AORA セミナー 2015 (宮本誠也)

平成27年7月10日にAORA祭り(AORAセミナー)が開催されました.平成22年7月に,地域格差のない標準医療を目的として設立され5年という節目を飾る盛大な会でした.平日にもかかわらず,参加者が140名以上とこれまでの研究会の常識を覆し伝説をつくりました.

冒頭の目玉はとして準備したのが,真っ赤な法被です.島田教授から,「伝説作りに必要なサプライズ」=「気合の入った赤の法被(はっぴ)」であろうとの一言.専門の業者さんと色,形,デザインを検討しました.学会発表準備よりも時間と頭を使いました.教授と二人で登場した時の会場の雰囲気は,二度と経験できない(?)体験でした.

一般演題1は,中通総合病院の看護師・熊谷久美子さんから総合病院における看護師の役割について,一般演題2は,同病院の検査技師・佐々木由香さんから関節超音波の導入についての発表でした.

特別公演1では,谷村一秀院長(北海道内科リウマチ科病院)に「RA診療における関節エコー検査の有用性」について,基礎から応用までご講演いただきました.引き続き特別公演2では,前日本リウマチ学会理事長の小池隆夫北大名誉教授から「リウマチ診療−過去・現在・未来−」と題してご講演いただき,<関節の腫脹>をいかに評価するかが重要であることを学びました.

AORAの活動を振り返ると,たった5年間で周囲に追いつき,もうすぐ追い越せるところまできました.小池名誉教授からいただいた,「秋田のRA患者さんたちは本当に幸福だ」を心の糧に活動を続けます.

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