2018年7月29日から8月2日の日程でハワイ カウアイ島にてSpine Across the Seaが開催され、宮腰尚久准教授、奥山幸一郎先生、本郷道生講師、阿部和伸先生、笠間史仁先生、私のメンバーで参加してまいりました。気温は30℃弱で秋田よりも過ごしやすい印象でした。初日は夕方のレセプションに参加、2日目から成人脊柱変形、頚椎、低侵襲手術、ニューテクノロジー、腰椎、外傷、腫瘍、骨粗鬆症、診断、合併症など幅広い分野の最新の研究を聞くことができました。秋田大学からは、宮腰准教授がシンポジウムで骨粗鬆症とサルコペニアの関連、ビタミンDの重要性について大変わかりやすくご講演されました。手術に関する演題が多い中、骨粗鬆症とサルコペニアに関する最新の知見のレビュー、ビタミンD欠乏の疫学研究、運動療法によるQOL改善効果などいずれも手術を含めた高齢者の脊椎疾患の治療に欠かせない事項について解説され、海外の先生方も熱心に聞き入っていたのが印象的でした。本学会の口演の採択率は極めて低かったようで、今回残念ながら私自身は演題が通りませんでしたが、また3年後に再チャレンジしたいと思います。