11月17日(木)に北秋田市内2ヵ所で転倒予防教室を、秋田労災病院と共同で開催いたしました。骨折・転倒予防に関して、全国各自治体で様々な取り組みがありますが、本企画の特徴は多職種からのアプローチです。医師、理学療法士、作業療法士、栄養士、薬剤師からグループワークを行いながら、骨折・転倒予防指導を行いました。
我々医師ブースでは、骨粗鬆症の説明とロコモチェック、ロコモ体操を行いました。ロコモの認知率は6割を超えており、徐々に周知されてきていましたが、逆に骨粗鬆症の未検査の方が多くおり、検診を含めた検査へのアクセスしやすさを検討する必要性を感じました。また80歳代の参加者の方もたくさんいらっしゃいましたが、手放しで片足立ちが出来る方もいて、その身体機能、若々しさに驚かされました。
今後医療の役割として、予防医学の必要性は拡大していくとされています。秋田大学整形外科でも骨折・転倒予防をはじめとした予防医学活動を継続してまいります。