第92回日本整形外科学会学術総会に参加して(東海林諒)

この度、5月9~12日の会期で、札幌医科大学山下敏彦会長のもとパシフィコ横浜で開催された第92回日本整形外科学会学術総会に参加してきました。全国から1万1千人を超える整形外科医が参加する、整形外科では最大規模の学会です。

秋田大学からは64演題が採択され、これは全国TOP5位という採択数を誇り、多くの同門の先生がご発表されました。第89回は35演題で全国11位であったことを考えますと、島田教授のもと、日々教室の力が増大していることがわかる結果となりました。

この学会では例年、学術発表の他に、野球やサッカーなどのスポーツ大会が開催されます。各予選を勝ち上がった強豪校同士が切磋琢磨し、親善を深めます。秋田大学傘下チームである、秋田ノーザンバイソンズは初代バスケットボール大会王者であり、我々バイソンズメンバーは年間を通して練習に励み、優勝を目指して練習や筋力トレーニングを積んで参りました。今大会には全国から53大学がエントリーし、過去最大級の大会となりました。

シード権を持った我々は2回戦からの登場であり、大会期間中も神奈川県野毛山自然公園のバスケットコートをレンタルし、練習に励みつつ大会に臨みました。2回戦は金沢医科大学です。初日から、島田教授を中心に多くの同門の先生のご声援をいただきました。着火が遅く、初戦から教授を冷や冷やさせることが多い我々ですが、今大会は見事な横綱相撲で28-11で勝利、続く3回戦の島根大学戦では、五十嵐選手の爆発もあり、圧倒的な力を見せながら24-8と大量点差で勝利しました。

準々決勝の大阪医科大学戦も危なげなく、エース藤井選手を温存しながら23-10で勝利。準決勝の相手、大阪市立大学は、第1回大会で決勝を戦った相手であります。序盤は相手のタフショットが決まり、一進一退の展開が続きましたが、塚本選手のディフェンスと宮腰准教授の声援を契機に徐々に差を広げ、終わってみれば24-14と差をつけて決勝進出を果たしました。

決勝の相手である慶應義塾大学は国体選手を要するチームであり、我々バイソンズとは幾度となくぶつかり合ってきた強敵です。我々もこの日この時のために1年間を通してトレーニングしてきたという思いでぶつかりました。序盤赤川選手のシュートが決まり、順調な滑り出しを決めたバイソンズですが、開始1分で藤井選手の右下腿に異変が生じてしまいます。直後は食らいついていきましたが、タイムアウトを取れない3×3では立て直しがなかなかできず、中盤からはじわじわと点差をつけられていきます。終盤までチームの立て直しが出来なかった我々は、16-22で準優勝という結果に終わってしまいました。

試合には島田教授、宮腰准教授をはじめとしてたくさんの同門の先生方が応援に駆けつけてくださり、また、秋田にいる同門の先生方からもたくさんの激励メールをいただきました。また、学会前も練習のため不在や当番の交代をお願いすることも多く、各病院の先生方に多大なご迷惑をおかけしました。優勝を目指していた我々としては非常に残念な結果ではありますが、結果を真摯に受け止め、今後も邁進していきたいと考えております。多くの先生方に支えられ我々の活動が継続できているのだと実感しています。この場をかりて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

今後も御指導・御協力お願いいたします。