第42回 日本肩関節学会に参加して(市立大森病院 嘉川 貴之)

2015年10月9日~10日の二日間,仙台にて日本肩関節学会が開催されました.市立横手病院の大内先生と共に,前日夜に開かれた「肩関節鏡手術セミナー」と併せて参加してきました.
「肩関節鏡セミナー」では,以前函館五稜郭病院に在籍,今開業された永澤 雷太先生と東京医科歯科大学の二村 昭元先生のレクチャーを拝聴いたしました.特に二村先生には解剖学的な最新の知見を御講義いただき,目から鱗でした.
翌日からの学会では,かなり濃密な時間を過ごせました.今までは学会場に一日中とどまっているということがなかった自分ですが,今回は臨床や今後の研究で行かせる何かを見つけて帰ろうと集中していました.永澤雷太先生が「学会は自分の立ち位置を知る場所」と仰っていましたが,その言葉通り,自分の立ち位置も再認識し,やる気がわきました.
その夜は,前週にお世話になった岡村先生はじめ羊が丘病院の皆さんと夕食をともにしました.大内先生は僕の前では肩痛い,荷物持ってなどと言いますが,岡村先生の前では痛くないっすと言い張っていて,今後彼が肩が痛くて投球できないと言っても優しくしないでおこうと決意しました.
2日間かなりみっちりと肩について勉強したと思います.あまりに勉強したためか自宅に帰ってから訳もなく嘔吐しました.知恵熱は出ていませんでしたが,知恵嘔吐だと思います.
今回学んだことは11月8日のASAKGのミーティングで皆様にお伝えできるかと思います.まずは手術をしっかりと,そして来年は学会発表できるよう,今後ともご指導の程よろしくお願い致します.

肩1

肩2