3rd KOREA-JAPAN Knee Osteotomy Symposium (塚本泰朗)

1月16日に韓国釜山で開催された3rd KOREA-JAPAN Knee Osteotomy Symposiumに参加して参りましたのでご報告致します。秋田大学からは齊藤英知先生を筆頭に、齊藤公男先生、赤川学先生、私が参加してきました。

内容は主に変形性膝関節症に対する関節温存手術である高位脛骨骨切り術(HTO)に関するもので、治療成績から合併症に至るまで、幅広く最新の知見を学ぶことができました。

秋田大学からは齊藤公男先生が『Changes of patella position and congruency of PF joint after Hybrid CWHTO』という演題名でhybridCWHTO後のPF関節への影響に関してプレゼンテーションされました。続いて、私も『Features of lower extremity alignment in early stage SONK』という題でプレゼンテーションさせてもらいました。私にとって英語でのプレゼンテーションは初めての経験でしたのでかなり緊張しましたが、なんとか無事終えることができました。

パネルディスカッションでは日本から当大学の齊藤英知先生と、兵庫医科大学の中山寛先生のお二人が選出され、韓国の先生達に混じって活発に議論されており、日本の新進気鋭のトップランナーの勢いを肌で感じることができました。

また、赤川学先生も『Association between varus thrust and lower limb alignment in OA』という題でポスター発表され、なんと日本からの演題数は秋田大学がトップという結果でした。

招待講演では木島泰明先生が留学されたフランスからDr. Philippe Hernigouと齊藤英知先生が留学先のドイツでお世話になったDr. Kristian Kleyのお二人でともに秋田大学と縁の深い先生だったこともあり、お話させていただく機会をいただけたことも大変貴重な経験になりました。

 

今回のシンポジウムでまた新たな発見がありましたので、すぐに臨床および研究に還元していきたいと思います。

kj