7月28~30日,第2回裏磐梯外傷Ilizarov法セミナーが開催され,私は7月29,30日の二日間,行ってまいりました.講演者は松下隆先生,門司順一先生,大関覚先生,寺本司先生,衣笠清人先生,正田悦朗先生,渡部欣忍先生,牧野佳朗先生,最上敦彦先生,竹中信之先生,大塚和孝先生,野澤大輔先生,加藤成隆先生,髙木基之先生,私と,様々な分野から集結いたしました.最新のIlizarov,プレート,髄内釘の,手術手技のコツ,ピットフォール,豆知識など,学会とは違った情報を,ハンズオンを行いながら,実際に学べるスタイルで私自身も大変勉強になりました.同門からは益谷法光先生,湯浅悠介先生が参加し,積極的に質問し,議論に加わっていて,非常に頼もしく感じました.
大関教授の『Ilizarov法はノーベル賞に値する発見だと思います』という講演中のお言葉には,全く同感でした.Ilizarov法は,健常部を傷つけることなく,組織再生を行える魔法の技術です.Bone Transportを含む仮骨延長法を必要とする多くの患者さんを,たくさんの地域から紹介いただくようになった今,秋田Ilizarov法グループの若手も,本気でIlizarov法の習得,Microsurgeryの習得をして,新しい扉を開いてほしいと切望しております.