2018年5月19日、ビューホテルにて第67回秋田県整形外科医会が開かれました。
一般演題から7題、Young Doctors Sessionから10題の発表がありました。各発表に対して白熱した討論が繰り広げられました。最優秀演題賞は、一般演題からは能代厚生医療センター伊藤博紀先生が、Young Doctors Sessionからは町立羽後病院の益谷法光先生が受賞されました。本当におめでとうございます。
その後、教育研修講演1として、国際医療福祉大学医学部整形外科学主任教授石井賢先生より「脊椎脊髄疾患治療における合併症―出血・神経損傷・感染症の予防と対処法―」と題しご講演いただきました。椎骨動脈損傷や腸管損傷など、脊椎手術における合併症を実際の動画を用いてお示しいただき、そのピットフォールをご教示いただきました。また、脊椎手術にvirtual realityを導入した新しい技術についてもご紹介いただきました。今後より高度な手術がより安全に行えるように、医療と工学の連携が大切なのだと感じました。
教育研修講演2として、島根大学医学部整形外科学教室教授内尾祐司先生より「スポーツに伴う関節軟骨障害の病態と治療~疼痛管理と機能回復に向けて~」と題しご講演いただきました。関節軟骨障害としてOCD、骨軟骨骨折、軟骨損傷について、実際の症例を用いて具体的にお示しいただきながらご説明いただきました。また島根大学で行われている研究「自家骨から作成するScrew」についてご教示いただきました。新しいもの作成し、世に発信するためには、多くの基礎研究を行い、その一つ一つを論文化し証明していく必要があることを学びました。
本日勉強させていただいたことをしっかりと吸収し、明日からの臨床・研究に努めていきたいと思います。