第8回東北MISt研究会がH29年1月29日に仙台市で開催されました。前日の東北脊椎外科研究会に続き、本研究会では、「低侵襲」脊椎手術について熱い議論が交わされました。
側臥位での経皮的椎弓根スクリュー(PPS)刺入方法や、胸腔鏡を併用した固定術など全国から興味深い取り組みが報告されました。秋田からは水谷嵩先生が「精神疾患のある化膿性脊椎炎に経皮的S2 alar iliac screwを用いてMIS fixationを行った1例」を発表されました。
PPSを使用した固定術は、外傷、感染や転移性脊椎腫瘍、さらに変性疾患に対しても有用性が周知されており、今後さらなる高齢化社会において、必要性は増してくると考えられます。秋田県内でも低侵襲の脊椎手術で、患者さんにも、医療者にも優しい脊椎手術を行えるよう引き続き研鑽を積んでまいります。