8月5-6日に京都市のリーガロイヤルホテル京都で開催された第11回Japan Association of Spine surgeons with Ambition(JASA)に、工藤大輔先生、尾野祐一先生、岡本の3名が参加して参りました。
本学会は50歳以下の「Ambition」を持った脊椎外科医が激論を交わす、非常にユニークな会です。本会の醍醐味はDiscussionにあり、シンポジウム形式で4〜5名の演者が発表し終えると、会場に準備されたマイクに大人数の質問者が列を作り、五月雨のように質問をぶつけまくる、初めて参加した私にとっては少し異様な光景でした。
秋田大学からは尾野祐一先生が「神経症状を呈した骨粗鬆症性椎体骨折に対する前方支柱再建術〜前後合併手術と後方単独手術の比較〜」という演題名でご発表されました。前方手術と秋田大学が得意とするPAVRECを比較した、秋田大学らしい演題で、フロアからも尾野先生へ多くの質問が飛び交っていました。
特別講演では当番世話人である海渡貴司先生の恩師である、米延策雄先生と山本利美雄先生から、脊椎外科医としての歩みやPLIFの始まり、そして今日に至るまでの歴史についてお話を伺いました。非常に興味深く拝聴致しました。
2日目にはメーカーセッションも設けられ、非常に斬新な印象を受けました。
若輩者の私にとって、本会は刺激を受けるには十分すぎました。Ambitionを持って脊椎外科の発展に貢献できるよう精進したいと思います。