2021年3月18日から19日にかけて行われた第2回国際膝の日(2nd International Knee Day)に参加し講演して参りましたのでご報告です。このコロナに見舞われた昨今、学会や研究会の開催様式も移動の自粛に合わせてすっかりと様変わりし、このインターネット環境の発展に伴ったオンライン形式で、自宅や職場にいながら海外の最先端の情報を共有できる時代になってきました。今回は、その恩恵にあやかり(本当は主催地であるドイツのベルリンに移動し、ホテルに宿泊し、博物館巡りでもしながら講演する・・・・・)、職場から手術の合間に2時間の参加となりました。
経緯はといえば、この会議は各国の学会が協力をしていて、日本整形外科スポーツ医学会(JOSSM)もInternational Partnerとなっており、コラボレーションの一環としてJOSSMセッションが設けられ本学会に所属の先生方が参加してきました。座長は神戸大学の黒田良祐教授が務められ、講演は、金沢大学の中瀬順介先生、高知大学の池内昌弘教授、東京医科歯科大学の古賀英之教授、自分と最後に黒田良祐教授が担当しました。どの演題も素晴らしい日本を代表する内容で、世界に日本のレベルの高さとオリジナリティをアピールできたと感じました。その中でも自分の発表は、秋田大学に赴任してから10年で膝周囲こつ切り術を施行数が400膝を超えましたので、前十字靭帯損傷後の変形性膝関節症の手術療法について我々の手術成績をお話致しました。その内容については、近日中に論文になりますので、また、その時にお話することに致します。
ワクチン接種もいよいよ始まり、人の往来、交流がまた自由にできる日が早く訪れることを期待してます。
https://www.knee-day.com/program