度も届かないままでした。夜な夜な来ている服を洗い、限界を迎え服を買いに行くと安い店舗は発見できず、高級パンツを買う始末。とてもいい人生経験になりましたが、もう一度は経験したくないと心から感じました。キャダバーを通して最も伝えたいことは『海外に行くときは手持ちに常に1日分の着替えを持ち歩け』です。Lost Baggageには十分にご注意ください。
また今回の参加を勧めてくださった野坂先生、快く送り出していただいた島田教授をはじめ、ご迷惑をおかけした大学職員の皆様に深く感謝します。ありがとうございました。
米国留学報告①(斉藤公男)
秋田大学医学部附属病院 リハビリテーション科/整形外科の斉藤公男です.2017年9月から島田洋一教授の御高配によりアメリカサンフランシスコ UCSFに留学させて頂いております.これから少しずつ留学中の情報をブログに挙げていきたいと思います.
初回は,セットアップに関してです.サンフランシスコへの留学に関しては非常に役立つ本なども出版されており,そちらに詳しいことが載っていますので,自分で体験した(失敗した)ことを備忘録的に記して起きます.
- 出発前
・とにかくVISAが必要です.VISAが来ないと飛行機も予約できません.自分は始動が遅くて,アメリカ大使館の予約を8月9日にとり,無事に8月16日頃にVISA送付,それから飛行機の予約をしましたが,危ないです.
・VISAを取るためにはDS2019という書類が必要です.
・この書類のために,各種予防接種や,ツ反をしないといけません.
・DS2019は家族の分もしっかり申請しないと,家族のVISAがおりません.自分はこれで遅くなりました.
これ以外にもいろいろ手続きがあるのですが,結局VISAとお金があればなんとかなります.
セットアップのための入国
他大学のサンフランシスコで留学・研究されている先生方にお聞きしたところ,宿は一度場所と現地を見てから決めた方が良いとのことで,9/1〜9/11まで1人で渡航しました.セットアップは北大整形外科 清水智宏先生に多大にお世話になり(居候までさせて頂き),無事にアパートを決めることができました.
日系のリロケーションサービスを利用するのが手っ取り早いらしいのですが,1ヶ月分の家賃を手数料として取られます.自分は清水先生にお手伝い頂き,近くのアパートに直談判でした.結果として,見て決めて正解でした.サンフランシスコは通りが1本違うとガラっと雰囲気が変わるところが多々あります.実際に見てみないと分からないことも多く,特に家族を連れてくる身としては安全は絶対条件でした.今住んでいるところは裏手に警察署があり治安最高に良い場所です.
アパートを借りるために必要だったものは,以下の通りです.
・アメリカの銀行の口座(UNIONBANKなら日本で口座開設できるのですが,間に合いませんでした)⇒借りる予定の部屋を住んでることにして無理矢理口座を開きました…
・携帯電話(日本でSIMカード契約できます.現地の番号が信頼されます)
・パスポート
・DS2019
・現金
・アメリカの雇用主の名前,電話番号(長尾先生ありがとうございました.)
・保証人(いなければ多額のDeposit⇒お金で解決)
・手付金の小切手
☆契約する部屋の1年分の家賃以上の残高証明書(ドル建て,アメリカの銀行のみ):これが一番大変でした…
住居セットアップの合間に,サンフランシスコ周辺で医師として勤務されているAko Walter先生(湊正策会長の愛娘,湊貴至先生の妹,齊藤英知先生の同級生)に山火事に見舞われる前のナパ・ソノマ周辺のワイナリー巡りに誘って頂き大変貴重な経験をさせて頂きました.この場を借りて御礼申し上げます.
一時帰国.時差ボケ全開で青森の実家行ったり,仙台行ったり,大学病院行ったりであっという間に家族を連れて再び米国へ,途中何故か同期の奥寺先生に会って家族との集合写真撮ってもらったり…
つづく
ダウンタウン
2017年秋田大学整形外科整佑会総会、特別講演、大忘年会(井上純一)
2017年12月9日、平成29年度整佑会総会、第13回整佑会特別講演会、秋田大学整形外科大忘年会が行われました。
整佑会総会では、秋田労災病院の千葉光穂副院長が労災医員功績により藍綬褒章を叙勲され、整佑会からも表彰式を行いました。これまでの業績が認められ、晴れて栄誉を得たことに心よりお祝い申し上げます。湖東厚生病院の鵜木栄樹先生、秋田大学医学部付属病院の工藤大輔先生が整佑会奨励賞を受賞され、受賞記念講演をしていただきました。
その後、整佑会特別講演会が開催されました。まず、秋田県立医療療育センターセンター長 坂本仁先生より、「療育と整形外科」と題してご講演いただきました。日本における療育の歴史、秋田県における療育の取り組みについてお話していただきました。また、療育センターを研修した若手医師による研究成果の紹介もしていただきました。次に秋田大学医学部附属病院整形外科講師 本郷道生先生から「側弯症診療の歩みと今後の展望」と題してご講演いただきました。秋田県における側弯症治療・取り組みの変遷や外来における側弯症診療の基礎的な内容もご教授していただきました。
最後に、秋田大学整形外科大忘年会が行われました。整佑会会員に加え、関連病院院長など多数のご来賓の先生方のご出席を賜り、リハビリスタッフや病棟看護師も多くご出席いただきました。はじめに島田洋一教授からご挨拶をいただきました。AAOS travelling fellowとして秋田労災病院の加茂啓志先生、秋田厚生医療センターの木下隼人先生の両先生が受賞されました。スポーツ大賞には、東日本整災6連覇を達成した駅伝部が受賞しました。続いて1病棟8階澁谷浩子師長より1年の病棟の活動についてお話がありました。ご来賓の先生方を代表し、整佑会会長 湊昭策先生、秋田厚生医療センター 名誉院長阿部栄二先生よりご挨拶をいただきました。宮腰尚久准教授の乾杯の音頭で忘年会が開宴しました。部活動の活動報告や余興などがあり、盛大な忘年会となりました。最後には松永俊樹准教授の万歳三唱で中締めをし、忘年会の幕を閉じました。今年も多くの先生方にご協力いただき、忘年会を滞りなく進めることができました。幹事一同心から感謝しております。
来年もよりよい一年となるよう邁進してまいりますので、引き続きご指導の程よろしくお願いいたします。
ASAMI KOREA and KOA meeting 2017 (野坂光司)
10月19日ソウルで行われたASAMI KOREA and KOA meeting 2017に招待され,講演してまいりました.ASAMIはAssociation for the Study and Application of Methods of Ilizarovの略称で,今年はPr. Changhoon Jeong (Professor of Orthopaedic Surgery Bucheon St. Mary’s Hospital, The Catholic University of Korea)をChairmanとして開催されました.
私は脆弱性骨折におけるIlizarov創外固定の有用性について述べてまいりました.韓国も日本同様,Ilizarov創外固定は小児整形がメインで,大人ではごく一部の難治症例にのみ使われていることから,秋田イリザロフ法グループの『初療からIlizarov創外固定』というstrategyは非常に驚きを持って受け止められました.多くのFrame surgeonと交流できたことは非常に有意義な経験となりました.
日韓トラベリングフェロー(野坂光司)
日本足の外科学会 日韓トラベリングフェローに選出され,10月8日から韓国に行ってまいりました.島田洋一教授就任後,羊ケ丘病院の倉秀治先生にご指導いただき,柏倉剛Directorのもと,秋田足の外科グループが一丸となって業績を積み重ねてきた結果と,心から感謝しております.東北地方からは初選出とのことで,身の引き締まる思いでした.
まずはじめは釜山 Dong-A Univerisity Hospitalを訪問しました.Pr. Myoung Jin Leeの手術見学後,Inje University Busan Paik HospitalのPf. Heui-Chul Gwakをはじめとする,釜山足の外科チームのみなさんに観光に連れていっていただきました.また,KYU TEOL LEE教授(Spine,Chairman)が『秋田?秋田は脊椎で有名だ,Prof.島田は偉大なsurgeonだ』とわざわざご挨拶いただき,歓迎いただきました.
ソウルではAsan Medical Center のPf. Ho Seong Lee,Pf. Sang Gyo Seoの手術に入れていただきました.見事な人工足関節置換術でした.また,Asan Medical Centerの巨大さに驚かされました.2,715病床で手術室数は130室,迷子になりそうな大きさでした.
Korea University Guro HospitalではPf. Hak Jun Kimの手術に入れていただきました.印象的だったのは拡大L皮切からの陳旧性の踵骨骨折の骨接合術で,大胆かつ緻密な関節面の整復は,まさに腕のいい外傷医といった感じでした.また,CMTによる内反凹足の骨切りも迷いなく,外観判断で整復固定していき,第1中足骨背屈骨切り固定でスクリュー破損しましたが,動揺することなく,プレート固定に切り替えておりました.
Konkuk University HospitalではPf. Hong-Geun Jungの手術に入れていただきました.足関節の骨切りでご高名な先生でしたので,DTOO命の私としてはとても楽しみにしていた訪問先でしたが,直前に中止になったとのことで,非常に残念でした.しかし外側靭帯再建は大変印象的でした.
Seoul St. Mary’s HospitalではPf. Jae Hoon Ahnの手術に入れていただきました.鏡視下手術の大家であり,鏡視下足関節固定術は大変勉強になりました.また,韓国のお約束と言えば,すすめられた酒は必ず飲むという文化で,それまでひたすら焼酎とビールのチャンポン(いわゆるBOMB)を連日連夜いただいておりましたが,幸運にもPf. Jae Hoon Ahnはお酒が弱いとのことで,ワインのみで高級中華をいただくという,数少ない休肝日の夜となりました.
各病院でプレゼンテーションの機会をいただくことができたことは,大変貴重な経験となりました.
最後はThe 61th Annual Congress of Korean Orthopedic Association に参加し,International Fellow Presentationで発表いたしました.Pilon骨折におけるMATILDA法の有用性について発表し,多くの韓国足の外科医と議論を深めることができました.
来年は韓国から選出されたトラベリングフェローの先生を,心を込めておもてなししたいと思います.
長期に渡る出張をご許可いただきました島田洋一教授はじめ,医局のみなさまに心より御礼申し上げます.
第3回秋田大学イリザロフケアセミナー(野坂光司)
秋田大学イリザロフケアセミナーを12月2日,秋田大学本道記念講堂で開催いたしました.
島田洋一教授のご発案で始まったこのセミナーも早いもので第3回を迎えました.
秋田イリザロフ法グループの最大の特徴は,何と言っても,退院支援多職種連携,『チームイリザロフ』の集結したパワーです.
秋田県全域から,イリザロフ創外固定に関わる病院,クリニックの医師,看護師,理学療法士,さらにはショートステイ関係者や退院支援活動でお世話になることが多い,ソーシャルワーカー関連の方まで,あらゆる職種を対象に開催いたしました.
参加者は70名,今回は群馬大学から4名の先生に参加いただいたことは,大変喜ばしいことであります.秋田大学イリザロフハンズオンセミナーには,これまでも他大学からの参加はありましたが,ケアセミナーにははじめて参加いただきました.我々は『イリザロフで大切なことは全職種によるトータルケアである』ということをこれまで強調してきましたので,秋田イリザロフ法グループの核心部分をお伝えできたと思います.
秋田大学医学部附属病院 整形外科病棟 澁谷浩子師長,門間りつ子看護師を中心に,チームイリザロフスタッフが手作りで準備,運営を行い,講演の質疑応答,ディスカッションも大変に盛り上がりました.
イリザロフ創外固定の管理は看護師さんが中心である特殊性を持ちます.秋田大学医学部附属病院イリザロフチームは全国トップレベルの管理能力を持っていることは全国的にも認知されております.また,イリザロフ歩行を科学する渡邊基起先生のリハビリテーション技術は,もはやマジックです.『なぜ秋田のイリザロフはあんなに歩けるのか』がより一層明らかになったご講演でした.当院イリザロフチームがどのように感染ゼロと早期退院を達成しているのか,その極意がお伝えできたと思います.
島田洋一教授からは群馬の先生方に,イリザロフを全県で成功させるコツが,熱く伝授されました.
島田洋一教授が全国各地のご講演で強調する通り,秋田のチームイリザロフ(病棟,外来,リハビリ,退院支援多職種連携)は,非常に高い看護レベルおよび研究レベルであるだけでなく,イリザロフ創外固定患者へのあふれる愛情が素晴らしいと常々感じております.患者への愛情なくしてイリザロフ創外固定の管理に成功はありません.坂谷師長さんから澁谷師長さんへ引き継がれ,門間さんが作って下さった土台に,若手看護師のチームイリザロフがしっかりと育っていっている,非常に素晴らしい流れの中に,いま秋田イリザロフ法グループはあることに感謝しております.この流れが全県,そして全国に広まってくれれば,本当に万々歳です.
こまちリウマチセミナー(高橋靖博)
平成29年12月7日、こまちリウマチセミナーが開催されました。一般演題は、大学の岩本陽輔先生から「AORA registryからみたアバタセプトの可能性」、能代構成医療センターの伊藤博紀先生から「AORA registryにおける関節リウマチ関連上肢手術の動向」についてご講演いただきました。
特別講演は、岡山大学の西田圭一郎准教授から「関節リウマチの治療と患者立脚型評価」という演題名でご講演いただきました。講演内容は、リウマチにおける治療の歴史、患者立脚型評価からみたMTXとbDMARDSの効果、bDMARDの中止・休薬アルゴリズムとその動向、超音波の有用性などとても興味深いものでした。手術はリウマチ足とリウマチ手に関してご講演いただきました。足部は切除関節形成術と現在行っている関節温存手術に関して、手部は手指の人工関節に関して動画を交えながらわかりやすく解説していただきました。終盤はボディイメージや患者さんの心理的側面といった、社会的・心理的・精神的寛解についてご講演されました。今回のセミナーでは患者さん側に寄り添って診療に臨むことの重要性を再認識させられました。今後の診療でより意識していきたいと思います。
第52回日本脊髄障害医学会総会 in千葉(飯田純平)
平成29年11月16-17日、三井ガーデンホテル千葉において第52回日本脊髄障害医学会総会が開催されました。
松永俊樹准教授、石河紀之先生、畠山雄二先生を筆頭に、秋田厚生医療センターの木下先生、大学の工藤先生、木村先生、岩本先生、井上先生、私が発表をして参りました。ロボットリハビリから、脊髄損傷患者における急性期管理、疫学、腰椎手術例における中殿筋筋力の定量評価、治療に難渋した頸椎病変の症例、脊髄腫瘍、脊椎バイオメカニクスなどと多岐にわたる発表であり、オーラル・ポスターともに会場内の至るところで同門の知った声の発表が聞かれました。
また、ランチョンセミナーでは島田洋一教授が「3次元動作解析の臨床応用」と題し、これまで脈々と続いてきたFESグループでの研究から、現在のロボットリハ・バイオメカニクスへの変遷とこれからの展望をご講演なさいました。
シンポジウムでは宮腰尚久准教授が「骨粗鬆症性椎体骨折の病態と治療」と題し、骨粗鬆症に伴う臨床的問題点や、骨粗鬆症に伴う脊柱変形の予防やリハビリテーション、手術治療の今後の展望などにつきわかりやすくご講演いただきました。
本学会は平成31年10月30-31日、秋田キャッスルホテル・にぎわい交流館AUにおいて、島田洋一会長の元、開催予定となっております。 学会全体をさらに盛り上げるべく研究・臨床と尽力していきたいと考えております。
第8回秋田県骨粗鬆症PTH治療研究会(湯浅悠介)
11月9日、第8回秋田県骨粗鬆症PTH治療研究会が開かれました。
一般演題では竹島正晃先生が「難治性骨折に対してPTHを使用した治療経験」と題し御発表いただきました。Hoffa骨折、人工股関節周囲骨折、ステロイド長期内服症例の骨折という具体的な3症例を提示いただき、それらに対するPTHの有効性を教えていただきました。骨癒合に不利な難治性骨折への治療としてPTHを積極的に使用していくことが大切であると感じました。
特別講演では千葉大学の大鳥精司教授から「腰椎疾患の現状と今後の展望」と題して御講演いただきました。千葉大学で行われている多くの素晴らしい研究結果をわかりやすくお示しいただき、大変勉強になりました。血液という身近なものからできている多血小板血漿(PRP)を用いることで骨癒合率の上昇、骨癒合期間の短縮をもたらすこと、そしてFreeze dryという方法により長期間栄養因子を失活させることなく保存が可能であることをご教示いただきました。また、腰痛との関連性を脊柱変形、筋量、骨密度といった様々な視点から検討し、上肢・下肢筋量と腰痛が相関することもご教示いただきました。多くの患者さんが訴える「腰痛」の原因はいまだ解明されていないのが現状ですが、腰痛に関連する事象をひとつずつひも解くことで、腰痛の原因解明、適切な治療選択へつながるのだと感じました。
この度はご講演いただき誠にありがとうございました。今後、日常診療においてもリサーチマインドを忘れず、研究を行い、その結果を論文化し世界へ発信できるように頑張りたいと思います。