第7回秋田県小児整形外科研究会  (益谷法光)

6月20日に第7回小児整形外科研究会が開催されました。一般演題7題と、能代厚生医療センター伊藤博紀科長から「小児ばね指に遭遇した時の対応と治療」について小講義をしていただきました。保存療法と手術療法について熱い議論が展開され、今後の治療方針や疾患に対する考え方などをもう一度見直していく機会となったと思います。

また、神奈川県立こども医療センター町田治郎教授より「当センターでの小児股関節・足部疾患に対する治療」という内容で特別講演をいただきました。股関節脱臼からペルテス病まで幅広い分野について若手の先生をはじめとして活発な議論がかわされました。小児整形外科という分野は日常の一般整形病院ではなかなか長期的に治療・診察する機会のない分野ではありますが、専門施設に紹介したのちにどのような治療がなされているのかなど、子供達の長い人生に対して真摯に取り組んでいる姿をお話しいただき個人的にも身の引き締まる思いを抱きました。

蛇足ではありますが、一般演題では私が最優秀演題賞をいただくことになりました。河野先生に続き、「不毛の学年」といわれながら二人目の受賞であります。我々の学年もそろそろ芽が出てきたのではないかと思います。

このような発表の機会を与えてくれて、渾身のご指導を賜りました坂本仁先生や遠藤理事長をはじめとする療育センタースタッフドクターの皆様と、日頃から我々若手育成のために御尽力いただいております島田洋一教授に感謝致します。

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