2022年7月9日(土)、第13回秋田県小児整形外科研究会がZoomによるオンラインにて開催されました。
一般演題では、小児の外傷や感染症、下肢変形、側湾症など多岐にわたるテーマで発表があり、活発な討議が行われました。私自身も「歩行可能な脳性麻痺児におけるはさみ脚変形への対応」という演題を発表させていただきましたが、幸運にも優秀演題賞を頂くことができました。この場をお借りして、ご指導いただいた先生方に深謝致します。
その後のミニレクチャーでは、秋田労災病院の関展寿先生より、「一般整形外科医にも知ってもらいたい成長期スポーツ傷害の知識」と題して講演をいただき、よく経験するスポーツ外傷から、足関節捻挫に対する靭帯再建術、膝のタナ障害(滑膜ヒダ障害)に対する手術治療についてレクチャーしていただきました。
特別講演では、千葉県こども病院の整形外科主任医長 及川泰宏先生より「こどもの化膿性関節炎・骨髄炎~発熱・痛みの診断・治療・鑑別~」のテーマで講演をいただきました。治療を遅らせてはならない化膿性関節炎・骨髄炎ですが、その診断にはPredictive factorが有用であることや、鑑別診断、治療等について解説していただきました。難治症例についてもご提示いただき、大変勉強になる講演でした。
今回学んだことを活かして、今後の小児整形外科診療に貢献できるよう精進してまいります。