第45回日本整形外科スポーツ医学会(木島泰明)

現在、大阪のグランフロント大阪 ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンターでは、第45回日本整形外科スポーツ医学会が開催されています。会長は大阪市立大学大学院整形外科の中村博亮教授で、テーマは「原点からの飛躍と多様性への対応」です。
我が秋田大学整形外科からは、メイン会場でのシンポジウム「高齢者とスポーツ医学‐健康寿命延伸への寄与‐」に、本郷道生講師が「高齢者のスポーツ活動・運動療法による脊椎疾患に対する影響」というご発表をされました。また、パネルデスカッション「アキレス腱断裂の治療」では、平鹿総合病院の千田秀一先生が、「新鮮アキレス腱断裂に対する最小侵襲手術の適応」というタイトルでご発表され、そのあとの総合討論でもアスリートに対するアキレス腱断裂の治療に関して、かなり白熱した討論がなされていました。
私も秋田県体育協会の強化指定選手のメディカルチェックから得られた情報を発表するとともに、全国からの発表や講演を拝聴しております。当科の齊藤英知先生も変形性膝関節症手術とスポーツのセッションで座長を務められておりました。
本学会で得られた最新の知見を秋田でのアスリート診療に生かすとともに、引き続き秋田で得られた知見を全国や世界に発表し、東京2020に向けて、スポーツ整形外科医療の発展に寄与していきたいと思います。