東北整形災害外科学会トラベリングフェロー in 韓国 (河野哲也)

 2016/10/18から2016/10/29まで参加させていただきました、東北整形災害外科学会トラベリングフェローin韓国のご報告をさせていただきます。

今回は、過去に受賞された他大学の先生を含め、秋田大学は工藤大輔先生と私の2名、東北大学1名、新潟大学2名、山形大学1名と総勢6名での参加となりました。

10/19から10/22には、仁川にて日整会(JOA)総会にあたる、第60回韓国整形外科学会(The 60th Anniversary Congress of the Korean Orthopaedic Association)に参加しました。学会はKorean sessionとEnglish sessionに分かれEnglish sessionを中心に拝聴しましたが、どのsessionでも活発な討論がかわされ驚きました。また、今回は第60回記念大会ということで、日本の各病院から著名な先生が招かれ、Invited Lectureとして多数のご講演を拝聴することができました。また、記念セレモニーでは、仙台西多賀病院脊椎脊髄疾患研究センター長 国分正一先生より「JOAとKOA交流の歴史」についてご講演があり、その歴史は古く、かつ強いつながりを初めて知ることができました。

10/22ソウルへ移動し10/24から10/28には、Clinical attachmentとして、私はKyung Hee University Hospital at Gangdong、工藤先生はSamsung Medical Centerにて手術を中心に見学させていただきました。Kyung Hee Universtiy Hospital at Gandongは、ソウル市の東に位置する800床ほどの病院です。脊椎センターがあり、成人脊柱変形に対する手術を多く行っている病院ですが、周辺地域の外傷患者も多く受け入れる病院です。そのため手術は毎朝8時入室、毎日整形外科だけでも10例以上の手術が行われており、同年代のレジデント医師が休む間なく働いている姿が印象的でした。手術室には昼食が準備されていましたが、当たり前のようにキムチがあり、カップラーメンは辛ラーメンと、さすが韓国!という光景でした。

今回のトラベリングフェローで国内外の先生と交流を深められた事は大変貴重な財産となりました。誠にありがとうございました。

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