10月21日に行われました仙北市スポーツ振興課主催の仙北市スポーツ少年団研修会の講師を担当させていただきました。
“整形外科医の立場からのジュニアアスリートのコンディショニング”をテーマに、傷害予防×パフォーマンス向上を目指して取り入れているコンセプトとその応用について話させてもらいました。
・乳酸菌B240による免疫コンディショニング
・オスグッドやジャンパー膝に対するよく見かける間違ったストレッチ法と正しいやり方
・スタビリティー・モーターコントロール機能不全という概念とスポーツ傷害への応用
・コアと呼吸
・正しいパワーポジションの取り方
などについて話させていただきました。
実際に体幹コアをアクティベートすると動作が変わることを体験してもらうことで、体が硬い≠ストレッチということを実感し、ビックリされている指導者が多かった印象でした。
整形外科は運動器を扱う診療科ですが、機能解剖や機能運動学を学ぶ機会があまりなく、知識不足を日々の診療で痛感していました。秋田大学整形外科のスポーツ・膝・関節鏡グループ(ASAKG)でもFMS/SFMAやMSIのムーブメントというコンセプトを取り入れることでジュニアアスリートをスポーツ傷害から守りつつ、パフォーマンス向上につながるようにこれからも支援していければと思います。