投稿者「akita-u-seikei」のアーカイブ

第5回駅伝部練習会 (野坂光司)

2015.9.6一つ森公園において,今シーズン5回目の練習会が開催されました.本日は高橋靖博先生結婚式にも関わらず,結婚式出席者が4人も参加しました.当の本人も昨夜は来ると言ってましたがさすがに来ず….今回が東日本整災前の最後の練習会となりました.メンバーも決定し,いよいよ福島での決戦まで1週間となります.それぞれが力を出し切れるよう精いっぱい戦ってきたいと思います.優勝あるのみ!

 

順位 タイム 名前
1 14:36 佐々木 研
2 15:11 千馬 誠悦
3 15:53 堀内克弥
4 16:13 竹島 正晃
5 16:18 阿部 和伸
6 16:35 岩本 陽輔
7 16:54 山田 晋
8 17:11 記田大樹
9 18:03 千田耕生
10 18:21 細川真路
11 18:37 三澤敏弘
12 18:55 大江俊輝
13 19:07 池田清貴
14 19:16 西村隆輝
15 19:43 三輪哲也
16 20:20 小出健之朗
17 20:28 角田亮太
18 20:57 杉山慶暢
19 21:39 早坂慎
20 22:48 古宮喜之
21 23:46 田中裕介
22 23:57 関佳之
23 24:41 海保英治
24 25:38 林秀樹
25 28:28 渡部勝

 

第1回 AKAS Award受賞の喜び + 9月羊ケ丘だより 佐藤 千恵

先日開催されました、記念すべき第1回AKAS研究会におきまして、ASKAG youngersは、日常診療や手術の成果をまとめた発表をさせて頂きました。すべての演題で、質疑応答でも素晴らしい盛り上がりを見せ、非常に充実した内容であったと感じております。

 

私のテーマは、「大腿骨遠位骨切り術を安全に行うための大腿骨後面-膝窩動脈間距離の検討」というものでした。人工膝関節置換術で膝窩動脈損傷を経験したこともあり、対策や対応に関しては以前から興味がありました。題材を与えてくださった英知先生、いつもご指導ありがとうございます。

内容は、大腿骨遠位骨切り高位における、膝窩動脈と大腿骨後面との距離および大腿骨前後径を測定することで、骨切り時のボーンソーが動脈に接する可能性について検討したものでした。まとめると、レトラクターの保護、ボーンソーの取扱いおよび血管縫合の手技の習得が大事だという事です。私たちのような経験の少ない整形外科医だからこそ、今後トラブルシューティングの知恵と技を十分に身につけていこうと願って発表させて頂きました。拙い発表ではありましたが、ご評価頂きましたことに大変喜びを感じております。合併症対策や心得についてご教示頂きました島田教授には心より感謝申し上げます。また、“膝伸展屈曲で膝窩動脈距離に変化は見られない”という、貴重なご教示を頂きました安達先生におかれましても、この場をお借りしまして感謝申し上げます。

名誉ある第1回目の一般演題賞を頂戴しまして、身の引き締まる思いも致しました。勢いある若手がそろったグループで、同年代のメンバーと共に切磋琢磨していけたらと思っております。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

さて、9月からは、ご講演賜りました岡村健司院長の下、羊ヶ丘病院で1ヵ月の研修生活を始めました。まだ3日目ではありますが、岡村院長直々に肩診療のいろはをご指導頂いたり、外傷の執刀させて頂いたり、今まであまり見る機会のなかった倉理事長の足関節鏡手術を拝見したりと、すでに充実度120%の研修を送っています。勉強不足なことが多々ではありますが少しでも爪痕を残し、秋田の勢いや意気込みを感じてもらえるように頑張っていきたいと、静かに思っています。

スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋…。存分に楽しんで秋田へ帰ります。

 

 

以上、秋の新札幌より、ご報告申し上げます。

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第1回秋田県関節鏡・膝・スポーツ整形外科研究会を開催して (秋田大学大学院整形外科 齊藤英知)

2015年8月29日に記念すべき第1回の秋田県関節鏡・膝・スポーツ整形外科研究会( Akita Orthopedic Society for Knee, Arthroscopy, and Sports Medicine: AKAS)が開催されました。AKASの核組織として、研究、教育、臨床の実践を行っていくAkita Sports Arthroscopy Knee Groupが存在します。このASAKGでは40歳以下の中堅から若手整形外科医が中心となり、シニアドクターに助言を頂きながら、全国や世界に情報を発信していこうという気概とエネルギー満ち溢れたグループと認識しています。そのような秋田を背負う若手が中心となっていくこ第1回AKASに世界を代表するお二人の特別講師をお迎えできたことは大変幸せなことです。

特別講演は豪華2講演で、一つ目は、広島大学大学院医歯学薬保健学研究院整形外科准教授の安達伸生先生による「関節軟骨再生医療 – 現状と未来 -」、もう一つは、医療社団法人 悠仁会 羊ヶ丘病院 病院長の岡村健司先生による「肩関節鏡視下手術の実際 – 腱板、脱臼のトピックス」と題しまして、素晴らしいご講演を頂きました。この場をお借りしまして、両先生には大変お忙しい中、秋田まで来ていただきましてご講演いただいたことに感謝申し上げます。

安達伸夫先生のご講演は、いま話題の軟骨再生医療の最前線の内容でした。いよいよ秋田でも軟骨再生医療を秋田大学と中通病院で2015年8月より開始致しました。この軟骨再生技術は、膝関節外科医にとっては、夢の治療であり、待ちに待った治療法です。この方法の導入により、軟骨損傷による変形性膝関節症の治療成績が飛躍的に向上すると期待しております。懇親会では安達先生から手術におけるさまざまなTrickやpit fallなど、多くの知見を直接ご教示頂きました。明日からの診療にすぐに使える生きた知識たちです。本当に有難うございました。

岡村健司先生の肩関節の関節鏡手術件数は、数千件あり、環太平洋ナンバー1と言われております。肩関節脱臼の関節鏡手術治療や関節鏡視下腱板修復術の実際と最先端の知識と技術を提示して頂きました。我々は、ASAKGのworking groupとしてShoulder and elbow working groupを持っております。構成員は、嘉川貴之先生(市立大森病院)と大内賢太郎先生(市立横手病院)でしたが、今回さらに、杉村祐介先生(南秋田整形外科)を新たに迎え、9月末には、羊ヶ丘病院で直接、岡村健司先生よりご指導を賜ります。より高い技術と知識を吸収してきてもらい、秋田県の肩肘関節疾患で苦しまれている多くの患者さんをよくして頂きたいと考えております。

第1回秋田県関節鏡・膝・スポーツ整形外科研究会1一般演題は、ASAKGメンバーがひとり一演題キャンペーンを張り、全員がレベルの高い発表をして頂きました。塚本泰朗先生(大森病院)、赤川学先生(大学病院)、杉村祐介先生(南秋田整形)、佐藤千恵先生(大学病院)、藤井昌先生(大学病院)、大内賢太郎先生(市立横手病院)、瀬川豊人先生(町立羽後病院)、佐々木香奈先生(中通総合病院)、冨手貴教先生(北秋田市民病院)、冨岡立先生(市立横手病院)の先生がたから素晴らしい発表を頂きました。また、ミニレクチャーでは、斉藤公男先生(市立角館総合病院)から最新の動作解析、歩行解析による臨床の疑問を裏付ける発表が行われました。われわれは、この動作解析に関しては、島田洋一教授のご専門でもあり、ASAKGでもそれを活かすべく、Motion analysis working groupを立ち上げました。そのリーダーである斉藤公男先生は、大学院の博士号もその動作解析で取得しており、今後の世界レベルでの活躍が期待されます。

第1回秋田県関節鏡・膝・スポーツ整形外科研究会2第1回AKASを無事、大盛況のうちに終わることができ、まずは一安心ですが、われわれは、若い組織ですので、Keep goingの精神で、謙虚に、一歩ずつ実践を重ねて参りたいと考えております。

感謝の言葉でブログを締めくくりたいと思います。

「ありがとうございました。」

第7回秋田県骨代謝エビデンスセミナー(野坂光司)

8月27日第7回秋田県骨代謝エビデンスセミナーが開催されました。島田洋一教授のご高配により、創外固定を中心とした外傷学と外傷後遺症の最先端というコンセプトで内容が組まれました。2題の特別講演のうち、1題は秋田県におけるIlizarov創外固定の普及を中心に、私が講演させていただきました。このような機会を与えてくださいました島田教授に心より御礼申し上げます。島田教授のご就任後、教授の強力なバックアップをいただきながら、コツコツと活動を行ってきた秋田Ilizarov法グループ(Akita Ilizarov Method Group:AIMG)ですが、全国学会でのパネルディスカッション、シンポジウムの機会も数多くいただけるようになってまいりました。その際、多くの偉大な先輩たちに言われることは、『主任教授の全面的なバックアップのもと、全関連病院の治療方針を統一できるAIMGは非常に恵まれている(のでもっともっと活動を積極的にしたほうがいい)』ということです。AIMGはこれまで教授の庇護のもとに育てていただいてまいりましたので、今後はもっと積極的に臨床、研究を繰り広げていきたいと思います。幸い、関連病院のIlizarovの適応についても年々ご理解が進み、紹介症例も右肩上がりです。特に足関節周辺骨折では、骨折は簡単でも軟部の処置が難しい症例は相当数あります。リングも十分確保してありますので、お声をかけていただきたく思います。

今回お越しいただきました福島医大・竹中信之准教授は、私の尊敬する、最も創外固定に精通した第一線でご活躍の先生であります。想像を絶する難治症例の数々を巧みな話術でプレゼンいただき、あっという間の一時間でした。個人的には、現在名誉教授になられた先生たちの、お若い頃のクルガン等でのお写真が非常に印象的でした。また、松下教授の『すぐに「できないって言うな」』というお言葉は、自戒の言葉としていこうと感じました。竹中先生には今後もAIMGを末永くご指導いただければ幸いです。

第7回秋田県骨代謝エビデンスセミナー

第4回駅伝部練習会(佐々木研)

2015年8月23日,今シーズン第4回目の駅伝部練習会が開催されました.今回は祝入局,初参加の三浦隆徳先生が,高校時代陸上部時代を思わせる軽快な走りを見せてくれました.また,この日誕生日の長幡樹先生が骨折後初めて1周ですが練習会に復帰しました.おめでとう!東日本整災駅伝が近づき,メンバーも気合が入ってきています.東日本整災前に,もう一度練習会を予定しています.

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100キロマラソンをひかえる木村竜太先生

 

 

 

 

 

余裕の岩本陽輔先生 東日本は水泳に出場予定

 

 

 

 

 

 

三浦隆徳先生 高校は陸上 大学はラグビー 社会人では駅伝選手へ!?

 

 

 

 

 

 

齋藤光先生 タイムも上がってきました

順位 タイム 名前
1 14:42 佐々木 研
2 16:04 鈴木 孝之
3 16:13 岩本 陽輔
4 16:26 高橋 優気
5 16:28 成田祐一郎
6 17:13 木村 竜太
7 17:17 山田 晋
8 17:21 記田 大樹
9 17:23 齋藤 光
10 17:32 三浦 隆徳
11 17:50 米山 照幸
12 18:54 三澤 敏弘
13 19:03 関根 孝司
14 19:26 三輪 哲也
15 20:09 渋谷 達也
16 20:20 青山 聖司
17 20:36 若木 佑介
18 20:57 小出 健之朗
19 21:14 杉村 祐介 
20 21:41 府川 淳一
21 23:26 関 佳之
22 24:11:00 古宮 善之
23    
24 7:48 長幡 樹(1週)

 

秋田県腰痛セミナー 2015 ( 鈴木 真純)

 

 

 

8月21日(金)、岩手医科大学医学部整形外科学講座 准教授 村上 秀樹先生をお招きし行われました秋田県腰痛セミナー2015のご報告です。

一般演題1題目は、平鹿総合病院 櫻場 乾 先生の『掌蹠膿疱症性骨関節炎の4例』でした。自分はまだほとんど経験したことが無いのですが、他科からの頼診で時々診断の必要に迫られることのある疾患です。うち2例の詳細な経過、診断までの道筋、治療など非常に勉強になりました。特に、重要な鑑別疾患の一つとなる化膿性椎間板炎との画像的な違いに関しては、診断する上で非常にためになりました。2題目は、能代厚生医療センター 安藤 滋先生による『当科における化膿性脊椎炎、椎間板炎の調査』でした。化膿性脊椎炎・椎間板炎は、内科的な疾患を合併していることの多い高齢者の場合では特に診断・治療の選択に迷うこともある疾患であり、高齢者の特に多い秋田においては早期の診断が重要となる疾患の一つであります。この発表でも、発症時には47%の患者が他科を受診しているという結果でした。かつての、治療原則は安静と抗生剤という流れに対し、可及的早期に固定を行うという意見も多く聞かれるようになってきており、その点に関して会場が村上准教授も交えての熱いエンドレスなディベートになりかけたのには驚きました。

そして特別講演、村上秀樹准教授による『腰椎変性疾患に対するOLIF法の適応と実際』でした。OLIFはXLIFと並び、腰椎変性疾患に対する全く新しい椎体固定術であり、TLIF, PLIFといった従来の後方よりアプローチする手技比べ低侵襲で革新的な手術方法と言えます。秋田県でも近年XLIFが導入されるようになり、次いで導入されることとなる手術方法となっています。手術体位に始まり、手技・適応症例など実際の動画や画像を交えて御講演頂き非常に分かりやすく勉強になりました。その中でも特に後方除圧の要不要に関しては、今まではまだ自分の勉強不足ということもあり不明な点が多々ありましたが、一切行っていないという村上先生のお話はとても興味深いものでした。最後の質疑応答までハイレベルで、OLIFに関して余すこと無く勉強することのできるセミナーとなりました。

最後に、OLIF,XLIFともに今後の腰椎変性疾患に対して主流となる可能性の高い手技ですので、この会に限らず今後もしっかり学んでゆくべきと感じました。

 

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羊ケ丘病院 研修だより (水谷 嵩)

島田教授のご高配で7月から2カ月の間、羊ケ丘病院で研修をさせていただいております。そろそろ札幌生活も終わりですが、夏の北海道という時期的にも恵まれた2か月間を振り返りたいと思います。

 

最も長い時間過ごしたのは外来で、主に新患外来を担当していました。手術が必要な患者さんには出来るだけ早く予定を組むことができたり、なかなかよくならずいろいろな施設を回って来た人にはリハビリで積極的な治療を行うなど、選ばれる側の民間の医療施設として患者さんに出来るだけ質の高い医療を提供する お手伝い ができたのは秋田に帰っても役立つ収穫だったと思います。時間があるときは倉先生や岡村先生の外来を見学させていただき、日本でトップランカーの先生方の、疾患や治療の考え方や治療に対する姿勢などを学ぶことが出来ました。肩の診察が今まで苦手だった自分としては、肩の診察を岡村先生直々に(ご自身の肩を貸していただきました(笑))ご指導いただけたのが大変勉強になりました。

 

手術は主に倉先生の膝、足といった下肢の手術と、岡村先生の肩の関節鏡手術の助手として入らせていただきました。秋田ではなかなか見ることができない手術も多く、手術に入れる日は毎日が刺激的でした。

 

秋田大学整形外科同様に多くの部活動が盛んな羊ケ丘病院ですが、自分も河野先生の流れのまま水泳とノルディックウォーキングに参加させていただきました。(水泳は1-2回程度でしたが…)ノルディックウォーキングは岡村院長は羊ケ丘公式競技と宣言し、倉理事長は術後患者さんを集めてイベントを開催するなどかなり気合の入った活動で、夏の朝6時から病院周辺をウォーキングするのは大変気持ちがよかったです。また、英会話講座も参加し、こちらは少人数グループ制のアットホームな雰囲気でした。水泳は大会に登録、参加するほど本気度の高い活動で、小樽塩谷の海水浴場まで車で移動し遠泳の練習、そのあとにBBQというイベントにもご一緒させていただきました。まさか北海道にきて雨の中海で泳ぐ経験をすることになるとは思ってもみませんでしたが、夕方から晴れておいしいBBQを楽しむことができました。

 

倉先生には、研修中研究会発表と論文作成についてご指導いただきました。倉先生の御高配により第18回北海道下肢と足部疾患研究会で貴重な手術症例の発表の機会をいただき、大阪南医療センターの橋本淳先生の特別公演を拝聴することも出来ました。

 

今回の研修では、民間施設の先生方が患者さんに選ばれるため、信頼されるためにどのような思いで日常の診療に携わっているかを実際の目で見ることが出来たのが最も大きな収穫でした。秋田に戻っても羊ヶ丘病院で学ばせてもらったことを生かしていきたいと思います。

 

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日本足の外科学会で来ていた野坂光司先生のワークショップにお邪魔しました

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小樽塩谷で海泳ぎからのBBQ 直前まで雨の中泳いでました

岡村健司先生とリハビリスタッフの皆さん

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北海道下肢と足部疾患研究会で橋本淳先生と倉秀次先生

 

ノーザンファルコンズ 朝練習会 (市立秋田総合病院 湯浅悠介)

IMG_0385 IMG_0386 IMG_0387 IMG_03912015/8/11、AM5:30ノーザンファルコンズ朝練習会が行われました。

天候は晴れ。うってつけのテニス日和に男たちは秋田大学テニスコートへ集合。

英知先生、杉村先生、湯浅、そしてスペシャルゲストに島田崇史選手を招いて執り行われました。

 

島田洋一教授が見守ってくださる中、アップをすませ、練習試合開始。練習とは思えない白熱した試合展開となりました。

英知先生のボレー、スマッシュは経験者もまねできない切れ味と精度があり、杉村先生のストロークはさすがと言わざるを得ない安定感を感じました。そして何といってもスペシャルゲスト島田崇史選手がくりだすリターンは一級品であり、幾度となく我々のストレートを抜いていきました。

 

これからノーザンファルコンズとして朝練はもちろん定期的な練習を重ね、試合で結果を残せる部活動になるよう努力していきます。

皆様、応援のほどよろしくお願いいたします。

 

第4回野球肘研究会夏合宿 in 福島に参加して  (齊藤英知)

この度、2015.8.8(土)に福島市で行われた第4回野球肘研究会夏合宿 in 福島に参加して参りました。秋田県からは、私が座長を務めたセッションもありましたし、秋田労災病院の関展寿先生がcase discussionの発表がありました。また、Akita Sports Arthroscopy Knee Group (ASAKG)からは、市立大森病院から嘉川貴之先生、市立横手病院から大内賢太郎先生、南秋田整形外科から杉村祐介先生が参加しました。今回のテーマは、「野球肘の診断とリハビリテーション」ということで、最新の動作解析の紹介から、数多くのプロ野球選手を診療されている菅谷啓之先生、山崎哲也先生のご講演や、岩堀祐介先生、古島弘三先生、島村安則先生など野球肘領域では日本のトップが肩を並べてご講演を頂きました。また、数多くのプロ野球選手の診療にあたっているPTの先生方のさまざまな手技療法の世界も垣間見ることができ、開始9時、終了19時と長時間にわたる合宿でしたが、非常に有意義で得るものの多い時間となりました。また、懇親会でも日本のTOPの先生がたと多くのお話をすることができ、感謝しております。本会を務めていただいた、福島県立医大の大歳憲一先生、本当にありがとうございました。さて、第5回野球肘研究会夏合宿は、2016.7.23(土)に秋田市アルヴェで行われます。私が当番幹事となりました。みなさまもご参加して頂きまして、最新の野球肘や投球障害の知見を得て頂けますことを心よりお願い申しあげます。積極的なご参加を心よりお待ち申しあげます。

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日本骨粗鬆症学会主催 若手サマーセミナー2015に参加しました (益谷法光)

この度、宮腰尚久准教授の御高配により8月1日〜2日に幕張で開催された「若手サマーセミナー2015」に参加させていただきました。この会は若手研究者に向けて臨床研究のデザインや実際、論文作成のノウハウについてグループワーク形式で行うもので。慶応義塾大学の岩本潤先生を中心に沢山の先生方から臨床研究や論文投稿のコツなど幅広く丁寧にご指導いただく、貴重で濃密な二日間でした。

大学からは自分が、羽後病院から木下先生が参加し、会場となった幕張では熱中症で十数人が搬送されていたようですが、我々のグループワークもそれに負けないほどの熱気で2日間の日程を行いました。

東京大学22世紀医療センター吉村典子先生から実践的な疫学研究について貴重なお話をいただき、秋田大学で毎年行っている阿仁検診にも応用できることが多くありました。藤田保健衛生大学の鈴木敦詞先生からは論文の投稿から採択までというテーマでお話をいただきました。学会発表と論文発表の違いから実際に投稿するときに注意すべき点について、非常に参考になるお話が聞けました。そのほかにも様々な内容についてそれぞれ第一線でご活躍されている先生方から大変ためになるお話をいただき、消化不良一歩手前ではありましたが大変勉強になりました。

「臨床研究をデザインする」というグループワークでは「ビタミンD」をテーマに各グループで臨床研究をデザインするということを行いました。自分のグループでは「BP製剤で治療中の閉経後骨粗鬆症患者に対するエルデカルシトールの安全性と効果の検討」という臨床研究をデザインし、賞をいただきました。木下先生のグループも優秀賞を獲得しており、日頃からご指導いただいている成果を発揮できたと思います。

 

今回、このような貴重な会へ参加させていただきました宮腰尚久准教授、スライド添削をお忙しい中ご指導いただきました粕川雄司講師、またA-boneの諸先生方へ深く感謝を申し上げます。

またいつも一流の仕事を積極的に体験することの重要性をご指導いただいております島田洋一教授へも深く感謝いたします。