投稿者「akita-u-seikei」のアーカイブ

CSRS European section, 31th annual meeting in London (鈴木真純)

5/26〜5/28にかけてイギリスの大英博物館にて開催されました、国際頚椎学会ヨーロッパセクションに参加させて頂きましたのでご報告します。

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ことの始まりはある日のASG カンファランスの終了間際に、若手の海外学会への積極的参加の話題の時でした。教授の「みんなのロンドン」というお言葉とともに上記学会参加が決定しました。参加メンバーは、秋田厚生医療センターの小林孝先生、秋田大学の石川慶紀先生、木村竜太先生、そして秋田労災病院より佐藤千晶先生の5人での参加となりました。

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5/26早朝より秋田を発ちましたが、飛行機の準備遅れのため現地で同日行われましたwelcome receptionには参加することができず、翌日の本会からのスタートとなりました。会場はロンドンの大英博物館(ナイトミュージアムという映画の舞台にもなっています)の講堂のような一室とその周辺のフロアを貸し切る形で開催しておりました。形式としては、各セッションのテーマに沿ってoral presentation があり、それに対して質疑応答を行う、という流れが基本のようでした。もちろんそれだけではなく、各国の著名な先生3人が round tableというセッションでそれぞれのケースプレゼンテーションを交えた発表とディベートは(ほぼ自分は着いていけておりませんでしたが)圧巻でした。特に、「Learning from others mistakes」というテーマでは頸椎術後に陥ることのあるピットフォールと、それに対する対処を実際の症例を中心にレクチャーするというもので、まさに失敗から学ぶことの方が多いということが良く分かりました。その他印象に残ったのは術式選択の違いです。国が違えば当然と言われれば当然ですが、日本であれば椎弓形成を選択することが多いであろう症例が、当然の如く前方固定であったり、後方除圧固定適応なのかななんて思っていたら、術後写真では思い切りcorpectomyしてメッシュケージが入っている写真が出てきたりと、まだ自分の経験が浅いこともあって非常に衝撃的でした。

また学会期間中に、秋田でも御講演頂いております、鐙邦芳名誉教授にもお会いすることが出来ました。

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ここからはアカデミックな話ではありませんが、自分のイギリスのイメージとして第一に思いつくのが、「飯がまずい」ということでした。しかし実際は全くそんなことなく、定番のフィッシュアンドチップスからミートパイなどとても美味でした。また、ロンドン市内の建物も歴史的な建造物がほとんどであり、どこを歩いても飽きない素晴らしい町並みでした。海外学会恒例の観光も、ビッグベンからバッキンガム宮殿、ミュージカル、美術館など非常に充実した内容でした。

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最後に、このような学会に参加する機会を与えてくださった島田教授、宮腰准教授に改めて深く御礼申し上げます。また、引率してくださった小林孝先生、石川慶紀先生にも改めて御礼申し上げます。この学会で受けた刺激を今後に生かしてゆきたいと思います。

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第52回日本リハビリテーション医学会学術集会(佐々木研)

第52回日本リハビリテーション医学会学術集会が5月28日(木)~5月30日(土)新潟市の朱鷺(とき)メッセにおいて開催され,秋田大学からは教授のランチョンセミナーを含め10題の演題発表がありました.

 

リハ学会は整形外科あるいは医師に限らず,他科の先生やコメディカルの発表を聞くことができる貴重な機会となっています.

 

大学院生の基礎研究についての発表や,松永准教授,竹島先生の臨床的な演題については,興味深い内容で,会場での質疑も大変盛り上がっていました.

 

教授のランチョンセミナーでは,ロボットリハビリテーションの未来についてなど,非常に先進的な内容の御講演で,会場の聴衆を圧倒していました.

 

来年は京都でリハ学会が開催されます.

 

次回も秋田より多数の演題発表があることと思います.

 

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木島泰明先生 留学便り 10

2015年の3月から4月まで、フランス・パリのClinique Maussins-Nollet で研修させていただきました木島泰明です。今回は、Alexis Nogier先生の股関節鏡手術についてレポートしたいと思います。

 

研修初日はクリニックの玄関で待ち合わせ。最初の3日間はギリシャから見学に来ていたドクターと一緒。Nogier先生登場後、3階の個人秘書シャルロットさんの部屋に向かう。そこでパンとジュースを御馳走になり、自己紹介が済んだところで、地下一階の手術室に向かう。帽子やマスクなどは、アンリ・モンドール病院と同じなのでOK。靴下はそのままだが、ここでは靴は履きかえる。

 

Nogier先生の手術日は月曜日と水曜日。月曜日は1つの手術室を借りていて、主に股関節鏡手術とリヴィジョンTHAを行い、水曜日は2つの手術室を交互に使い、主にプライマリーTHAを1日6-8件行っているとのこと。スペイン人の専属の機械出しナースのミラさんがすべての手術に入ってくれるだけでなく、THAのテンプレーティングまでやって、それをNogier先生がチェックするスタイルです。

 

8時半ころに入室し、9時にはセッティング完了。月曜日には、パリの別の病院の先生が股関節鏡を学びに来ている。件数が多くない時には、近くのカフェにみんなでランチに行く。件数が多いときには秘書さんがパスタや寿司(!) のテイクアウトを運んでくれる。

 

Nogier先生の股関節鏡手術は、透視を使わず、牽引台は使うものの刺入時には牽引せずに辺縁部にまずカメラを入れるという、フランスで開発されたperipheral first approachが特徴です。カメラはストライカー、道具はスミス&ネフューがメインでした。45度くらい股関節屈曲位で、大転子と上前腸骨棘の中間あたりのソフトスポット(と言っていました、いわゆるproximal mid-anterior portalに近い位置のよう)からニードルを刺入してグリグリと大腿骨頸部を探って、関節包内まで刺入(牽引をしていないので、大腿骨頭と寛骨臼の間には入れない)。ですので、刺入方向は患者さんに対して、真横かやや遠位に向かう感じになります。Just anterior part of the femoral neckを目指し、そこから骨頭のヘリに進む感じとのことでした。潅流水ははじめから入れていました。

 

(この後、話は本格的にマニアックになります、申し訳ありません。股関節鏡手術に興味のない方は読み飛ばしてください。次回はパリから行ける小旅行のお話にします。)

 

股関節のスコピーは一度機械を抜いてしまうと、また入れるのが大変なので、ヘラを使って機械を出し入れするのですが、シェーバーから何かに入れ替えるときには、シェーバーのヘッドだけ残して(実際にはヘッドの内筒も取って外筒だけ残して)、それにガイドワイヤーを通し、そのガイドワイヤーをガイドにロッドやヘラを入れる、あるいはその逆に、ニードルが関節内に入れば、それに通してガイドワイヤーを入れた後に、そのガイドワイヤーをガイドに、シェーバーヘッドの外筒を入れてから、内筒とシャーバーの本体を付けるという方法で機械を入れ替えていました。(文章だとわかりにくいですね。)

 

関節唇の縫合はせずデブリ(切除)だけ行う場合は、カプセロトミー(関節包の切除や切開)は1cmくらいに留めるとのこと。ただし、操作に必要なら広げるとのことでした。ラブラルシスト(とおっしゃっていました-MRIで関節唇が膨化してシスト様に見える所見)の時はリペアの適応はなくリゼクションがいいだろうとのご意見でした。同様に、明らかに変性している部分の関節唇もためらいなく切除していました。

 

縫合したのに痛みが取れない患者さんもいらっしゃり、術後半年や1年でも痛みが取れない場合にはリオペして縫合した関節唇を縫合糸ごとデブリするという手術もありました。関節唇損傷で最初からデブリをしたものの、やはりスポーツ時の痛みが取れない患者さんもいらっしゃり、ダメならもう1回スコピーやるか、あとはスポーツを変えるかしかないとお話をしなければならないケースもあるようでした。

 

2ndポータルは、股関節を伸展位にして、1つ目のポータルからの鏡視をしながら作ります。2つ目のポータルは、Anterior lateral portalとPosterior lateral portalの中間くらい(つまり大転子のすぐ近位あたり)の位置からニードルを入れて、ニードルに通してガイドワイヤーを入れ、ガイドワイヤーに金属カニュラを通して穴を広げた後に、ガイドワイヤーにシェーバーヘッドの外筒を通してから、ガイドワイヤーを抜き、残したシェーバーの外筒に、内筒を付け、ついでシャーバーの本体を装着、という手順で行っていました。そしてこのままシェーバーでカプセロトミーに移ります。つまりビーバーメスでの関節包切開はしません。

 

この2つ目のポータルは、ほぼジョイントラインで刺すのがリーズナブル(つまり単純X線写真で言うと、ほぼ真っ直ぐに大腿骨頭と臼蓋の間に入るような角度でということ)とおっしゃっていました。

約1㎝径の関節包の穴を作り、操作性が確保できたら、このままシェーバーをアブレーダーに代えてCam切除に移ります。Camはメディアルにはないし、骨頭の栄養血管の損傷や術後の骨折のリスクになるのでメディアルは削らないこと、つまりAnterior synovial foldよりも内側は削らない、と注意して下さいました。反対に、外側は後上方までかなりしっかり削ります。Pincerに関しても牽引せずに明らかにPincer(というか関節唇がなくなっているような、つまり骨棘)と思われる部分はこの時点で削っていました。

 

このあとに、2つ目のポータルのアブレーダーをロッドに入れ替え、鏡視しながら徐々に患肢を牽引していき、ロッドが大腿骨頭と寛骨臼の間(いわゆるcentral part)に入るくらいになったところまでで牽引をストップし、そのままcentral partにロッドを進め、ロッドがしっかりそこに入ったら、そのロッドを通して、カメラ用の金属カニューレを入れ、その金属カニューレにカメラを入れます。これで2ndポータルからの鏡視となるのですが、僕が見慣れたいつもと同じ見え方になります。そして最初に作ったポータルからあらためてニードルを入れて関節唇の処置に移ります。

 

局所的で不安定性のない関節唇損傷はリペアではなくデブリをし、Camを前方から後方までしっかり削るのを重視されています。後方の関節唇の処置は、1つ目のポータルから鏡視して、2つ目のポータルから処置していました。

 

ディスプラジア気味の時は関節包切開を出来るだけせずに、ポータル作成時のカプセルの穴をほんの少し大きくする程度のみにするとおっしゃっていましたし、寛骨臼形成不全の患者さんに合併するCamで、明らかな関節唇損傷がない場合はCam切除だけで終了し、臼蓋側はいじらない症例もありました。でも、DysplasiaとCamの所見だけであればまず保存治療を勧め、だめならスコピーという感じのようです。いわゆるborderline dysplasiaでもCTで少しでもOAの所見があれば、スコピーではなくTHAを勧めていました。逆にFAI由来のOAのような方の場合には、少しOAの所見があっても若い人などでは、いきなりのTHAではなくスコピーをやってみてだめならTHAを検討しようというケースもあります。いずれにしてもTHAの切れ味に比べると股関節鏡での処置はすぐには症状がすっきりしない患者さんも多く、「パーフェクトじゃないけどカタストロフィックでなければ半年か1年待ってみると徐々に落ち着くケースも多い、それでもダメなら再度の画像検索かリヴィジョンスコピーを考慮する」とのことでした。

 

単純X線写真の正面像やCTのコロナールで見えるCam(いわゆるピストルグリップ変形の部分)を切除するには鏡視でもかなり外側を削るイメージ、単純X線写真のDunn view、LauensteinやCTのアキシアルで指摘できるCamが前方から前外側を削るイメージです。見た目で軟骨でない部分はアブレーダーの厚さ分くらい全部削るという感じでした。再発や痛みの取れにくさの原因はCam切除の不足が多いとのことです。この辺がとても難しいです。

 

Alexis Nogier先生は、週に1回、別の病院、というか外来だけのサテライト・クリニックで外来をしていました。外来の時は2つの診察室を使い、術後の患者さんは個人的に雇っている診察助手さんが診察したうえで、それをNogier先生が確認し、もう一つの診察室で新患の方を自ら診察するというスタイルでした。患者さんの外来や入院・手術の予約の管理はすべて秘書のシャルロットさんがやってくれます。ここではどのドクターも同じようなスタイルで、部屋だけを借りて秘書さんや助手さんを持ち寄って営業している、という感じでした。

 

その新患外来も見学させてもらったり診察させてもらったりしたのですが、股関節のローテーションで痛みが出るけど可動域制限はない、というのが関節唇損傷の典型的な所見だとおっしゃっていました。OA以外で外来を受診する患者さんのほとんどは関節唇損傷で、痛みの部位としてはやはり鼠径部痛がメインですが、後方は仙腸関節、下方は会陰部から坐骨結節のほうまで痛がる方もいらっしゃいます。関節唇損傷に関してはCamをしっかり削れればリペアでなく切除だとしても成績はいいとのことです。(もちろんリペアもされていますが。)

ただし、画像で関節唇損傷がはっきりせず、骨軟骨病変(表面の不整)のみのケースもあり、そのような所見なら軟骨片などの引っ掛かりが痛みの原因になっている事が多いので、痛みが強ければすぐに診断的スコピーを行い、デブリや遊離体除去で痛み取れることが多いとのことでした。逆に、痛み以外での可動域制限があればスコピーのコントラインディケイションともおっしゃっています。

 

外来では単純X線写真をまずじっくり見ており、たとえば明らかなBumpではなくても、インピンジするような大腿骨の位置に骨硬化があればCamの所見と話しておりました。こちらでは原因のはっきりしない股関節痛の画像診断としては、MRIよりも関節造影CTが一般的なようで、開業している放射線科医がやってくれます。患者さんはその画像を持って整形外科医(股関節外科医)を受診します。関節造影CTでちょっとでも関節唇基部に漏洩があってインピンジメントテストが陽性ならすぐに股関節鏡手術を勧めていました。家庭医みたいな先生にNSAIDsなどの保存治療はすでに受けている患者さんがほとんどだというのもあり、あまり保存治療を勧めるケースは見られませんでしたが、画像ではっきりしない場合はやはりラディオロジストに依頼して関注のブロックテスト(キシロカインテスト)をしています。ただし、CamもPincerもDysplasiaもはっきりしないごく小さい関節唇損傷では、まず保存治療を勧めていました。Nogier先生の外来にはフランス代表レベルのアスリートも受診されていました。

 

THA後に生じた前方の痛みでの腸腰筋インピンジメントと診断される患者さんもちらほらいました。腸腰筋を使うような動きで前方の痛みが出るのを診断の根拠にしていました。ストレッチなどで痛みが取れなければ、スコピックに腸腰筋腱切離を行っていました。この時は1つ目のポータルの少し遠位(いわゆるMid-anterior portalの位置)からカメラを入れ、1つ目のポータルからのRFプローブで腱切離を行っていました。つまり切離場所は小転子部ではなく、関節内なので神経・血管に注意して慎重に行う必要があります。

 

大転子部での腸脛靭帯のスナッピングに対しても鏡視下での処置を行っていました。側臥位にして、大転子の近位と遠位に切開を入れ、皮下にカメラと鉗子を刺入します。そして潅流液を流し、70度鏡を用いて外側から腸脛靭帯を見ながら、RFプローブを使って大転子上の靭帯を幅30mm 長さ50mmくらいの範囲で切除していました。成績はとてもいいそうです。Synovial chondromatosisも股関節鏡の良い適応と話していました。完全に取り切れなくても痛みはかなり改善するようです。もちろん再発のお話はしていらっしゃいました。

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Clinique Maussins-Nolletの外来診察室や手術場の風景です。リフォームしたばかりのようでとても綺麗です。キリン模様のポータブル単純X線写真の撮影機がかわいい!

 

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左上はいわゆるherniation pit。左下は前方のCamの切除部分。右上は関節造影CTでの関節唇断裂の所見と外側のCamの切除部分。右下は関節唇損傷を示唆する前方のシストです。

 

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左股関節のポータルの位置です。右上が1st ポータルを刺入したところ。股関節屈曲位です。左下は終了後。縫合部の位置でポータルの場所がわかるでしょうか。右下は牽引台です。

 

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1st ポータルからの鏡視。2nd ポータルからロッドを入れて、徐々に牽引。ロッドがcentral partに入るようになったら(右図)、ロッドに金属カニュラを通し、そこにカメラを入れれば関節軟骨と関節唇の鏡視が可能となる。

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Labral cystとのこと。このようなケースでは縫合は困難とのこと。

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大転子部でのsnapping hipの症例。側臥位で大転子直上の皮下にカメラを入れての腸脛靭帯を部分的に切除。傷が小さくて喜ばれるとのことです。

第10回Orthopaedic Trauma Courseに参加して (Orthopaedic Trauma Institute in San Francisco General Hospital見学) (佐藤千恵)

島田教授のご高配で,2015年4月29日~5月2日,サンフランシスコで開催された第10回Orthopaedic Trauma Courseに参加して参りました.

 

秋田大学からは藤井昌先生と私,また北は富良野,南は沖縄,DrだけでなくNsも参加されていて,一緒にOTIを見学しました.OTIは,島田教授のご学友でいらっしゃる長尾正人先生がお勤めの病院です.SFGHがサンフランシスコ一帯の高度救急を担っており,整形部門を請け負っているのがOTIになります.24時間スペシャリストが待機している病院です.OTIの役割として,臨床だけでなく,研究・教育もしていて,施設内にはCadaver training roomやLaboratory roomも備わっています.ちょうど留学中だった関西医大6年生の学生さん2名がEnglish Presentationをしましたが,整形外科志望でない彼らの立派なピロン骨折や臼蓋骨折の発表を聞いて,感銘を受けた反面,言いようのない焦りも生まれ,志の高い若者に触発された忘れがたい日になりました.

ERはスタッフ(だけでなく患者さんも)がたくさんいて,診察室内には銃を携行したPolice officerが同行していたりもして,日本とは違った緊張感を漂わせていました.Gunshot injuryは毎年件数変わらないようですが,全然珍しくないとの事でした.怖いですね…

Operating Roomは,いつでも手術が可能な状態の部屋が1室あり,麻酔科Drも常に1名が救急バッグを携帯していて,緊急時対応のレベルに高さに驚きました.

実は,私,見学日は体調不良で,他大学の先生方に大変ご迷惑をおかけしてしまいました.色々と気を配って頂きまして,心よりお詫びと御礼申し上げます.

 

その夜は懇親会がありました.SFGHへご留学されている日本の先生方も来て下さり,東大や名古屋市大,兵庫医大の先生方とも交流させて頂き,留学中の経験談など伺うことができました.

 

翌日からのTrauma Courseでは,10-15分の講演・講義を2時間程度した後にHands-On,の2セット,×3日間と,充実の内容です.基本的な手技や新しい知識を確かめるチャンスで,大変盛り上がっていました.

あとから聞いた話では,Hands-Onは参加証が応募券となっていて,最終日に抽選でホテル宿泊券や商品券などが当たる企画もあったようです.英語をちゃんと聞いておらず,そんなのは知らずに終わってしまいましたが….

さらに余談ですが,我々と同じ時期に安倍首相と山中教授も来桑していて,UCSFの日本人留学生を激励なさっていたようです.又聞きしただけでも,やる気がでる話でした.

 

不在の間に大変ご迷惑をおかけしました医局の先生方,スタッフの皆様には心より御礼申し上げます.

海外での貴重な経験をさせて頂き,本当にありがとうございました.

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手外科マイクロ講習会 (益谷法光)

5月9日に手外科マイクロ講習会が開催されました。

年に3回AHG講師陣の指導のもと若手整形外科医に対してラットを用いた血管縫合・マイクロサージャリーの基礎講習会を行っております。今回は中通総合病院から千馬誠悦先生・成田裕一郎先生、能代厚生医療センターから伊藤博紀先生が講師としてご参加戴きました。

講習会における目標のひとつにはラットの血管を再開通させるということにありますが、初心者の先生にはマイクロ鑷子など普段使用しない器具の扱い方やルーペを使った時の視野感覚など、教科書を読むだけでは分からないコツを懇切丁寧にご指導戴いております。講習はゴムシートを使ってマイクロ鑷子を使った縫合方法を学ぶところから始まり、糸こんにゃくを血管に見立てて血管縫合の練習をし、手羽先から血管を露出させて縫合した血管に水を通して再開通できるか、など段階的に進んでいきます。

それぞれの段階でAHG講師陣より熱いご指導を頂きながら技術的にステップアップできるようにプログラムが組まれています。今回は大学院前の若手先生に加え、雄勝中央病院から柴田暢介先生がご参加されるなど、盛況な会となりました。今後もさらに研鑽を重ね、向上心をもって取り組んで行こうと考えております。

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札幌羊ヶ丘病院整形外科研修  河野哲也

この度,島田洋一教授のご高配により,2015年5月より札幌羊ヶ丘病院にて研修をさせていただいている河野哲也です.簡単ではありますが,近況報告をさせていただきます.

 

羊ヶ丘病院は,平成24年に現在の札幌市厚別区に移転しました.倉秀治理事長,岡村健司院長を始めとし,整形外科常勤8名,病床数68床の病院です.

リハビリスタッフも50人以上おり,手術以外の患者さんも積極的にリハビリが行われています.

 

外来は専門外来を含め5診で行い,ほぼ毎日,新患再来リハビリ合わせて500名超の患者さんが受診されます.自分は主に新患外来を担当させていただき,幅広い年齢層,活動層の患者さんを診察させていただいております.

なんといっても圧巻なのは手術です.手術室は3室ですが,ほぼ毎日15件弱の手術が行われています!実際に手技もやらせていただき,肩関節鏡ではポータル作成から鏡視までやらせていただいております.また,院外の先生方も手術に来られ,先日は札幌医科大学 加谷光規先生の股関節鏡手術にも入らせていただきました.

 

部活動も充実しており,空手部,水泳部,早朝ノルディックウォーキング部,野球部,ハングル語講座,英会話講座などなど,紹介しきれないほど多くの部活動があります.自分は,水泳部,ノルディックウォーキング部に参加し.気持ちのいい汗を流しております.

 

毎日,充実した日々を送らせていただいております.一つでも多くの事を学べるよう,大事に過ごしたいと思います.

このような貴重な機会を与えてくださり,誠にありがとうございます.

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先日の病院新人歓迎会にて

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早朝ノルディックウォーキングの一コマ

2015年 阿仁運動器検診

2015年5月11日月曜日から14日木曜日,16日土曜日に北秋田市阿仁地区で運動器検診を行いました.この運動器検診は,2009年から北秋田市阿仁地区の集団検診にあわせ,筋力や姿勢とロコモティブシンドローム(ロコモ)の評価を行っています.日常生活動作や活動性と関連する握力,下肢筋力の測定,腰が曲がってくるなど姿勢の変化に関連する背筋力を測定しています.また,コンピューターと連動している器機(マウス)で立った姿勢で背中から腰をなぞり,背中の曲りや動きを評価しています.その結果を検診された方に説明し,筋力や姿勢の変化を知っていただくことでロコモの予防につなげていけるように考えています.

今年は,さらによりロコモの評価を行うためにロコモ度テストを実施しました.これは,決まった高さから両脚または片脚で立ち上がれるかどうかと,大股で2歩進んだ歩幅を身長で割った2ステップ値を評価するものです.それぞれのテスト結果は,各年代の男女別の目安が提示されており,検診を受けられた方の結果をその目安と比べながら説明しました.

5日間の検診のうち月曜日と木曜日は医学部6年次臨床配属の学生さん4名,火曜日と水曜日は医学部5年次BSLの学生さん7人にも参加いただき検診を一緒に行いました.参加いただいた学生さんは,検診にいらした方々ととても上手にコミュニケーションをとりながら,それぞれ担当していただいた測定やテストを行っていました.ご協力いただきありがとうございました.北秋田市健康福祉部の方々には,毎年検診前の準備やアンケート配布などご協力いただき感謝申し上げます.また,医局の先生方や秘書さんは,外来や手術,出張,日々の業務などお忙しい時間のなか,ご参加・ご協力いただきありがとうございました.今後も運動器検診が少しでも何かのお役に立てるように続けて行ければと思いますので,よろしくお願いいたします.

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第8回秋田県脊椎脊髄病セミナー(石川慶紀)

2015年5月15日(金),秋田ビューホテルにて第8回秋田県脊椎脊髄病セミナーが開催されました.講師の先生に,愛知厚生連江南厚生病院副院長兼脊椎脊髄センター長,金村徳相先生をお迎えし,『側方経路腰椎椎体間固定術LLIFの可能性と限界』というご講演をいただきました.

LLIFとはLateral Lumbar Interbody Fusionのことで,日本ではここ1-2年の間に普及しつつある手術です.その代表としてXLIF(Extreme Lateral Interbody Fusion),OLIF(Oblique Lumbar Interbody Fusion)などという術式が挙げられます.

特にXLIFは全国でも限られた医師と医療機関でのみ行われ,講習を受けた医師のみが行える手術で,秋田では2人の医師がこの許可を得ております.手術では側腹部に短い切開をいれ,高度の脊柱変形を矯正したり,神経を直接触らないで圧迫を解除したりすることが可能となっており,従来法と比較し,手術時間,出血量ともに大幅に低減,手術が低侵襲となりました.

金村先生は早くからこの手技を取り入れ,日本で一番はじめにXLIFを行ったトップランナーの先生として知られております.

今回のご講演では,特にそのアプローチにおける解剖学的特徴や,注意点,多くの手術症例から得られましたご経験,合併症やその対策など,多岐にわたるお話を伺うことができました.新しい知見も多く,目から鱗が落ちる思い,わずか1時間のご講演でしたが,たいへん勉強になりました.脊椎外科医以外の先生にもわかりやすい様にご配慮いただいた内容で,参加された医学部学生さんや研修医の先生,関節外科専門の先生,開業医の先生など,全ての先生方にご満足いただけた講演でした.

金村先生,お忙しい中秋田までお越しいただき,本当に有難うございました.

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木島泰明先生 留学便り9

現在、島田教授のご高配で、Alexis NOGIER先生のもと、Clinique Maussins-Nollet(パリ)で研修させて頂いている木島です(これがアップされる頃はLyonに移っていると思われます)。今回はパリのHôpital Necker-Enfants malades(ネッカー小児病院)についてご紹介致します。ここは僕が研修させて頂いたわけではなく、うちの息子が入院してお世話になった病院です。ということで、これからパリに留学される先生達も読んで下さっておりますので、子連れでパリに滞在するのに役に立ちそうな情報も含めてご報告したいと思います。(ちなみに次回はNogier先生の股関節鏡情報の予定です。)

 

我々のパリ滞在は4か月と短いものの、せっかくだからと息子の虎太郎(4歳)を、パリの日本人幼稚園に通わせています。おかげで妻にはママ友ができ、ママ友のみなさんからの情報で大変助かっています。一度、虎太郎の鼻水と咳が止まらないために、日本人セクションというのがあって日本人のドクターもいるアメリカン・ホスピタルを受診しましたが、そこの情報もママ友さん達から頂いています。そしてそこの三村先生に伺ったところ、子供の救急の際はHôpital Necker-Enfants maladesを受診するのがよいと教えて頂いていました。

そんなある夜、虎太郎がお腹が痛いと泣き始めました。以前にも同じようなことがあったものの自然におさまったために、今回も少し様子をみていたのですが、一向におさまらないどころか徐々に泣き叫ぶように痛みを訴えるまでに。フランス語に自信のない我々はためらわれながらも仕方なく、最寄りのメトロの駅付近のタクシー乗り場まで、泣く虎太郎を抱えて急ぎました。こんな時のために、AIU海外旅行保険の証書、母子手帳のフランス語訳、パスポートその他などはセットにして置いていましたので、妻にそれらを持ってもらいタクシーでネッカー病院に向かいました。タクシーの運転手さんもまっすぐ救急入口に向かってくれます。

救急に入ると受付に10人程度の患児とその家族が並んでいました。虎太郎の痛みもいくらか落ち着いたのか泣き止んでいたので、焦らずにその列に並びながら、フランス語の辞書をアイフォーンでめくり、病状説明の文章を組み立ててみる。「彼はお腹が痛い、下痢はしていないが吐いている」。内科は1時間待ち、整形は3時間待ちと書いてある。小児病院なので、小児科と子供の外傷だろう。15分位で我々の受付の番になる。言いたいことは伝わった感じだ。熱はないか、既往歴はないか、と確認されたらしい。熱はない、アレルギーの薬を飲んでいます。通じた?かな。じゃあ待ってて、と言われてから、30分も待たないうちに呼ばれ、個室(診察室、たくさんある)に案内される。

しばらく待つと英語を話せない看護師さんがまず登場。虎太郎は裸にされ身長と体重を測られた後、滞りなくバイタルを取られる。問診はフランス語の辞書に入力してもらいながら何とかクリアー。少ししたらドクターが来るからと言って行ってしまう。続いて現れたドクターは若めの女医さんで、英語のレベルも僕ぐらいでわかりやすい。母子手帳のフランス語訳を渡して、簡単な問診の後に診察。「ただの胃腸炎だと思うけど、水とか牛乳よりコーラなどを15分おきに飲ませてみて」?ん?聞き間違えか?水とかスポーツ飲料を飲ませてということだよね!?でも飲み物は持参してきていないので自販機を探しに行く。クレジットカードで買える自販機を見つけたものの、スポーツ飲料は売っていないので仕方なく虎太郎の好きなリンゴジュース(フランス語でジュ・ド・ポム)を買って戻ってみると、虎太郎は個室から中待合室みたいなところに移されコーラを飲まされている! あとで調べたところによるとフランスでは胃腸炎の際には、糖分や水分の補給と炭酸の効果(どういう効果かは不明!?)を期待して赤いコーラ(つまりライトでもゼロでもないやつ)を飲ませる(大人でも!)らしい。それを15分おきに飲んでは吐き、吐いては飲み(飲まされ)、エコーまでやって頂いた(ラディオロジストが呼ばれて検査してくれる、特に異常なしとのこと)が、腹痛は軽減したものの嘔吐はおさまらず(ですよね)、このままでは返せないので「入院して点滴ね」ということに。

小児の点滴スペシャリストみたいな看護師さん(日本でもいますよね)が現れ、採血と血管確保してくれた後に病室へ。幸い個室で、付き添いの親のためのビーチチェアみたいなベッドも1つある。とりあえず今晩は補液で様子をみて、明日、ご飯が食べられたら帰れるでしょうとのこと。しかし、翌日の朝食はチョコレート、コーンフレーク、ヨーグルト、クッキー、マドレーヌ! お粥がいいんだけど、お粥が、と言ってもあるはずもなく、とはいっても案の定、このメニューではこの状況で虎太郎も全く手が出ず、断念。ようやく昼過ぎになって水分は吐かずに摂取できるようになってきたので、昼食(というかお菓子ですよね)は我々が食べて、虎太郎が食べられるようになったことにしたところ、午後から来た別のドクターの診察を受け、夕方にようやく退院となりました。アパルトマンに帰ったら、すぐにお粥を食べさせました。

というわけで、点滴のおかげで脱水にならずに無事回復させていただき、大変お世話になりました。ちなみに料金はだいたい1500ユーロでしたが、AIUに連絡したところ、病院と直接交渉してくれて、自己負担も立て替え払いもなしですみました。やっぱり海外旅行保険は大事ですね。

ちなみにフランスでは、たとえば尿路感染を疑われた時には(実際、虎太郎もそういうことがあったのですが)、尿検査の処方箋をもらって、開業している臨床検査医のもとを受診し、検査してもらい、結果が出たらそれを持ってまた小児科医のもとを受診しなければいけません。画像検査が必要な時も、開業している放射線科医で検査してもらいます。ですので、整形外科を受診する患者さんは、放射線科で撮ってもらった画像を持って受診し、受診後にはそれをまた持って帰ります(エコー検査もエコー下の関節穿刺なども放射線科医が行います)。もちろん救急を受け付けている総合病院では画像検査も臨床検査も可能ですが。

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人生初の点滴と入院。そしてお菓子な病院食。

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Dolipraneというのがいつも出されるアセトアミノフェンの内服薬。

右は抗生剤。瓶に粉が入っていて、ここにミネラルウォーターを足してよく振り、どろどろになった液体を付属のシリンジで患児の体重の目盛りまで吸って内服させる。

右下は市販されている予防接種薬。これも処方箋をもらい薬局で買ってから、小児科などに持っていって打ってもらう。

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ルールがあってないようなパリの運転も徐々に慣れてきました。

四方から車や人が来るのでとにかく市内はゆっくりに限ります。

右上は冬の凱旋門、右下は春の凱旋門です。パリは温かい時期がおすすめです。

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ただし冬だけの限定版は、写真左上のコンコルド広場の観覧車と写真右上のエッフェル塔の上にある!アイススケート場です。写真左下はバスティーユ広場。このすぐそばにOFII(移民局)があります(写真右下)。ビジタービザで渡仏した場合はここで指定の日時に健康診断を受けて滞在許可証をもらう必要があります。結構な人数が開門前に並びます。

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パリの街中は犬の糞に要注意!(写真左上が注意の看板!?)。写真右上は、ふんじゃったところ!。写真の下段はパリのメトロ(地下鉄)です。車両によっては自動ドアではなく、駅についたら自分で取っ手を回転させて開きます。

写真6

 シャンゼリゼ通りのレオンというお店はムール貝で有名。子連れでも入りやすく、貝以外のメニューも充実しています(写真左)。オペラ地区にはラーメン屋をはじめ、本当の日本食屋さんがたくさんあります(写真右上)。でもこの地区はスリやひったくりが多いそうで要注意。僕も一度家族で歩いている最中にジプシーと呼ばれるおばさん集団に後ろから両腕をつかまれ身動きできない間に財布を取られそうになりました。

 フランスでは外食税が20%かかるので高いです。ステーキならフランスの大手スーパーMonoprixのビフテキと書いてある肉を買ってきて家で焼くのが楽だし安いです(写真右下)。

写真7

4月の後半だけ広いアパルトマン(マンション)に引っ越しました。今までの狭いアパルトマンと同じ15区ですが、セーヌ川沿いのビラケム橋とグルネル橋に挟まれたこの地区はこのようなマンションやホテルが立ち並び、タワー群と呼ばれています。広いと言っても18畳程度のワンルームですが、窓からは夕日とセーヌ川と自由の女神(隣のタワーが邪魔でエッフェル塔は見えませんが)が見え、近くには子供が遊べる公園、焼き肉店、ボーグルネルと呼ばれるショッピングセンターがあり、日本人も多く、とても住みやすいところです。予算が許せばパリ滞在はここが一番と、日本人のみなさんは口をそろえておっしゃいます。

 

写真8

ブローニュの森にある庭園と遊園地は子供に人気ですが、そこにルイヴィトン財団美術館があり(写真左上)、ノルウェーのオスローからムンクの叫びも来てました!写真右上はマカロンで有名なシャンゼリゼのラデュレというお店ですが、食事をできるスペースもあり子供も食べやすい小さいハンバーガ-もおいしいです。写真左下は日本人セクションのあるアメリカン・ホスピタル。こっちの日本人はアメホスと呼んでいます。写真右下は毎年4月の初めころに開催されるパリマラソンのスタートの場面。パリの名所をすべて回るので、世界で一番美しい42.195kmと言われています。

 

写真9

日本語のわかる歯医者さんもネット検索でヒットします。写真左上は妻が治療を受けているところ。普通の家(大きなアパルトマン)で開業しています。ここは奥さんが日本人なので通訳してくれました。写真右上はガソリンスタンド。最初に機械でクレジットカードでの支払い手続きをしてから給油するタイプとあとで店内で料金を支払うタイプがあります。写真下段はコインランドリー。けっこうあちこちにあります。こっちの洗濯機は、洗剤を入れる場所が2つと柔軟剤を入れる場所が1つあり、洗剤を入れる場所が2つあるのは、1回目の洗濯用と2回目の洗濯用だそうです。2回洗ってすすぎに入るんですね。

 

写真10

車好きの子供にはエッフェル塔近くの公園で日曜日には2ユーロでゴーカート(自分の足でこぐやつですが)ができます。トロカデロのシャイヨ―宮近くには水族館も(写真右下)。定番はパリのディズニーランド。お城がピンクで女子に人気です。パリ市内からRERという国鉄に乗って行けます。パリ市内を出発して1時間くらいはかかりますが。RERのラインAの終点で下車してください。車好きのお子様の場合はホテル・サンタフェに泊まるとホテル全体がディズニー映画の「カーズ」がテーマになっているので、とても喜びます。

 

写真11

パリは洋菓子でも有名ですが、子供の好きな白いショートケーキがなかなか手に入りません。でもYAMAZAKIがありましたのでゲットできました(写真左、住所は6, Chausse de la Muetteです)。和食を作りたいときにも日本食料品店で買うと高いので、TANG freres (陳兄弟の意)という中華系スーパーが安くて便利。13区に大きい店舗がありますが、15区の小さめの店舗でも十分。それからオペラには日本のBOOK・OFFがあります。日本語の本の売買ができます!

 

そしてパリにはRestaurant Japonaisと書いてある日本食レストランがたくさんありますが、ほとんどが中国人と思われる方々がやっているお店で、本当の日本のメニューとはちょっと違います。でも、どこのお店でも寿司と海鮮丼と焼き鳥的なものは置いていて、本当の和食屋さんよりは安く、持ち帰り(テイクアウト、フランス語ではアンポーター)できるので結構使えます。

 

以上、今回はパリ子連れ滞在お役立ち情報でした。少しでも多くの方のお役に立てれば、おるいは暇つぶしの読み物にでもなれば幸いです。次回は、整形外科医向け情報をお送りしたいと思います。

第7回Masters Fracture Forum Japanに参加して(野坂光司)

5月9~10日東京TKPガーデンシティ品川で開催された第7回Masters Fracture Forum(Course Chairmen:松下隆先生,新藤正輝先生)に講師として参加しました.今回は過去最多の242名(聴講者207名、講師・座長35名)の参加で,大変白熱した議論が繰り広げられました.

Masters Fracture Forumは,もともと海外における著名なLevel 1 Trauma CenterのOrthopaedic Trauma Specialistを対象に,世界各国より選ばれた専門医がカリフォルニアに集まり開催されている討論会です.Masters Fracture Forum Japanはこの会の日本版であり,国内から選抜したOrthopaedic Trauma Specialistが骨折治療についての高いレベルの討議を行うことによって,日本の骨折治療レベルを向上させることを目的とした会であり,この会から難症例における治療のエビデンスを発信できるようにしたいそうです.

初日の特別講演は土田芳彦先生で,海外と比較した日本の外傷治療の問題点について情熱的な語り口でお話し下さいました.2日目の特別講演は松下隆先生で,骨折治療のピットフォールとでも言うべきものを独自の視点から鋭く切り込んで下さいました.どちらも大変有意義でした.

僕の講演は2日目の最後のセッションで,松下教授,大関教授座長のもと,『皮膚トラブルを生じた足関節周辺骨折から学ぶべきこと』をテーマに,Ilizarov創外固定による治療の有用性について熱く話してきました.聴講の皆様に僕の熱い思いが伝わったことを祈っております.

外傷の議論は,やはり非常に白熱して,とても興奮します.不定期開催の会ですが,秋田大学および関連病院からも今後多くの先生が参加する価値のある研究会だと感じました.

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