第42回東北骨代謝・骨粗鬆症研究会 基礎部門優秀賞選出の喜び(東海林諒)
今年の東北骨代謝・骨粗鬆症研究会は、新型コロナウイルス感染症の全世界的な流行の影響により、Web開催されることとなり、当教室からは自分と土江先生の2題の発表がありました。
私の演題は「新しい乳癌骨転移モデルの作成」というもので、今までに報告のなかった、扱いが簡便な乳癌局所骨転移モデルを作成し、これに対してゾレドロネートを使用して、骨破壊の程度を考察した研究になります。今回この演題が基礎部門優秀賞に選出され、大変嬉しく思っています。近年、世界的な高齢化や、担癌患者の増加などを背景に、転移性骨腫瘍患者は増加し、その薬物治療の必要性は増しています。そのような背景のもと本研究を開始し、その成果が由緒ある本学会において評価されたことは至上の喜びです。
島田教授、宮腰准教授をはじめ、骨代謝グループの先生全員のご指導と、大学院生、工藤さん、実験に関わる全ての方々のご協力をいただき、教室を代表して受賞できた賞だと思います。この場を借り、改めて皆様に感謝申し上げます。今後はASBMRのPlenary Posterを受賞した先輩を目標とし、さらに研究を続け、その成果を論文として世に送り出すために今後も頑張ります。今後ともご指導何卒よろしくお願いいたします。
追伸:代表世話人の弘前大学石橋教授にも感謝いたします。