昨年から始まった整形外科若手セミナーを今年も開催しました。今回は大学院3年目の飯田・岩本・高橋・長幡・湯浅の5人で年末から準備をしてきました。今年からの新しい取り組みとして整形外科の若手だけでなく、県内の各病院の研修医や5・6年生の学生にも声をかけて参加してもらいました。30人近い参加者の中、和気藹々と若手同士だからこそできるような気兼ねのない討論となり大盛況の会となりました。
島田洋一教授の挨拶に始まり4つの講演と、後半はギプス巻きのハンズオンの内容で本会を開催しました。最初に高橋先生の「単純X線のCheck point」と湯浅先生の「骨粗鬆症」についての講義をしてもらい知っている人にとっては再確認ができ、またこれから活躍する若手には明日からでもすぐに使える内容の講義でした。見逃しを防ぐための心構えや注意してみていても見逃してしまいそうな骨折について話をしてもらい、「ハッ」とさせられるような内容でした。湯浅先生は普段ちょっと悩んでしまうような骨粗鬆症薬の使用方法から各薬の注意点など二人ともウィットに富む話術と飽きさせないスライド作りでみんなを楽しませてくれた講演でした。後半2つの演題は若手ならでは普段の講演では無いような発表となりました。自分から「病棟での過ごし方」での発表と飯田先生から「学会活動のメリット」の講演をしてもらいました。およそ学術的な面からは離れるような内容でしたが笑いとともに突っ込みのような質問が飛びかいとても活発な会になりました。
その後ギプスの巻き方を各箇所に合わせて全員で手を動かしてハンズオンとして行いました。講演が盛り上がりすぎて少し時間が押してしまったためギプスは全部を教えきれなかったところもありましたが、細かいポイント、普段何を気をつけて固定しているのかなどみんなで情報を共有することができたのではないかと思います。
最初から最後までみんなが笑顔で楽しんで会が開催できました。今回のセミナーに参加してくれた多くの先生がたに感謝します。これからの診療・医師生活の参考になっていただければと思います。