Oxford Partial Knee Instruction Courseに参加して(齊藤英知)

2015.9.5より東京で行われた上記セミナーに参加させていただきました。単顆置換型膝関節(UKA)にも数種類あるわけですが、その中でもmobile bearingタイプの人工関節、いわゆるOxford kneeと呼ばれているものです。このタイプのUKAは、1976年から臨床応用が始まり、1982年からphase 1がスタート、1987年には手術器械を改良したphase 2となり、さらに低侵襲手術用の手術器械が開発されphase 3、現在は、phase 4で、インプラントと骨の固着をセメントに頼らず、HAとポーラスコーティングで行うセメントレスタイプのインプラントが開発し、実際の臨床で使用されております。豊富な科学的根拠とそれに基づく手術技術、手術成績など多くの実績を出されている, Nuffield Department of Orthopaedic Surgery, University of Oxford Nuffield Orthopaedic Centre, Oxford のProfessor Murray先生が特別講師として来日されました。講義の内容は基本的な内容でしたが、本家本元の先生のお話をお聞きできたことは、何事にも代えがたい経験となりましたし、直接discussionさせていただき、幸せでした。この経験を、若手の整形外科の先生方に伝え、秋田県の医療レベルが少しでも向上していくことを願う次第です。最後に感謝の言葉でこのブログを締めくくりたいと思います。

「ありがとうございました。」2015-09-05 10.30.03 2015-09-05 10.34.37