2020年1月16日木曜日、秋田キャッスルホテルにて第1回となるAKITA PTH Conferenceが開催されました。1月では珍しくほとんど雪のない比較的暖かい日でした。
秋田大学整形外科では、PTHの骨に対する効果についての基礎的な研究とPTH製剤であるテリパラチドの臨床における研究を行ってきました。特別講演1は、秋田大学大学院医学系研究科 整形外科学講座 准教授 宮腰尚久先生より、「秋田の骨粗鬆症治療とテリパラチドの基礎と臨床」と題して御講演いただきました。これまで行ってきた骨粗鬆症モデル動物に対するPTH間欠投与の効果や、骨切りなどの様々な動物実験モデルにおけるPTHの骨癒合に対する効果など、さらにはテリパラチドの臨床における効果について詳細にお話し頂きました。秋田でのこれまでの取り組みについて、系統だて大変わかりやすく御講演頂きました。今後ともご指導頂きますようお願い致します。
特別講演2は、東邦大学医療センター大森病院 整形外科 主任教授 高橋 寛先生より「脊椎骨粗鬆症に対する薬物治療と手術療法」と題して御講演いただきました。テリパラチドの骨代謝と骨粗鬆症に対する効果についてわかりやすくお話し頂きました。また、骨粗鬆症を有する脊椎患者さんに対する手術治療の工夫や日ごろの治療における注意点などもお話し頂き、今後の臨床・手術に役立つ有意義な御講演でした。秋田で御講演頂き、誠にありがとうございました。